園や学校の歯科検診の紙を解説!

園や学校の歯科検診の紙を解説!

歯科検診の紙の見方

幼稚園や保育園、学校で歯科検診が行われる時期です。この時期になると、「歯科検診で紙もらっちゃった。」と歯医者さんに来る子どもたちがとても多くなります。

「歯科医院を受診しましょう」というところに丸がついていると、歯科医院でハンコを押してもらって提出しなくてはいけないので、どこに丸がついているか?ばかり気になってしまいますが、どんなことが書かれているか、しっかり読んでみたことはありますか?

「いくつか○がついていたけど、よく意味はわかりませんでした。」と言われることも多いので、今回は、「歯科検診の紙」によく書かれている言葉の意味と、「むし歯なし」と書かれていたら本当に安心なの?というお話しをしたいと思います。

「歯科検診結果」の言葉の意味

むし歯について

C

むし歯があります。放っておくと進行してしまいますので、早めに歯科医院に行きましょう。黒色のむし歯の進行止めの薬(サホライド)を塗っている場合や治療途中の歯も、Cと書かれる場合があります。

CO

歯の表面が白や茶色、黒色になっていたり、ざらざらしているなど、むし歯になりかけている歯があります。家での歯みがきや食生活に気をつけましょう。歯科医院でフッ素塗布やシーラントなどのむし歯予防処置をしてもらったほうがよい場合もありますので、一度歯医者さんに診てもらいましょう。もともと弱い部分のある「形成不全」という歯も、COと書かれる場合があります。

歯の検査CO

歯の汚れ、歯肉(歯ぐき)について

歯垢(しこう)

歯に汚れがついています。放っておくと、むし歯や歯肉炎、口臭などの原因になります。歯みがきをしっかりがんばりましょう。歯科医院でクリーニングをしてもらったり、歯みがき指導をしてもらうとよいでしょう。

歯石

「歯石」という固くなった汚れがついています。歯石は自分で歯みがきするだけではとれませんので、歯科医院で取ってもらってください。

歯肉炎

歯肉(歯ぐき)が腫れていたり、出血していたりする状態です。小学生の子の半分以上に歯肉炎が見られることが報告されています。汚れが原因の場合が多いので、歯みがきをしっかりしましょう。口呼吸も歯肉炎の原因になります。歯科医院でクリーニングをしてもらったり、歯みがき指導をしてもらってください。

GO

歯並びが悪いところや歯が生えている途中のところ、汚れが残っているところなどに部分的に腫れているところがあり、歯肉炎になりかけています。家での歯みがきをしっかりがんばることと、歯科医院でクリーニングや歯みがき指導をしてもらうことをおすすめします。

その他

癒合(ゆごう)歯

2本または3本の歯がくっついた形になっているもの。
詳しくはこちら↓2本の歯がくっついてる?「ゆごう歯」と言われたら

要注意乳歯

乳歯が抜けないうちに永久歯が生えてきてしまっていたり、年齢や他の歯の状態から見て、もう抜けていたほうがよいはずの乳歯が残っていたりする状態です。乳歯の抜歯が必要だったり、乳歯の下の永久歯に異常が見られる場合もありますので、歯科医院でみてもらってください。

乳歯の下の永久歯

写真:上の前歯(乳歯)が抜けていないのに永久歯が生えてきてしまっている状態

先欠・過剰歯

歯が足りない(先欠)、または余分な歯がある(過剰歯)など、歯の数に異常が見られます。抜歯や矯正が必要になることもありますので、歯科医院に行ってレントゲンなどで歯の数を確認してもらいましょう。

顎関節症状

口を開けた時にカクッと音がしたり、口が少ししか開かない、口を開けると顎がずれる、痛いなど、あごやあごの関節に異常が見られます。子どもの場合は自然に治ることも多いのですが、小児歯科や口腔外科で一度確認してもらうと安心です。詳しくはこちら↓口を開けるとカクッとなる~子どもにも顎関節症ってあるの?

不正咬合

歯並びや咬みあわせに異常が見られます。矯正治療中の場合もここに丸がつく場合があります。矯正治療をしたほうがよいのか、するとしたらいつ頃はじめたらよいのか、歯科医院で相談してみましょう。乳歯の時期は小児歯科か矯正歯科、永久歯の時期は矯正歯科にかかることをおすすめします。

歯科検診で「むし歯なし」なら安心?

学校や園の検診結果で「むし歯はありません」と書かれているとホッとしますが、暗い照明の中でたくさんのお口を見る集団歯科検診では見つかりづらいむし歯や歯の異常もあります。「幼稚園の検診では『むし歯なし』でした」と言われても、実際はたくさんむし歯が見つかることも珍しくありません。とくに、歯と歯の間のむし歯は、集団検診ではなかなか見つけることができません。

「学校検診でずっと『むし歯なし』だったのに、突然歯が痛くなりました」と何年かぶりに歯医者さんに行ったら、歯と歯の間にできたむし歯が神経まで進んでしまっていた、ということも、残念ながらとてもよくあります。また、生える前の永久歯があごの中のどこにうまっているか?は、口の中を見ただけではわかりません。乳歯のケガやむし歯など、なんらかの原因であごの中で永久歯の位置が曲がってしまっている場合、早く発見しないと永久歯がだめになってしまうこともあります。

学校や園の検診で「むし歯なし」と言われても、3~4ヵ月に1回はかかりつけの歯医者さんで定期検診を受けることがとても大切です。

今村由紀先生

気に入ったらシェア

 

この記事を書いた専門家

スポンサーリンク

スポンサーリンク

【本当におすすめしたい葉酸サプリベスト3】効果・値段で徹底比較!

葉酸の含有量や一緒にとれる栄養成分など、あらゆる角度から調べ、本当におすすめしたい葉酸サプリメント3つを選びました!

【妊娠線予防クリームおすすめ15選】効果トップ3はどれ?選び方のポイントは?

妊娠線予防の基本は、「保湿クリームやオイルでのマッサージ」。 たくさんのボディクリームやマッサージオイルが売られていますが、一番妊娠線予防によい商品は? 効果で選んだベスト3をご紹介します。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

赤ちゃんの部屋をフォロー