妊娠中期・後期も葉酸は必要?効果や量は?いつまで取ればいい?

妊娠初期に、神経管閉鎖障害のリスクを低減するため、積極的に葉酸を摂ろうと心がけていた妊婦さんは多いかもしれません。

では、妊娠初期を過ぎれば葉酸は必要なくなるのでしょうか?

妊娠中期・後期にも葉酸は必要です。

なぜなら、妊娠初期より赤ちゃんが大きくなった妊娠中期・後期は貧血になりやすいからです。

そのほかにも、赤ちゃんに栄養を届けたり、母体の健康のためにも葉酸の働きは期待できます。

妊娠後期もつづけて葉酸を摂取することで、産後にまでメリットがあるのです。

合わせて妊娠中期・後期に、どのくらい葉酸を摂ればいいかも知っておいてください。

葉酸サプリの過剰摂取は子どもの喘息や、妊婦さんへの副作用が心配されています。
なにより1日の摂取量を守ることが大事です。

この記事では、妊娠後期、妊婦さんのからだの状態を踏まえたうえで、妊娠初期以降も葉酸を摂ると期待できる効果、葉酸の摂取量について紹介します。

もう少しでママになる妊婦さんはぜひ参考にしてみてください。

知っておこう!妊娠後期(8ヶ月~10ヶ月)の妊婦さんの状態

妊娠後期、妊娠初期に比べて妊婦さんのおなかはかなり大きくなっています。
赤ちゃんに会うときが近づいて、わくわくとドキドキを感じている妊婦さんも多いかもしれません。

妊娠後期の妊婦さんはどのような状態なのでしょうか?

8ヶ月

  • 赤ちゃんの身体は、ほぼすべての器官が完成
  • ついに出産への準備段階に入る
  • 早産の可能性もでてくる
  • 夜中に目が覚めたり、頻尿になったりする

赤ちゃんの手足が動いているとわかる頃ではないでしょうか。
胎動を楽しむのもよいですね。

妊娠8ヶ月(28~31週目)の詳細は、こちらをご覧ください。

9ヶ月

  • 寝苦しくなる
  • 膀胱が圧迫されて、尿漏れが起きることも
  • 赤ちゃんは爪や髪も伸び、内臓も成長
  • 赤ちゃんは頭を下にした位置に落ち着く

外出時には母子手帳や保険証を持ち歩くようにするとよいでしょう。

妊娠9ヶ月(32週目~35週目)の詳細は、こちらをご覧ください。

10ヶ月

  • 臨月ともいわれる妊娠10ヶ月はお産がきてもおかしくない
  • お産の合図の陣痛を見逃さないように注意
  • 羊水の量も減るので胃が少し楽になる
  • 食欲がでてくる

お産は体力を使います。
消化のよいものを食べて、エネルギーを蓄えておきましょう!

妊娠10ヶ月(36週目~39週目)の詳細は、こちらをご覧ください。

妊娠中期・後期も葉酸が必要な理由・メリット

とくに葉酸が必要な時期は妊娠初期といわれています。
しかし、妊娠中期・後期に葉酸が必要ないわけではありません。

葉酸は妊娠中期・後期も、さまざまな理由で必要なのです。

貧血予防

妊娠中は、赤ちゃんのぶんの血液も必要になるため、妊婦さんは貧血になりやすいのです。

実は妊娠初期よりも、赤ちゃんがどんどん大きくなっている妊娠中期・後期のほうが貧血になりやすいといわれています。

葉酸は、赤血球を作るサポートするので妊婦さんの貧血を予防する働きがあります。

赤ちゃんに栄養を届けるために

葉酸は、酸素や栄養を運ぶ赤血球をつくるお手伝いをしています。

赤ちゃんには、妊婦さんを通して栄養が運ばれています。

つまり葉酸が足りないと、赤血球をたくさん作れなくなるため、赤ちゃんに栄養を運べなくなります。
すると、未熟児や低体重につながる可能性も出てきてしまうのです。

免疫機能や消化機能の健康を保つ

葉酸には、DNAを合成して細胞分裂を手伝う働きがあります。

そのため、葉酸が不足すると、まず細胞の新陳代謝が活発な消化器官で不調が起こりやすくなるのです。
具体的には、口内炎や、舌炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などが起こるケースがあります。

葉酸を摂取し、正常な細胞分裂がうながされることによって、これらの予防につながります。

妊娠高血圧症候群に有効

妊娠高血圧症候群は、妊娠5ヶ月~10ヶ月に起きやすいです。
高齢出産や、肥満によって発症リスクが高まるといわれています。

葉酸には、血を作って、血液をサラサラにする働きがあります。
また、高血圧の原因であるコレステロール値を下げるともいわれているのです。

もし、血液中のコレステロール値が高くなると、血がドロドロになり血液がスムーズに流れないため、高血圧につながります。

そのため、血管や血液と深い関係がある高血圧と葉酸の有効性を専門家などが指摘しています。

産後のために

産後にまで葉酸はいいことをもたらしてくれます。

出産によって、妊婦さんの子宮は傷つきます。

葉酸には細胞分裂をサポートする働きがあるので、細胞が生まれ変わり、子宮の回復を早めてくれるといわれています。

また、産後も赤ちゃんとママは母乳というつながりがあります。

母乳は血液から作られているのをご存知でしょうか。
葉酸には血液を作り、血液の流れをよくする働きがあります。
そのため、血液からつくられている母乳の出がよくなるのです。

それでは、妊娠中期・後期にはどのくらいの量、葉酸が必要なのでしょうか?

