乳歯のケガは永久歯に影響するの?

乳歯のケガは永久歯に影響するの?

赤ちゃんや子どもは、転んだりぶつかったりして歯のケガをすることがよくあります。「そういえば赤ちゃんのころ、転んで歯をぶつけて大慌てしたことがあったなあ。」という経験のあるママも多いと思います。歯がぐらぐらになったりかけてしまったりして、治療をうけたという子もいるでしょう。中には、ぶつけた拍子に歯が抜けてしまったという子もいるかもしれません。歯や口にケガをしてしまったときの対処法についてはこちら

ぶつけたりケガをしたりしたことのある歯は、その時はなんともないように見えたり、一旦治療が終了したりしていても、その後何カ月もたってから痛みが出たり歯ぐきが腫れたりして、治療が必要になることがあります。

また、小さいころの乳歯のケガが、生えかわりの永久歯に影響を与えたり、永久歯への交換がスムーズに進まなくなったりする場合もありますので、定期的に歯科医院で検診をうけることがとても大切です。

ケガをした乳歯は、その後どんなことに気をつけたらよいのでしょう。

こんな症状は要注意

ケガをした乳歯は、かなり日にちがたってから、歯の根(神経)が弱ってしまうことがあります。こんな症状が現れたら、歯医者さんにみてもらいましょう。歯の神経が弱ったまま放置していると、早めに抜歯しなくてはならなくなったり、永久歯への生え変わりに影響が出てくることがありますので、注意が必要です。

①歯の色が黒くなる

ケガをして1~数か月くらいたってから、歯の色が黒っぽくなってくることがあります。

永久歯の場合、歯が黒ずんでくることは、歯の神経が弱ってしまったサインですので、神経の治療が必要になりますが、乳歯の場合は、歯の色が黒くなったからといって、すぐに神経の治療が必要とは限りません。

しばらくすると色が白く戻ってくることもありますので、レントゲンなどで定期的に根のチェックをしてもらいましょう。

歯の色が黒

②歯ぐきが腫れる

歯の神経が弱ってくると、歯ぐきにぽつっと口内炎のような「おでき」が出てくることがあります。歯をぶつけたりケガをしたりしたあと数か月たってから出ることが多いです。ケガをした歯の近くの歯ぐきにぽつっと赤いふくらみが出てきた場合には、早めに歯科医院を受診しましょう。

③歯がグラグラする

正常な乳歯は、永久歯へのはえかわりが近付くと少しずつ歯の根が溶けて短くなっていくものですが、ケガをした乳歯は正常な交換時期よりも早く根が溶けてしまうことがあります。ケガをした歯がグラグラしてきたら、永久歯へのはえかわりのためなのか、根に異常がおきているのかをレントゲンなどで確認してもらいましょう。

④なかなか生え変わらない

ケガをした乳歯は、③とは反対に、永久歯への生え変わりの時期になっても根が溶けずに自然に抜けづらくなってしまうこともあります。

乳歯の根がなかなか溶けないと、永久歯が乳歯の根を避けて変な方向に曲がってしまうことがあり、発見が遅れると永久歯が生えてこなくなってしまう場合があります。乳歯の根の様子やあごの中の永久歯の位置は、お口の中を見ただけではわかりません。乳歯にケガをしたことがある場合は、生え変わりの時期には必ず歯科医院を受診して、レントゲンなどで永久歯の状態を確認してもらいましょう。

乳歯がケガをしたときの永久歯への影響

まだ乳歯しか生えていない時期でも、あごの中では永久歯の卵が育っています。乳歯をぶつけたりケガをしたりすると、あごの中にある永久歯にも影響が出てくることがあります。ケガの時期や程度により、どんな影響が出るかはさまざまですが、乳歯にケガをした子の50%程度に、永久歯への影響が見られると報告されています。

症状の軽いものでは、生えてきた永久歯に、白色や黄色の斑点が見られることがあります。写真は、2歳のときに下の前歯をぶつけた子の、生え変わった永久歯です。黄色の斑点が見られます。

歯に白色や黄色の斑点

もっと症状が重くなると、生え変わりの永久歯が「形成不全」と呼ばれる弱い歯になったり、歯の形がゆがむ、根が曲がる、短くなる、生える位置が変わる、などの影響が出てくることもあります。早めに発見できれば対処できることもありますので、小さいころの乳歯のケガであっても、元気な永久歯に生え変わるまでは、しっかり定期的に歯科医院に通ってチェックしてもらいましょう。

今村由紀先生

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この記事を書いた専門家

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