【漢方薬剤師が教える】妊婦の風邪は漢方がいい理由

皆さんこんにちは。
タクヤ先生こと杉山卓也です。

さて、妊娠中でしっかり体調管理は気を使っているよ!という方でも風邪を引いてしまうことはあるもの。
そういう時に「漢方薬なら…」と思いがち。

でも漢方にも、妊娠中に飲んでよい漢方とおすすめできない漢方薬があります!

今回はそれについてお話しいたします。

漢方での「風邪」の対処

風邪という疾患は漢方では「風邪(ふうじゃ)」という害毒による病態としてとらえます。

ただ、大きく分けますと「熱」が入り込むタイプと「寒さ」が入り込むタイプに分類されます。

それぞれに対応する漢方薬は、効果でいえば真逆です。

例えば熱が入り込んで起こるいわゆる「熱病」タイプの風邪の場合は体内からこの熱を追い出したり冷ましたりする必要がありますし、「寒病」タイプの風邪の場合は体を温め、滋養する漢方を使う必要があります。

気をつけるべきなのは、この見極めを間違えると症状が悪化してしまう可能性がある、ということです。

妊娠中におすすめの漢方薬、おすすめできない漢方

妊娠中におすすめの漢方薬で、私が一番にあげるのは「桂枝湯(けいしとう)」という漢方薬です。

これは体を温める生薬により、穏やかに身体を滋養する「寒病」タイプの漢方薬の代表です。

体を労る力が強く、おすすめできる漢方にはその他にも「参蘇飲(じんそいん)」や「香蘇散(こうそさん)」などもあります。

いずれも寒病タイプに効果のある漢方薬ですが、基本的には熱病タイプには妊娠中にもおすすめできるあまり漢方薬はあまりないのが現状です。

反対におすすめできないのは皆さんがよく知っている「葛根湯(かっこんとう)」や「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」、「麻黄湯(まおうとう)」など。

驚かれた方も多いかもしれませんね。

これらの漢方薬は体力がじゅうぶんな際に、身体の体力を使って害毒を外に追い出す性質がありますので、とくに妊娠初期や継続の服用には向きませんのでご注意を。

以前当店にお越しになられた妊娠中の女性のなかに「風邪のときは漢方なら安心だと思って毎日予防の意味も込めて葛根湯を飲んでいます」という方がいましたが、やってはいけないことのオンパレードですので絶対にやめましょう。

ほかにもある「風邪」の養生法

寒熱いずれのケースにおいても身体の養生は必要です。

消化のよいものを食べ、寒さを感じるときには暖かくして、熱感だけが強い場合には気持ちいいと感じる程度に冷やすことがおすすめです。
ただし、足やお腹は冷やさないように注意しましょう。

寒病のときには温性の食べ物(根菜や寒い地方で取れるものなど)が、熱病の場合には体の熱を冷ますもの(緑茶、春から夏にかけて旬の食べ物、暖かい地方でとれるもの)などを摂るとよいでしょう。いずれの場合でも食べ過ぎには注意が必要です。

とにかく妊娠中の風邪には消耗する事を避け、身体をいたわる生活と適正な漢方薬の服用を心がけてください

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