【助産師が教える】3~4ヶ月で母乳が出なくなったと感じても自己判断はNG

3~4ヶ月で母乳が止まったと感じるママが少なくありません。
しかし、実際は止まっておらず「母乳不足だと感じているだけ」のこともあります。

なぜ3~4ヶ月で母乳不足を感じることがあるのか、また、ほんとうに母乳不足なのかどうかを判断する目安についてまとめました。

母乳が止まったと感じるきっかけ


「3ヶ月で母乳が止まったのでミルクにしました」
「母乳が枯れてしまったので、もう飲ませていません」
というママの声を聞くことがあります。

「母乳が止まったと感じるのは、どのような理由からですか?」と尋ねると、「おっぱいが張らなくなったから」「ポタポタ出なくなったから」とお答えになることが少なくありません。

このように、ママが母乳不足だと感じて不安になるのは、「母乳についての正しい情報が不足している」ことも原因のひとつなのではないのではないかと私は考えます。

たとえば、「30分以上おっぱいを吸い続けるのは、母乳不足」「乳房の張りがなくなったのは母乳分泌が減ってきたから」「授乳間隔が短いのは、母乳不足だから」という情報は、実は正しくありません。

そのような情報を信じてしまい、実際は母乳育児がうまくいっているのにも関わらず、「母乳が足りない」と勘違いしてミルク育児になってしまうのは、本当にもったいないと思うのです。

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なぜ、3~4ヶ月でおっぱいが張らなくなるの?


その理由はカンタン。

赤ちゃんが生まれて間もないころは、ママの身体は「かわいいわが子にたくさん飲んでほしいから、ちょっと多めにおっぱいを作っておこう」と考えます。
そのために母乳は生産過剰状態になっています。
産後しばらくの間、おっぱいがパンパンに張るのはそのためです。

しかし、母乳はただのお水ではありません。
鉄分・たんぱく質・ビタミン・カルシウム・ミネラルが豊富に含まれた栄養たっぷりのお水です。
つまり、ママの体にも必要な栄養です。

そのために、ママの身体は「赤ちゃんに必要な量は母乳を生産したいけれど、作りすぎないようにしよう」と調整するようになります。

「わが子に必要な母乳生産量」をママの体が把握するのが生後3~4ヶ月の時期のため、このじきにおっぱいが張ることがなくなっていくのです。

母乳不足かどうかを判断する目安


しかし、なかには本当に母乳不足になっているケースもあります。

判断の目安について、以下のようにまとめてみました。

成長を見守ってOKな子

  • 手足をよく動かしている
  • 皮ふに張りがある
  • よく笑う
  • 1日に6回以上のおしっこが出ている
  • おしっこがサラサラしている
  • 体重増加がゆっくりでも、確実に増加している
  • 細かい粒が混ざったうんちをしている

小児科医や助産師へ相談したほうがよい子

  • 皮膚がカサカサして、張りがない
  • 活気がなくじっとしている
  • おしっこがあまりでない
  • おしっこの色が濃い黄色か、もしくはレンガ色をしている
  • 体重増加が安定せず、減ることがある
  • 3日以上ウンチが出ないことが続く
  • 機嫌が悪くよく泣いている

母乳育児で育っているお子さんは、母子健康手帳に記載されている成長曲線の一番下の線に沿うくらい体重増加ペースが緩やかなこともあります。
また、パパとママが小柄な体格の場合も、パパとママのDNAに合わせるかのようにゆっくり体重が増えることもあります。

体重の増加だけでは、実際に母乳不足かどうかの判断ができない場合もあるのです。

本当に母乳不足かどうかの判断に迷ったときには、自己判断で粉ミルクを増やしていく前に、母乳育児に理解のある小児科医や助産師へ相談することをおすすめします。

参考:母乳育児支援スタンダード 著者 瀬尾智子ら  医学書院
これでナットク母乳育児 水野克己監修 へるす出版
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