きれいな歯ならびのためにできること~ベビーマグの選び方~


きれいな歯ならびのためにできること~ベビーマグの選び方~

歯並びとベビーマグ

赤ちゃんがうまれてしばらくの間は、飲みものはおっぱいか哺乳瓶を使うかのどちらかになりますが、少し大きくなって離乳食も始まると、いつごろからどんなもので飲み物を飲ませたらいいのか悩むママも多いです。

ベビー用品店に行ってみると、いろいろな形のものが売られています。コップの部分に両手で持てるハンドルがついていて、赤ちゃんが自分で両手で持って飲めるような「ベビーマグ」を使うママが多いのではないでしょうか。ベビーマグは飲み口のところを乳首、スパウト、ストロー、コップなどにつけかえることができて、色々使いわけることができることと、密閉できるのでこぼさないで飲める、という利点があります。

元気なお口の発達、きれいな歯ならびのためには、いつ頃からどんなものを使うのがいいのでしょう?

2002年、世界最大の発行部数を誇る経済新聞であり、国際的に大きな影響力を持つウォール・ストリート・ジャーナルに、マグタイプのコップについて、衝撃的な記事が掲載されました。コップにふたがついていて、ふたにくちばしのような飲み口がついた「シッピーカップ」と呼ばれるコップは、子どもが飲み物をこぼさずに飲むことができることから、アメリカのママたちに急速に広まりましたが、しばらくして保育者、言語療法士、歯科医師からお口の発達に問題が出る可能性があると警告が出されるようになったという記事です。「シッピーカップが全米に広がるようになってから、ことばの発達に問題のある子が増えた」というのです。このような形のコップは、日本でも「こぼさず飲める」ことから、おっぱいや哺乳瓶を卒業した子どものママたちにとても人気があります。ではなぜシッピーカップのようなタイプのコップは、赤ちゃんのお口の発達に問題を起こす可能性があるのでしょう?

通常のコップから飲み物を飲むときは、頬と唇を使って、まず吸い込んだ液体をべろに乗せてから、べろが上に持ち上がって液体をのどまで運ぶ・・・という複雑な動きが必要になります。私たちは無意識のうちにこのような動きを習得しています。でも、シッピーカップのようなタイプのコップで飲むときは、べろが前後にしか動かずに、液体がのどまで流れていきます。そのため、常にこのタイプのコップを使って飲み物を飲んでいると、飲んだり食べたり話したりするのに必要になる、複雑なお口の動きを覚える訓練ができないのです。

おっぱいや哺乳瓶で飲み物をのむときのべろやほっぺの動きと、コップで飲み物をのむときの動きには、かなり違いがあります。赤ちゃんのお口の動きから、大人のお口の動きにだんだんと発達していくためには、べろや唇、ほっぺをたくさん使って「コップで飲む」ということがとても大切です。コップで上手に飲むことができるようになるより前に、べろを前後にだけ動かす飲み方がくせになってしまうと、飲んだり食べたりするときに上手にかんでゴックンすることが難しくなったり、発音や歯並びに影響が出てくることがあります。

コップを使うようになる前に、お口の発達に合わせてスパウトやストロー、シッピーカップを順番に使わなくてはいけないと思っているママも多いようなのですが、そんなことはありません。離乳食が始まったら、こぼしてしまっても大丈夫なように準備をして、飲みものはコップでのむ練習を始めましょう。

もちろんシッピーカップのようなタイプのコップを使ってはいけない!という意味ではありません。お外に行くときなどにはとても便利ですので、お家ではコップ、お出かけのときなど「こぼしてほしくない」というときには、このようなタイプのマグを使う、というように使い分けができたらよいと思います。ただし、あくまでも補助的なものとして使用し、基本的には「飲み物はコップでのむ」ようにしましょう。ベビーマグの中には、コップの練習ができるものもありますので、そのようなタイプを選ぶと、ずっと使うことができてよいと思います。

正しい飲み方を覚えるために、いつからどんなふうにコップの練習をしたらよいか、また別のコラムでお話ししたいと思います。

今村由紀先生

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