葉酸の効果とは?女性も男性も効果的?妊活から妊娠中までおすすめの理由

妊娠をすると、両親や病院の先生、出産を終えた友人から「赤ちゃんのためにも、栄養は大切!」と言われる機会が増えたのではないでしょうか。

妊娠中の重要な栄養素として、あげられるもののひとつに、「葉酸」があります。
では実際に、葉酸はどのような効果を発揮するか知っていますか?

葉酸の効果と、積極的に摂取してほしい理由をご紹介します!

こんなにすごかった!葉酸の効果とは?

葉酸を聞いたことがある方もない方も、葉酸ってなに?どんな効果があるの?と聞かれると詳しく説明できない人も多いのではないでしょうか。

葉酸は、ビタミンB群の一種です。
1940年代に、アメリカの生理学者ウィルスによって名づけられました。

さまざまな病気や胎児の障害リスクの予防などが期待される葉酸の働きについて、詳しくみていきましょう!

血を作る手伝い

葉酸は、ビタミンB12と一緒に「赤血球」を作る働きがあります。

このことから「造血のビタミン」とも呼ばれています。
赤血球は各細胞へ、酸素や栄養素を運ぶという重要な働きをしています。

妊娠中は胎児へ、栄養や酸素を運ぶため、赤血球が作られなくなると、赤ちゃんの細胞分裂が正常に行われなくなる可能性があります。

さらに血液を作るだけでなく、流れをよくする効果も持っています。

細胞の再生

葉酸は、DNA(核酸)の合成に欠かせません。
DNAとは遺伝子情報のことです。

細胞分裂を行う過程で、このDNAが正常に細胞分裂ができるようにサポートする働きが、葉酸にはあります。

また、そのときに必要なたんぱく質をつくる働きもあります。

細胞分裂を繰り返して成長していく胎児にとって、かなり重要なことだといえるでしょう。
このことから、特に妊婦に葉酸が求められています。

病気予防のサポート

このように葉酸は、妊娠中はもちろんですが、普段の生活でも欠かせない栄養素のひとつです。
葉酸がもし不足していたらどのようなことがおこるのでしょうか。

うつ病

国立国際医療センターが行った実験によると、うつ病の患者に抗うつ剤を服用させたところ、60%程度しか改善されなかったことに対して、葉酸を同時に摂取させると改善率が90%程度に上がったという報告があります。

葉酸には、副交感神経を刺激しリラックスさせる働きがあるといわれています。
それによって、うつ病の予防や緩和につながるというわけです。

認知症

認知症の大きな原因のひとつに、たんぱく質(アミロイドβ)の蓄積が挙げられます。

アミロイドβとは、脳神経細胞の老廃物です。
これが蓄積されると、脳神経細胞の先端部を傷つけるため、脳神経細胞が死滅します。
そのため、認知症になるといわれています。

そこで葉酸の出番です。
葉酸には、アミドロイドβを作り出す遺伝子の働きを、止める効果があります。

動脈硬化・高血圧

葉酸には血液の流れをよくする働きがあるので、血管や血液と深い関係がある動脈硬化と高血圧を予防できるといわれています。

動脈硬化の主な原因として「ホモシステイン」という物質の分解ができなくなっていることが挙げられます。
ホモシステインとは、アミノ酸のひとつで通常はたんぱく質と結合しています。
しかし、ホモシステインが増えすぎると、動脈硬化を引き起こすといわれています。

葉酸は、ホモシステインを減らす働きがあります。

また、この働きは同時に認知症や、脳梗塞の予防もできるといわれています。

がんリスク

葉酸には「DNAの合成」や「細胞分裂のサポート」という働きがあります。

細胞分裂を行うなかで、ミスコピーされたものが「がん化」するといわれています。
そのため、ミスコピーしないように葉酸サプリを飲んで、がん予防をする人たちもいるようです。

葉酸で予防したいことはほかにも

葉酸が不足すると、貧血や、眼精疲労、なかなか取れない疲れ、肩こりなどがおこることがあります。
これらも葉酸を摂取することで、予防・改善を期待できます。

美しい肌や髪に!期待できる美容効果は?

