ほうっておいていいの?子どものいびき

ほうっておいていいの?子どものいびき

歯ぎしり

子どもがグーグーといびきをかきながら眠っていると、今日は遊び疲れたかな、なんてほほえましく思えたりしますが、なかには少し注意が必要ないびきがあります。

大人の人、特に太り気味の人などで毎晩大きないびきをかく人の中に、寝ている途中に何度も呼吸が止まってしまう「睡眠時無呼吸症候群」の方がいることは、ご存知の方が多いかと思いますが、いびきをかく子どもの中にも、寝ている間に呼吸障害をおこしている子がいます。

いびきというのは、寝ている間にのど(気道)がせまくなることから音が出るのですが、様々な原因で、慢性的に睡眠中の気道がせまくなっていることがあります。寝ている間に呼吸がし辛い状態が続くと、つねに寝不足の状態になってしまうことから、日中も眠そうにしていたり、朝起きられない、勉強や遊びに集中できないなどの症状が出てきます。

2?6歳でのひどいいびきと、学童期になってからの成績には関連があることがわかっています。アメリカの研究では、小学1年生の成績下位10%の子の中の約20%が、睡眠中にうまく呼吸ができていなかったことが判明し、睡眠中の呼吸を改善することで成績が飛躍的に伸びたと報告されています。

睡眠中の呼吸障害が長期化すると、睡眠中に分泌される成長ホルモンが少なくなってしまうことから、低身長などをひきおこすこともあります。乳幼児突然死症候群との関連も指摘されていますので、たかがいびきと思わずに、気になる症状がある場合には早めに対処してあげることが大切です。

子どもの睡眠時呼吸障害やいびきの原因として最も多いのが、口蓋扁桃やアデノイド(咽頭扁桃)の肥大です。
耳鼻科や小児科の検診などで「のどの『へんとう』が大き目ですね」と言われたことのある子も多いのではないかと思います。

咽頭扁桃は3~6歳、口蓋扁桃は5~7歳で最も大きくなり、その後次第に小さくなっていきますので、扁桃が大きいからといってすぐに切ることは最近はなくなりましたが、呼吸障害の程度によっては、扁桃の手術をすすめられる場合もあります。

副鼻腔炎・鼻中隔湾曲症・アレルギー性鼻炎など鼻に原因があるいびきも多く、原因疾患の治療をすることで改善することができます。

あごの形に原因があって、気道がせまくなっている場合もあります。上あごの幅が狭いことが原因の場合には、お口の中に装置をいれて上あごの幅を広げることで、呼吸しやすくすることができます。お父さん、お母さん、親戚の方の中に「睡眠時無呼吸症候群」と診断された方がいる場合は、あごの形が似ている場合があるので、注意が必要です。

同じリズムで息を吸うときだけにいびきをかいている場合は心配ないことが多いですが、大きないびきをかいていると思ったら急に止まったり、またふいに大きな音で「ガッ」と始まったりするような場合や、毎晩いびきをかいていて、昼間眠そうにしているような場合には、一度小児歯科や耳鼻咽喉科、睡眠障害の専門医に相談してみてくだい。

どんなふうにいびきをかいているか、が診断の参考になりますので、寝ている間の動画を撮っておいて診察のときに見てもらうのがおすすめです。息をしたときに胸がぺこんとへこむような呼吸になることも、子どもの睡眠時呼吸障害の特徴ですので、動画撮影の際には、胸のあたりまでうつるようにするとよいでしょう。

今村由紀先生

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