妊娠中期・後期はどのくらいの量、葉酸が必要?

妊娠中期・後期も葉酸は必要ですが、どのくらいの量が必要なのでしょうか?

  • 妊娠中期

食品から:400㎍
サプリから:240㎍

  • 妊娠後期

食品から:240㎍
サプリから:240㎍

妊娠初期は、サプリからも400㎍の葉酸をとるよう、厚生労働省からすすめられていますが、妊娠中期・後期は240㎍と減っています。

参考:厚生労働省「神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の 女性等に対する葉酸の摂取に係る適切な情報提供の推進について」

妊娠中期・後期も葉酸サプリを飲むべき?

妊娠初期は赤ちゃんのリスクを減らすために必要でした。

妊娠中期・後期も葉酸サプリは飲むべきなのでしょうか?

日ごろから野菜不足の人や、貧血に悩まされている人は葉酸が足りない可能性があるので、葉酸サプリを飲むことをおすすめします。

また、おなかが大きくなってくるにつれて、動きにくくなってきます。
そのため食事を作るのも、一苦労という方は多いのではないでしょうか。

バランスのよい食事を作るのがしんどいときは、無理をせずに、葉酸が足りなくならないようサプリで補うのも、ひとつの手です。

葉酸を多く含む食品

葉酸を多く含む食品はこちらです。

食品名 100gあたりの葉酸 400㎍の目安 オススメの理由
いちご 90㎍ 約2パック さっぱり:つわりでも食べやすい
みかん 22㎍ 約18個 ビタミンCも豊富
バナナ 26㎍ 約18本 つわりを緩和するビタミンB6も豊富
焼きのり 1900㎍ 約7枚 簡単にプラスできる
納豆 120㎍ 約6パック 忙しくても調理の必要なし
えのき 30㎍ 約7パック 食物繊維も豊富
枝豆 260㎍ 約2人前 冷凍でも売っていて手に入りやすい
ほうれん草 110㎍ 約2束 鉄分も豊富で貧血予防ができる
ブロッコリー 120㎍ 約7個 ビタミンCも豊富

葉酸レシピ

おなかが大きくなり、長時間立つのも一苦労なときに、簡単に作れてしっかり葉酸が摂れるレシピを紹介します。

バランスのよい食生活を築く参考にしてみてください。

【超簡単】5分で絶品ブロッコリーサラダ♪


簡単☆葉酸たっぷり♡ほうれん草のごまあえ

春野菜と桜海老簡単焼うどんアスパラ新玉葱

葉酸・鉄分補給♪ヨーグルト

もし「どれも作るのがむずかしい…でも食品からも葉酸が摂りたい!」という妊婦さんは、いちごや、電子レンジでチンするだけでできる枝豆、焼きのり、納豆から葉酸を摂ってみてください。

最後に、葉酸サプリを毎日飲みすぎてしまうと、どういった心配がでてくるのかみていきましょう。

妊娠後期、葉酸サプリの飲みすぎで子どもが喘息になる?

葉酸は妊婦さんに必要ですが、摂りすぎもよくありません。

2009年にオーストラリアのアデレート大学で「妊娠後期、1日に1,000μgの葉酸サプリを摂取していた場合、3~5歳にかけて子どもが喘息になるリスクが上昇する」という研究結果が発表されました。

しかし、まだ「確実ではない」という研究者もいます。
ハッキリとしたことはいえない状況ですが、私たちができることは、葉酸の上限を超えないようにすることです。

参考:「小児喘息に対する妊娠中の補給葉酸の影響:予測出生コホート研究」

1日1,000㎍まで!葉酸サプリの過剰摂取に注意

喘息の心配がされたのは、あくまでも「1日に1,000μgの葉酸サプリを摂取していた場合」です。

葉酸の上限量:1日1,000㎍

葉酸サプリの摂取量をしっかり守り、上限量を超えないようにしましょう。

また、飲み忘れていても、まとめのみはNGです。
葉酸サプリを、1日に飲みすぎてしまう癖がつく危険もあるからです。

妊婦に副作用の心配も

葉酸サプリの過剰摂取は、子どもの喘息の心配だけでなく、妊婦さんに副作用の心配もあります。

食欲不振・吐き気・不眠症・むくみ・紅斑・かゆみ

上記が葉酸を過剰摂取した場合に起こる可能性がある副作用です。

妊娠中期・後期も葉酸は必要。産後までいいことアリ!

妊娠初期だけでなく、妊娠中期・後期も葉酸が必要な理由をお話ししてきました。

妊娠中だけでなく、産後、子宮の回復と母乳の出をよくするためにも葉酸は必要です。

ただ、葉酸は摂りすぎないように注意をしてください。
葉酸の摂りすぎは、子どもが喘息になる心配と、妊婦さんに副作用が起きる可能性があります。

正しい摂取量を守りましょう。

また、葉酸サプリで補いつつも、温かく美味しい食品からも葉酸を摂取したいですよね。

ぜひレシピも参考にしてみてください。

赤ちゃんに会えるのを楽しみに、葉酸をしっかり摂って、ママの身体を子育てしやすい環境に整えていきましょう!

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