「歯みがき」をはじめましょう


「歯みがき」をはじめましょう

小さな白い歯が顔を覗かせたと思ったら、いつのまにかどんどん歯が増えて・・・いつからどんなふうに歯みがきを始めたらいいのかな?歯ブラシはどんなものを選べばいいのでしょう?

歯がない時期や、下の前歯しかない時期は、歯みがきの練習期です。お口の中がよく見えるように、おひざにごろんと寝かせて、お口のなかをさわってみましょう。ガーゼや歯拭きシートで歯をふいたり、練習として赤ちゃん用歯ブラシをアグアグかませるのもよいでしょう。赤ちゃんがお口の中をさわられることに慣れていると、歯ブラシのスタートが楽になります。

上の前歯4本がそろうころ、いよいよ歯ブラシデビューです。ゴムやシリコン製ではなく、普通の毛の歯ブラシを使って歯みがきをはじめましょう。はじめは毛のやわらかいものでもよいですが、「ふつう」のかたさのもののほうが汚れがよくおちます。

ママが座って、子どもの頭がママのお腹にくっつくようにすると、子どもの首がすこし反って、口の中が見えやすくなります。

歯みがきを始める

歯ブラシを歯に直角に当てて、横に小さくふるわせながら少しずつ移動させます。力を入れすぎると歯ブラシの毛先が寝てしまうので、汚れが落ちません。毛先が寝ない程度の軽いタッチでみがいてあげてください。「ゴシゴシ」という拭き掃除ではなくて「シュッシュッ」という掃き掃除のイメージです。

おっぱいの卒業前は上の前歯の裏に汚れが残りやすいので、上の前歯の裏をかきだすようにみがきましょう。

ママたちの悩みで一番多いのが「仕上げみがきを嫌がって困ります」というものです。毎日パパと二人ではがいじめにしてバトルをしていて気が重い、という話もよく聞きます。

歯みがき嫌いの原因として一番多いのが、「痛い」ということだと思います。みがく力が強すぎると、歯ぐきが痛くていやがってしまいます。赤ちゃんの場合、力の目安は100gと言われています。キッチンスケールに歯ブラシを100gの力で押しつけてゆらしてみると、意外と弱いことに驚くママが多いです。

目安として、ママが自分の手の指の爪の付け根をみがいても痛くないくらいの力でみがくと、赤ちゃんの歯ぐきにあたっても痛くないみがき方ができると思います。

上唇と歯ぐきの間の「上唇小帯」とよばれる「すじ」に歯ブラシが当たって痛いこともあります。上唇小帯が歯の近くまでのびている場合は、左手の指で上唇小帯をカバーしながらみがくと、痛くなくみがくことができます。一生懸命みがこうとして唇やほっぺをひっぱりすぎていたり、指をお口の中に入れすぎていたり、それが嫌なのかなということもよくあります。

この時期にぜひおすすめしたいのが、ママとパパやお兄ちゃん、お姉ちゃん、家族みんなでしあげみがきのしあいっこをすること。

どのくらいの力でどんな風にみがいたら痛くないのかな?ママやパパのお口もきれいになるし、しあげみがきの練習にもなっていいことだらけです。

ママがパパをみがいてあげて、パパがママをみがいてあげて、楽しそうにみがきっこしていると、次はぼくもやりたいなぁなんて、スムーズに仕上げみがきをやらせてくれるようになったりします。

「手早く、痛くなく、怖い顔をしない!」というのが仕上げみがきのポイント。そうは言っても、ゴロンとおひざに寝かせるだけで大泣き、ということもあるでしょう。

「歯みがきを楽しい時間にしなくてはいけない」という気持ちにとらわれすぎなくてもいいのかなと思います。育児雑誌やインターネットには「楽しく歯みがきするには」という特集がたくさん取り上げられていたりして、なんとか毎晩のバトルを楽しい時間にしなくちゃと思っているママもいるかもしれません。

もちろんお歌を歌ったり、大好きなお人形と一緒に歯みがきしたり、楽しくできればそのほうがいいに決まっていますが、おむつ替えのときに泣いてしまっても手早くお尻をきれいにするのと同じで、歯みがきの時間がそんなに楽しくなくてもいいんじゃないかと思うのです。

お風呂が好きな子もいれば嫌いな子もいます。お耳掃除だって好きな子もいれば嫌いな子もいます。歯みがきが嫌いな子は、ささっと手早くおわらせて、もっと楽しい時間にすぐにうつってあげればいいやと思えば、少し気が楽になるでしょう。

「皮膚病にならないために!」という目的で赤ちゃんを毎日お風呂に入れてお肌をゴシゴシこすっているというママはあまりいないと思います。歯みがきも「虫歯にならないために!」と必死な顔でゴシゴシやるものではありません。今日もいっぱいおいしいもの食べたからきれいにしようね。きれいになると気持ちいいね。 そんな気持ちでお口をきれいにしてあげてください。

でも、しっかり歯みがきしないと、虫歯になっちゃうでしょう?と不安になるママもいるかもしれません。歯みがきが上手にできないことが原因で、赤ちゃんが虫歯になってしまうことはまずありません。歯みがきは、虫歯予防のためにするものではなくて、清潔のための生活習慣としてするものです。虫歯予防のために一番大切なことは、歯みがきではないのです。

子どもの虫歯予防のお話は、また別のコラムでお伝えしたいと思います。

今村由紀先生

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