子どもの行動を理解するための考え方

子どもの行動を理解するための考え方

お子さんとのコミュニケーションを豊かにする方法の一つとして、前回前々回ではインリアル・アプローチについてご紹介しました。そこでは、大人の基本姿勢として"観察すること"が大事なことの一つでした。

今回は、子どもを観察し、理解するために、"行動分析"という方法の一部を簡単にご紹介したいと思います。

生活の中でお子さんの行動に困ったことはありませんか?

例えば...

何でもゴミ箱に入れる、お友達の髪を引っ張る、道路で寝転がって立たない

これらの行動は、できればしないで欲しいと思うものですね。「止めて」と言っても止めないこともあり、大人の側からすると"困った行動"です。

そのような"困った行動"について相談された時、すぐに解決する対応策を求められることが多くあります。でも、お子さんの側からすると、何かしら意図があるはず。それを見極めなくては対応策は出てきません。ですから、このようにして一緒に考えていきます。

大人が困っていると感じているということは、行動が1回きりではなく何度も繰り返されているという前提で、まずは、困っている行動が何なのかをはっきりさせます。次に、その行動の直前にはどのような状況だったのかを思い出してみます。最後に、行動の直後にはどのような状況になったのかを確認します。

行動と状況

では、具体的に見ていきましょう。

床に物を落としてばかりいるお子さんがいて、ママは困っています。

直前
ママが洗濯物干している時
行動
床に物を落とす
直後
ママが「危ない!ダメよ」と言い、そばに来る

一人で遊んでいてつまらなくなったのでしょうか、床に物を落としたら、ママがやってきてくれました。ママが干しに戻ると、またすぐに落とします。この場合、ママの注目を得たり、構ってもらえたりしたことで、物を落とす行動が続いています。一方で、ママの気持ちとしては、「怒っても、止めない」と思っているかもしれませんが...

では、次の場合はどうでしょうか?

直前
ママが洗濯物干している時
行動
床に物を落とす
直後
落とした音が響いている(ママは何も言わず、洗濯物を干している)

この場合は、ママの対応に関係なく、落としたときに聞こえる音が楽しくて続いていると考えられます。

"困った行動"には、行動それ自体を楽しんでいることもあれば、行動の後の大人の反応が影響して増えていることもあるのです。それによって対応は変わってきます。落とした時の音を楽しんでいる場合には、危なくないもので音を楽しめるおもちゃを用意する、ということが考えられるでしょう。ママに構って欲しい場合には、物を落とす前から声をかけていく(「〇〇ちゃん、一人で遊んでいるね」「ママお洋服を干しているよ、待っててね」)、近くで遊ばせる、一緒に干す、「ママ遊んで、なんだね」と正しい言い方を伝える、等が考えられるでしょうか。

実は、"困った行動"がお子さんにとってのコミュニケーション手段であることがあり、そのことに気付くことができ、教えて好ましい行動に置き換えていくことで、"困った行動"が減っていくのです。

ちなみに、大人からすると好ましい行動も同じように考えることができます。ママが洗濯物を干している時に、おもちゃを見せに行くと、ママが「〇〇だね!ママに見せてくれたの。ありがとう」と言うと、何度も何度も見せに来る、というような場合です。あまりに回数が多くなってくると、ママはまた"困った"と感じてしまうかもしれませんが...

いかがでしたか?コミュニケーションを育てたり、豊かにしたりする際に、行動の前後に注目する考え方をご紹介しました。ぜひ日々の生活に役立てていただけたら、と思います。様々な行動への具体的な対応方法については、また改めてご紹介していく予定です。

斑目雅美先生

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この記事を書いた専門家

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