昔話を楽しむ秘訣

昔話を楽しむ秘訣

昔話を楽しむ秘訣

昔話というと、どんな思い出がありますか。桃太郎、さるかに合戦、かぐや姫などなど。子どもの頃、お母さんにお話してもらった、絵本を読んでもらった、もしくはお父さんやおじいさんおばあさんからお話してもらったかもしれないですね。テレビでやっていた、日本昔話を思い出す方もいらっしゃるかもしれません。本で読んだことがない人でも、日本人であればだいたいのあらすじを知っているという物語は、昔話というジャンル以外にはなかなかないのではないでしょうか。

以前、絵本の選び方で、成人式を迎えた絵本、という基準をご紹介しましたが、昔話は20年どころではない昔から、たくさんの人に語り継がれた、おもしろさ太鼓判の物語です。子ども達にとって、昔話はわかりやすく、心にすんなり入ってくる展開が魅力のひとつです。よくあるのが、3回くらい同じパターンが続く展開。

たとえば桃太郎だといぬ、さる、きじが順番にきび団子をもらいに来たり、3匹のこぶたでは、兄弟がそれぞれ建てた家に順にオオカミがやってきたり。同じようなやり取りが続くことは、子どもにとっては安心してお話に入り込め、かつ飽きのこない程度に物語が先に進むことで、エピソードが印象的になります。

また、優しく真面目に暮らせば幸せになる、悪いことをした者は懲らしめられるなど、これからの生き方の模範となり反面教師となってくれます。もちろん大人になるにつれて、そう単純にはいかない物事ばかりになりますが、それはまた人生の応用編です。昔の人が語り継いだ物語にはたくさんの知恵、教訓が詰まっていて、人間の営みの基本となる感覚を養うことが出来るのではないかと思います。

そして、昔話は、あたたかい、おもしろいだけのお話はなく、ちょっぴり怖いものや、大人から見ると残酷と感じるようなものもあります。むしろ、ある側面からみると、「悪」の存在感の方が強いかもしれません。そしてそれも、昔話の魅力のような気がします。「怖いもの見たさ」という言葉通り、こんなにも明らさまな「悪」は身近にない分、どきどきする感情体験が味わえ、この先どうなるのだろうという好奇心がより芽生えるのではないでしょうか。

よくあるご質問の中に、残酷だと思う表現をそのまま読んで良いのか、というものがありますが、もちろん、表記のままを読んであげて良いのです。なぜなら、考え抜かれて作られた絵本にはその言葉ひとつひとつに選ばれた意味があり、怖いと思う体験を、現実の中ではなくお母さんの腕の中という、安心できる環境のもと、味わえることに意味があるからです。お話のあと、親子で「怖かったね」とその恐怖を共有したり、「悪いたぬきだったね」と話し合ったり、子どもの様子に合わせて読み手も素直に感情を伝え合うことが、大切だと思います。

情緒は、対の感情を体験する中で培われると言われています。たくさんの愛情を受け、お母さんとの信頼関係が結ばれた上で、負の感情、恐怖の体験などを味わうというのはまさに、情緒を育む対の感情体験です。大人になっていくまでに、様々な心の体験を重ねていくことができるのは、絵本の大きな魅力のひとつです。

大人から見ると、絵を地味に感じたり、物語も古いものと感じるかもしれませんが、ぜひ一度、お子さんに読んであげてみてください。きっと、じっと聞き入って、繰り返し読んでと言われることでしょう。

今回は、いくつかの昔話絵本をご紹介します。あまりに有名な「ももたろう」については、他にもたくさんお伝えしたいことがありますので、また別のコラムでご紹介しますね。

かにむかし

だいくとおにろく

さんまいのおふだ

平松祐美子先生

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