小さく産まれた赤ちゃんへの直母(直接母乳)の意味

小さく産まれた赤ちゃんへの直母(直接母乳)の意味

なんらかの原因で出産予定日よりずいぶん早く、予想外の出産になってしまうことがあります。当然、出生体重は軽く、内臓の機能も未熟なので赤ちゃんは保育器に収容されます。おっぱいやミルクをお口から上手に飲めないため鼻から胃に、チューブを通して流し込んで栄養を確保したりします。

ある程度体重が増えてきて、状態が落ち着いてきたら、ようやくチューブが外れ、おっぱいを飲ませてもいいと許可されます。だけど、赤ちゃんはまだまだ小さく、すべてが未熟で直母をしてもすぐにへばってしまいほとんど吸えなかったりします。

飲めなくても、とにかく根気よく吸わせてくださいね、と指導されますが、どうせ飲めないのに、毎回直母をする意味ってあるのでしょうか?搾乳&哺乳瓶ではダメなのでしょうか?

まったく栄養につながらない直接母乳。飲めていないとしても小さな赤ちゃんにおっぱいを直接吸わせることには大きな意味があると思います。

経鼻チューブが外れても直母で哺乳量を確保するのは早産で産まれた小粒ちゃんには過酷な要求ですよね。ですので「栄養補給」という観点から言えば哺乳瓶で搾母やミルクを補う方法を選択しますが、ろくに吸えない直母が決して時間の無駄遣いということにはならないですよ。おっぱいをくわせさせることで下記のメリットがあります。

  • 赤ちゃんの情緒を安定させます。
  • ママもリラックスホルモン、情緒安定ホルモンが分泌されてマタニティーブルーズになりにくくなります。
  • 赤ちゃんの腸の動きを活発にさせます。
  • 消化液の分泌がよくなります。
  • ママの産後の身体の復古が早くなります。

いいことづくめなんですよ♪

量を飲めることが母乳育児の評価にはなりません。弱いながらにもチュクチュクと乳頭に刺激を感じることでママのモチベーションも上がりますよね♪

おっぱいを、『栄養』とか『体重を増やすための道具』としてだけ考えないでくださいね。早産だったからこそ、赤ちゃんが小粒ちゃんだったからこそ、飲めなくても直母を根気よく続けて欲しいと思います。

小林ひさこ 先生

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