9ヶ月になったらフォローアップミルクを与えたほうがいい?

9ヶ月になったらフォローアップミルクを与えたほうがいい?

9ヶ月になったらフォローアップミルクを与えたほうがいい?という質問を聞きます。

母乳っ子は9ヶ月過ぎたらなんとなく、おっぱいでは栄養が足りないのでは?という不安に苛まれて、フォローアップミルクを足しているママも多いです。

フォローアップミルクは0ヶ月からのミルクの半額程度で、とてもお安く購入できます。家計が助かるからという理由で、9ヶ月以降フォローアップに替えちゃうママもいたりします。

赤ちゃんのために本当に必要なのでしょうか?子どもの健康をきちんと考えて、冷静な判断をして欲しいなと思います。

乳児期後半になると、母乳だけでは鉄分が不足してくるのは本当。だけど、母乳っ子は心底おっぱいが大好きなので、さっぱり離乳食が進まない傾向が高いです。

1歳すぎまで、ほぼおっぱいのみ。という子も珍しくありません。

離乳食が進まないのは問題です。いつまでもおっぱいばかりだから食べないのですよ。栄養不足になって貧血起こして発達障害を引き起こしても知らないですよ!

などという世にも恐ろしい指導をされて、ガーン・・・

一生懸命子育てをしているママたちにとって、栄養士や保健師、助産師、小児科医など、その道のプロからそんな話を聞いた日にゃ、ガーン・・・

そりゃ当然です。悶々と悩みますよ。

でも、どうか冷静に考えてみてください。おっぱいを美味しそうに飲み、笑顔いっぱいになるわが子を目の前にして、どうして無理矢理母乳をやめなきゃいけないのでしょう。わたしたちはほ乳類なんですよ。

そもそも母乳に含まれる鉄分は、驚くほど吸収率がいいです。母乳だけでも病的な貧血になることはないように、生物学的にプログラミングされているんです。けど、血液検査をする機会があれば、数値としては鉄欠乏性貧血の値が出てきてしまう・・・それが落とし穴なんですよね。

実際、わたしは1歳すぎまでほとんど離乳食を食べずにおっぱいばかりで育った子で、明らかに不健康そうな子に出会ったことはありません。

食べないよ~。どうしようー。

ママたちは嘆いているけど、子どもを見れば、活発で元気いっぱい!瞳はキラキラ輝いています。それって、数値うんぬんではなく、健康に育っているなによりもの証拠だと思います。

フォローアップミルクには0ヶ月からのミルクよりは鉄分が多めに含まれています。それがきっとミルク会社の売りであり、戦略なのでしょうが、実は鉄分含有量の差はフォローアップもミルクも母乳も、たいした差はないんです。

栄養成分的には、フォローアップミルクは牛乳に近い栄養価なので、タンパク質やミネラル分が多すぎます。これでは子どもの腎臓に負担をかけてしまうことにもなりかねません。

WHOの定義では、フォローアップミルクは『育児用粉乳』ではなく『食品』と位置づけています。また、小児科学会でも、フォローアップミルクは必要ではありませんと言っています。

母乳っ子はゆっくりと、その子のペースで離乳食を進めればいいです。体重も栄養も多すぎればいいということではないですよね。ミルクっ子も、9ヶ月過ぎたからといってフォローアップには替えなくていいです。

ミルク会社の商法に乗せられず、正しい知識でしっかりと物事を判断して子育てをしましょうね!

小林ひさこ 先生

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