「赤ちゃんことば」のお話

「赤ちゃんことば」のお話

赤ちゃんは生後2か月くらいから「うーうー」とか「あー」とか、「喃語(なんご)」とよばれる声を出すようになります。1歳を過ぎてくると、少しずつ意味のある言葉も出るようになって、赤ちゃんとのお話はとても楽しくなります。とは言っても、もちろんいきなり大人と同じように話せるわけではないので、最初は「赤ちゃんことば」でのおしゃべりになることが多いでしょう。

「赤ちゃんことば」とよばれるものには、大きくわけて2種類あります。ひとつは、犬のことを「ワンワン」、猫のことを「ニャンニャン」のように、子どもが発音しやすいことばであらわすもの。

もうひとつは、「テレビ」が「テエビ」になったり、「おみず」が「おみじゅ」になったり、発音の難しい音がほかの音におきかわったりする「幼児音」とよばれるものです。今回は、歯や口が関係する可能性のある「幼児音」についてのお話です。

  • 「あさごはんなにたべたの?」
  • 「あかちゃな!」
  • 「あー おさかなね。」

小さい子のおしゃべりのしかたはとってもかわいくてほほえましいものですが、3歳を過ぎるころになると「いつまでも赤ちゃんことばが治らないのだけど大丈夫かな」と、心配になってくるママも多いようです。

一般的に4~5歳くらいまでは、このような「幼児音」が続く時期と言われています。発音がちょっと難しいサ行がタ行に置き換わって「シマウマ」が「チマウマ」になったり、いくつか音が抜けて「アンパンマン」が「アパマン」になったり、音の順番が入れ替わって「バタコさん」が「バコタさん」になったりしますが、発音の機能が未熟なためにおこる「未熟構音」とよばれるもので、正常な成長の過程なので心配ありません。小学校低学年くらいまでに自然に治っていくことがほとんどです。

でも、中には歯や口の状態が発音に影響を与えている場合があります。

べろの下についているスジ(舌小帯)が短いと、べろの動きが制限されてしまうため、タ行、サ行、ラ行の発音がうまくできなくなったり、いわゆる「滑舌が悪い」といわれるしゃべりかたになることがあります。舌小帯短縮症について赤ちゃんの部屋の記事で紹介されていますので、詳しくはそちらをご覧下さい。舌小帯短縮症についてはこちら

舌小帯

(写真説明)舌小帯が短くて、べろが上にあがりづらい

また、むし歯や歯ならびが原因で上下の前歯の間にすきまができてしまうと、息がもれたり、べろをすきまに入れて発音したりするようになるため、サ行やタ行がうまく発音できなくなることがあります。

上下の前歯が咬み合せ

(写真説明)上下の前歯が咬み合わさらないので隙間ができている(開咬)

むし歯で前歯が溶ける

(写真説明)むし歯で前歯が溶けてしまい、隙間ができている

このほかにも、歯並びやあごの形が原因で、発音がうまくできなくなることがあります。歯や口の状態が発音に影響している場合は、原因となっている状態を改善してあげないと発音はなおりません。子どもの発音について気になることがあるときは、小児歯科や矯正歯科の先生に相談してみましょう。

見た目はなんともないように見えても、そのほかの医学的な理由で発音に影響が出てくることもあります。鼻にかかったような発音をしていたり、発音しようとすると鼻から息がもれてくるような場合、口の中の空気が鼻のほうに流れてしまう「鼻咽腔閉鎖機能不全(びいんくうへいさきのうふぜん)」の可能性があります。口の中を見ただけではわからないこともありますので、小児歯科や口腔外科、耳鼻咽喉科でレントゲン撮影などの検査をしてもらうとよいでしょう。

また、ことばが出るのが遅かったり、聞き間違いが多かったりする場合、耳の聞こえ方に問題が見つかるケースもあります。

このほか、歯や口、鼻、耳などに特別問題がないのに、年齢が上がっても発音が改善しないものもあります。小学校に上がってもなかなか幼児音がなおらない、おしゃべりが聞き取りづらいなど、発音に心配なことがある場合に対応してくれるのが、ことばのプロである「言語聴覚士」です。病院の歯科や外科の言語治療部門や、地域や学校の「ことばの教室」などで言語聴覚士に相談することができますので、かかりつけの歯科や小児科、園や学校の先生に紹介してもらいましょう。

今村由紀先生

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