1歳からの母乳育児

1歳からの母乳育児

一人歩きができるようになる頃、なにもかもをママに依存していた0歳児を卒業し、運動能力、言葉の発達、めまぐるしい勢いで子どもは成長していきます。内に向かう意識より、外に向かう気持ちが強くなり、見るもの、聴くもの、触るもの、毎日が刺激でいっぱい。1歳児は好奇心のかたまりです。

外の世界に目を向けるようになると、子どもの心の中ではいろいろな葛藤が芽生え、甘えたい依存の気持ちと、なんでも自分でしたい自立の気持ちのコントロールがきかずに、ストレスを抱えます。いわゆる、イヤイヤ期の始まりです。

ママから離れて冒険するという体験は、驚いたり、不安だったり、楽しかったり、複雑な感情を育てます。すべてが初めてづくしなのですからドキドキワクワクするのと同時にとても疲れてしまいます。

ふと不安になったとき、悲しくなったとき、疲れて眠くなったとき。心を充電するガソリンスタンド的存在が、おっぱいです。活発に動き回り、元気いっぱいに毎日を過ごすためには、心と身体が安定していることが基本です。「おっぱいに守られている」「ママがいれば安心」そんな基盤があってこそ、子どもは自立に向かって外の世界に羽ばたいていくことができるんですよ。

だから1歳以上になると今までにも増しておっぱいへの執着が強くなり、授乳回数が増えたりするわけです。

「大きくなるとどんどんおっぱいやめにくくなるから早めに断乳したほうがいいよ」そんなアドバイスをよく聞きますが、1歳以上の授乳にもちゃんと意味があるのです。もう栄養はないとか、いつまでもおっぱいを飲んでいると自立できないとか、いろんな話を聞きますが、根拠のないことばかりです。

食事から栄養をとれる年齢になっても、おっぱいの役割は終わったわけではありません。おっぱいでつながって、明日への活力をもらっている子が、自立できないわけないですよね。外に向かう勇気を育み、ママのおっぱいを通して優しい心が伝わり、それは子どもの心の安定となります。

そのうち、おっぱいに頼らなくても自分の力で心のコントロールができる時期がやってきます。自分に自信がつき、気の済むまでおっぱいをくわえていた子どもたちは、ある日突然おっぱいに興味を示さなくなります。

その時期は、一定ではなく大きな個人差があるのですが、早い子で1歳、遅い子ではなんと5歳!そう、この時期こそが、その子にとっての理想的な『卒乳』の時期なのです。

同じ年齢のお友達がどうとか、他人に指摘されたとか、つい周りの意見に左右されてしまいがちだけど、どうか惑わされることなく自信をもって、それぞれの親子のペースでおっぱいを楽しんでほしいと思います。

小林ひさこ 先生

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