【認定絵本講師が教える】おなかの中からの読み聞かせ

赤ちゃんが生まれてくるまでの間、どんな子がお腹にいるのか、楽しみで胸がふくらみますよね。
生まれた後のことも、あれこれ想像するでしょう。

上の子がいる方は、きょうだいとしてお兄ちゃんやお姉ちゃんになる子のこと、今の生活からの変化など、楽しみな反面、不安や気がかりもあるかもしれません。

そんな風にまだ見ぬお腹の赤ちゃんに、絵本の読み聞かせをしてみませんか

生まれた後の暮らしを想像しやすくなるだけでなく、ママ自身もリラックスできますよ。
なにより、お腹の赤ちゃんはママの声が大好き。

ママの語りかける言葉はもちろん、絵本を読む声も届いています。

いつから赤ちゃんは聞こえているの?

赤ちゃんの耳は、妊娠初期の頃から作られ始め、形自体は早い段階で出来上がっています。
しかし、神経が脳とつながって音が「聞こえる」状態になるのは、だいたい妊娠6ヶ月に入った頃(妊娠20週前後)といわれています。

はじめに聞こえてくるのは、ママの身体の中の音。
心臓がどっきんどっきんと動く音や、血液が流れる音。
そして、ママの声は身体の中でも響いているので、初めて聞こえてくる「人の言葉」はママが話す言葉です。

お父さんと話す声、上の子と笑い合ったり𠮟ったりする声、それから、もちろん赤ちゃんに語りかける声も、しっかり聞こえています

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お腹の赤ちゃんとの距離が近づく、絵本の読み聞かせ

お腹の中にいるときから、声をかけて赤ちゃんとコミュニケーションをとることを、「胎児コミュニケーション」と言ったりします。

目の前にいない人に話しかけることが、はじめはなかなかなじめないかもしれません。
まずは、「おはよう」「おやすみ」といった、挨拶を口に出すことからはじめると、やりやすいでしょう。

それから、お腹の赤ちゃんに「胎児ネーム」をつけて呼びかけると、赤ちゃんをぐっと身近に感じて声をかけやすくなりますよ。

話しかけながら、赤ちゃんにママの言葉を届けていると、だんだんとママ自身の感覚も研ぎすまされていきます。

赤ちゃんの気持ちもだんだんに感じられるようになったり、タイミングよく胎動で応えてくれたりすることもあるかもしれません。
そんな風に、お腹の赤ちゃんと「対話」をしている方々もいます。

「おなかの赤ちゃんと話そう」山内ちえこ作

この本の中でも印象的なのは、「ママの呼吸は赤ちゃんのゆりかご」という言葉です。

日頃から、意識しないと呼吸は浅くなりがちです。
深い呼吸は、ママの神経を鎮め、血流を促します。

それは赤ちゃんにとっても心地のいい胎内環境です。
絵本を音読することも、深い呼吸につながりますよ。

絵本を読むことで伝えたいのは、絵本の中の知識や言語ではありません。

伝えたいのは、絵本を読んでいるときのママの気持ちです。
ママの感情は、ホルモンなどを通じて赤ちゃんにも伝わっていきます

絵本を読んで、生まれてくる赤ちゃんに想いをはせたり、子どもの頃読んでもらった懐かしさをママが再体験して、温かい気持ちになったりすることで、リラックスして愛情を深めていく、そんなママのお腹の中は、赤ちゃんにとって心地よいものに違いありません。

また、絵本には、大人でもわくわくするものや心に響くものがたくさんあります。
そんな風にたくさんの感情を、赤ちゃんと共有できるのがお腹の中の読み聞かせの醍醐味です。

生まれてから、人としてたくさんの感情を味わっていく赤ちゃんにとって、ママと直接つながっている安心の中で、平坦ではない心の起伏を知っていくことは、情緒を育む豊かな体験ではないかと思うのです。

妊娠中におすすめの絵本

そんなわけなので、まずはママ自身が楽しめるものが一番です。

子どもの頃にたくさん読んでもらった絵本や、お気に入りだった絵本を、今手元になくてもあらためて手に取ってみてください。
あまりの懐かしさに、驚くかもしれません。
忘れていたことを、たくさん思い出すかもしれません。

忘れていた出来事や自分自身の感情に向き合うことは、これから子育てをする上での糧になりますよ。

つぎには、ママの気持ちが安らいだり、不思議な気持ちになったり、日常から少し離れつつも楽しめる絵本を3冊紹介します。

「アンデルセンの13の童話」  ハンス・クリスチャン・アンデルセン 小峰書店

アンデルセンの美しい物語を読めます。
装丁もすてきです。

中には懐かしいものがあったり、今読むと心が揺さぶられるような言葉が見つかったりしますよ。

絵本というには分厚い本ですが、ゆったりした時間にページをめくってもらえたらと思います。

小川未明童話集


不思議さ、悲しさ、温かさがじんわりと味わえるお話がたくさん詰まっています。

風景や色、香りが素晴らしい日本語とともに味わえるので、絵はなくとも十分イメージが膨らんでいくことと思います。

音読をすることで、日本語の美しさをあらためて感じられるでしょう。

よあけ


お腹の赤ちゃんは、低い声よりは高い声、早口よりはゆっくりした声を好むと言います。
そんな読み方にぴったりです。
慌ただしい日常ですが、この絵本を読んでいるその瞬間だけは静かな感動が味わえるのではないかと思います。何度読んでも、最後のページの鮮烈さは色あせません。

おわりに

上の子どもに絵本を読んであげることが、日常になっている方もいることでしょう。

そんな時、お腹の赤ちゃんにも聞かせてあげるような気持ちで読むような意識を、ほんの少しでももってみてください。

意識を向けるだけで、お腹の子も聞いていることが、実感として味わえます。

それから、読み聞かせをしている時の、赤ちゃんの動きをそっと感じてみてください。
少し、いつもと違った動きが感じられるようになるかもしれません。

それは、ママが絵本を楽しんでいるあかし。
その気持ちは、お腹の赤ちゃんにも伝わっています。

生まれてくるのが楽しみになるようなひとときを、絵本の時間を通してお腹の赤ちゃんにも知ってもらえたら、と願っています。

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