葉酸は美容の面でも大活躍しています。

人の細胞は、日々老化していきます。
そんななか、葉酸は細胞を再生する働きがあり、血液を増やし、毛細血管の働きを活発にするといわれています。

そこで、美肌・美髪にも、効果があるのではないかと注目されています。

女性はもちろん薄毛に悩む男性にも、毛細血管の働きをよくするため、育毛効果が期待できます。

また、血液を作る働きは、血行がよくなり代謝がアップするため、体温が上がります。
基礎代謝があがることで、痩せやすいからだをつくります。
ダイエットをする際は、意識をしてみるといいかもしれません。

妊活中におすすめの理由

妊活中に、葉酸を摂取しておくことは大切です。
「まだ妊娠をしていないのになぜ?」と思う方もいるかもしれません。

妊娠に気付くタイミングは、生理がこないことで気付く方が多いようです。
そのときは、妊娠4~6週目に差し掛かっているケースが多く、すでに胎児の器官が作られている時期になります。

葉酸は胎児期の健全な発育を促すので、不足をすると胎児が何らかの障害をもつ可能性が高まります。
葉酸が足りないことで考えられるリスクと葉酸の働きをみていきましょう。

ダウン症のリスクを低減する

ダウン症は、先天性異常といい、DNAの異常や、突然変異によって起こるといわれています。

1990年代にアメリカをはじめとする先進国で行われた研究結果によると「葉酸を十分に摂取していると、ダウン症のリスクが70%も軽減した」という報告があるようです。

正常な細胞分裂をサポートするために、葉酸は重要視されています。

神経管閉鎖障害のリスク低減

神経管閉鎖障害は、胎児期の比較的初期に発生します。

症状の現れ方によって「無脳症」と「二分脊椎症」に大きく分けられます。

原因ははっきりと特定されていませんが、神経管閉鎖障害のリスクを軽減する方法のひとつとして、葉酸を摂取するとよいといわれています。

無脳症

大脳がうまく作られていない胎児のことです。
大脳がしっかりできていないので、出産後、生きていける可能性が限りなく低くなり、死産に繋がるといわれています。

二分脊椎症

胎児の脊髄がうまく形成されない場合です。
生まれてから後遺症が残ることが多いといわれています。

つまり、葉酸は正常な細胞分裂を促すために必要不可欠な栄養素なのです。

妊娠しやすい身体作り

精子が卵子と受精して「受精卵」になったものが、子宮内膜に根付くことを「着床」といいます。

受精しても、着床ができずに妊娠できないこともあります。
葉酸は受精卵の細胞分裂を助け、妊娠が継続できるように子宮内膜の環境を整える働きをします。

生理の悩み改善

「生理がなかなか安定しない、生理不順だな~」
「毎回生理痛がひどくてつらい…」
など、生理の悩みを抱える女性は多いのではないでしょうか。

葉酸を摂取することで、このような生理の悩みも改善することがあります。
妊活において、まずは正常な生理がくるように改善することは大切です。

生理不順

冷えによる血行不良から生理不順になっているケースでは、葉酸の造血作用により体温があがり、解消されることもあるようです。

貧血による血液不足なども、葉酸の「血液をつくる」働きで解消されることも。

生理痛

子宮などの生殖器が正常であれば、生理痛はないといわれています。
生理痛があるということは、ホルモンバランスが崩れている可能性が高いということです。

葉酸を含むビタミンB群は、ホルモンバランスを整える働きがあります。
ホルモンバランスが整うことで、生理痛が軽減されることもあるようです。

よって、赤ちゃんの生育だけではなく、生理不順や生理痛までも葉酸は効果的に働くといえるのです。

妊娠中におすすめの理由

妊娠中は、おなかの赤ちゃんへ、より多く栄養を届ける必要があります。
この時期に葉酸をしっかり摂取することで、以下のような効果が期待できます。

先天性異常のリスク低減

葉酸は胎児の先天性異常を予防できるといわれています。
ダウン症や神経閉鎖障害、心臓の障害など、症状の出方はさまざまです。

薬の副作用や、感染症、遺伝子の突然変異によるものなどが主な要因だといわれています。

このようなリスクを減らすために、厚生労働省から葉酸の摂取が推奨されています。

貧血予防・改善のために

栄養素はもちろん、妊婦は赤ちゃんに届けるため血液が必要になります。
妊娠中のマイナートラブルとして、貧血に悩まされる妊婦は多いようです。

「でも、貧血って鉄分でしょ?」
「鉄分と葉酸、どっちが貧血に効果的なの?」
と思う方も多いかもしれません。

鉄分だけでなく葉酸も貧血予防・改善に必要なわけをご紹介してます。

鉄欠乏性貧血と巨赤芽球性貧血

貧血には2種類あります。
鉄分不足で起こる鉄欠乏性貧血、そして葉酸不足で起こる巨赤芽球性貧血(きょせきがきゅうせいひんけつ)です。

鉄分、葉酸ともに赤血球を作り出す働きがあります。
したがって貧血の原因はこの2つの栄養素の欠落と考えていいでしょう。

巨赤芽球性貧血

今回は、葉酸不足で起こる巨赤芽球性貧血について、詳しくみていきましょう。

巨赤芽球性貧血とは悪性貧血とも呼ばれています。
悪性貧血という呼び名がついた理由は、昔、治療法が見つからなかったためです。
今日では、ビタミンB12または葉酸を与えると治ることがわかっています。

