イベントとしての読み聞かせ、家庭での読み聞かせ

イベントとしての読み聞かせ、家庭での読み聞かせ

「絵本の読み聞かせ」は、さまざまな場所で行われています。例えば一番身近なところでは図書館や児童館、本屋さんなどで定期的に、幼稚園や保育園、小学校、中学校でも、保護者の方がボランティアで絵本の読み聞かせをするなどの時間を設けているところも増えています。そういったところでの読み聞かせは、家庭とはまた違った楽しみがありますね。いろいろな人と同じ絵本を共有するので、反応がさまざまだったり、その時居合わせた面々によって雰囲気が全く違うものになったり。読む人も慣れた人が多く、みんなに聞こえるような発声や本の見せ方など、たくさんの工夫が凝らされています。

最近では、音楽や効果音が入るものや、読み聞かせの後に物語と同じおやつを作って食べたりするものもあり、まさにエンターテイメントです!親子で楽しめるものが多いので、大型連休などでも、よく大きな会場で催しが行われています。

こういったイベントでは、特別な環境の中、いつも以上に絵本に惹きつけられたり、集団保育や学校の中でなら定期的に、希望の有無にかかわらず読み聞かせをしてもらうので、それが絵本に親しむきっかけとなることもあり、そういった機会がますます増えていくことを願っています。著者も、小学校4年生のとき、一時間目の前に必ず担任の先生が読み聞かせをしてくれて、それがとても楽しみだったことや、「エルマーとりゅう」は毎日少しずつ話が進むので先が気になって仕方なかったこと、ことば遊びの一節は今でも空で言うことができる程繰り返し唱えたことなど、良い思い出として心に残っています。

多勢を対象とした読み聞かせでは、やはり絵本の選び方も、必然的に絵が見やすいものや、わかりやすい内容であることが求められます。読み方、持ち方なども大切です。特別なイベントとして楽しむ絵本の読み聞かせではなく、家庭だからこそ楽しめることもあるということを、ここではご紹介していきたいと思います。

読み方は自由です!

絵本の見せ方に決まりはありません。横になって読んでも、膝に座らせて読んでも、向かい合って見せてあげても何でも良いです。月齢が小さいうちは、お母さんのお顔が見えて、絵本はお顔から20センチくらいが、一番絵を見やすいのでその点に配慮すると良いですよ。視力の問題と、お母さんの表情や反応を通して社会を見ているので、絵本を読むお母さんのお顔も、実はよーく見ています。

できれば、温もりを伝えられる体勢がおすすめです。集団では味わえない、触れ合い・温もりが親子の間にあることで、物語を二人で共有している感覚が強まり、絵本の時間がより嬉しいものになりますよ。

絵の細部が楽しめること

集団への読み聞かせと違うのは、細かい絵も楽しめることです。絵本は、絵の中にたくさんのことが描かれていて、子ども達は、「絵を読んでいる」と言われます。たとえば、私の大好きな一冊

ブルーベリーもりでのプッテのぼうけん

絵が繊細で、細々したところも美しい。隅々までじっくり見たい一冊です。

14ひきのひっこし

おなじみの14ひきシリーズ。クイズのように、◯◯しているのはだれ?と問いかけられるので、親子で探し合うのも楽しいです。一匹一匹の個性や14ひきの暮らしなど、物語を追うだけではない親しみ方ができるのも、シリーズの魅力です。

内容が子どもに合わせられること

どんな内容を読むのももちろん自由で、その子その子に合わせられます。たとえば乗り物好きな子だったら、乗り物に関する絵本をどんどん読んであげたら良いし、繰り返し同じ絵本を、というリクエストにも答えられます。

よく、さまざまなジャンルを読みましょうということも言われますが、私はその子が好きな分野が明確にあるのであれば、それを突き詰めていったら良いのではないかと思います。ひとつのものを深めるうちに裾野が広がり、気付くとさまざまなものにつながっていくので、そのうち違う分野についての興味も沸いてくるものだと思います。

また、対象年齢は、絵本に出会うタイミングによって実年齢とかなり隔たりがあることがあります。生まれたばかりの頃から読み聞かせを続けていると、0歳のうちでも大きい子向けの絵本が楽しめることもあるし、小学生でももし絵本に触れ合う機会がこれまでなければ、赤ちゃん絵本から始めた方が良いこともあります。その子の様子を見ながら、月齢や年齢だけでは計れない好みや変化を、まずはお母さんがキャッチしてあげてほしいと思います。

家庭の中で絵本を好きになっていき、自分から絵本のイベントに出掛けたい!と言ってくれる子が、たくさん増えたら嬉しいなあと思っています。

平松祐美子先生

注目記事

成功する産後ダイエットはいつから?授乳中に無理なく痩せる方法3選!

妊娠中についてしまった脂肪、出産後はできるだけ早く落としたいけど、母体への負担や、母乳への影響が心配。産後ママでも無理なくできるダイエット方法をご紹介。

賢いママは知っている? 妊活中から産後までにやっておきたいお金の準備まとめ

妊活・妊娠・出産…いったいお金はいくらかかってどう準備したらいいの?そんなお金の話をチェック!

気に入ったらシェア

 

この記事を書いた専門家

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

赤ちゃんの部屋をフォロー