葉酸が足りなくなると、赤血球の生産量が下がります。
このことが原因で貧血が起こっています。

血液検査をして鉄が足りているのに貧血の症状がある人は、葉酸が盲点だったのです!

妊活・妊娠中の葉酸の効果的な摂り方は?


葉酸には、効果的な摂り方があるのでしょうか。

「いつから摂取しておけば効果あるの?」
「どうやって摂るの?食品?サプリは?」
など疑問が浮かぶ方もいるかもしれません。

そこで、さっそく葉酸の効果的な摂り方をご紹介します!

いつから意識して摂るべき?

厚生労働省では、胎児の先天性障害(ダウン症、神経管閉鎖障害)のリスクを減らすために、妊娠の1ヶ月以上前~妊娠3ヶ月の間は、食事で足りない葉酸を、栄養補助食品やサプリメントで補うことが推奨されています。

厚生労働省の国民に対する思いは2000年、「母子手帳」に葉酸摂取の勧告文が入るほどでした。

胎児の脳や、脊髄などの重要な部分の形成は、妊娠初期に行われます。
とくに妊娠4週目~妊娠12週目までの期間が、重要といわれています。
しかし、妊娠4週目は妊娠した自覚がない人がほとんどなため、とくに気を付けない人が多いようです。

そこで、いつ妊娠をしてもいいように、葉酸を摂取しておくことが大切です。

どうやって葉酸を摂るの?

葉酸の1日の推奨量は成人男女は240μg(マイクログラム)とされています。
妊娠中は倍の、400μgが目安とされています。

ちなみに葉酸の含まれる量の目安はこちら。

  • いちご400μg:約2パック 
  • ほうれん草400μg:約2束

ところが、葉酸の吸収率は悪いのです。
熱や水に弱く、食品を食べた量に対して約50%ほどしか吸収されません。

妊婦はいちご4パックを毎日食べることに…!?
とはいえ、毎日4パックのいちごを食べることは、用意するのも大変だし、経済的にみても現実的ではありません。

  • つわりで食欲がない
  • 好き嫌いが多い
  • 忙しくて摂取が難しい

上記に当てはまる方は、葉酸をサプリメントで摂取する方法を検討してみるのもいいかもしれません。

サプリを検討している女性は多数存在するようです。

もちろん、サプリは過剰摂取に繋がりやすいので、あくまでも摂りすぎないようにしましょう。

男性にも葉酸は効果的!


妊娠は、女性だけでできるものではありません。
当然男性の力も必要になってきます。

最後に、葉酸が男性に発揮するパワーをみていきましょう。

男性の不妊サポート

妊活中の男性にも、葉酸は積極的にとってほしい栄養です。

葉酸の不足により、染色体異常が起きます。
男性の1~4%の精子に染色体異常がみられるといわれているので、女性だけでなく男性にも原因があることがわかります。

つまり、葉酸を摂取し染色体異常を予防することは、男性の妊活のためにも効果的なのです。

男性の葉酸の効果的な摂り方

葉酸は熱に弱く、吸収率が低い栄養素です。
なるべく熱を通さずに、新鮮な状態で摂取しましょう。

お酒の飲みすぎやたばこ、睡眠不足などは葉酸の吸収率をさらに低くします。

また、たばこなどは胎児によい影響を及ぼすとはいえません。
まずは生活習慣の改善をしていきましょう!

そのうえで、食事では足りない葉酸をサプリメントなどで補うとよいでしょう。

妊娠中の女性はもちろん、「葉酸」は健康のために常に必要な栄養素

葉酸は、妊娠中だけでなく、普段から意識的に摂取しておくとさまざまな病気が予防できます。
女性だけでなく、男性にも目にとめておいてほしい栄養素です。

そして胎児の発育を促すために、妊娠中はもちろん、妊活中から摂取することをおすすめしています。
ここでもダウン症、神経管閉鎖障害のリスク低減はもちろん、悩める貧血まで葉酸を摂取することで改善されるかもしれません。

みなさんも今日から「葉酸」の効果を意識した食生活にしてみてください!

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