赤ちゃんの風邪・インフルエンザ

風邪症候群

赤ちゃんの風邪

風邪症候群とは、ウイルス感染によって発熱鼻水・せきなどが主な症状の病気です。また、下痢や嘔吐を伴う場合があります。風邪ウイルスには200種類以上あると言われ、どのウイルスに感染したかによって症状は様々となっています。熱は38~39度、ときには40度に達することもあります。乳幼児では、鼻水やせきでうまく母乳が飲めず不機嫌になったり、熱や喉の痛みで不機嫌になります。子どもの場合、頭が痛いと訴えたり、食欲がなくなったり、ぐっすり眠れないため、不機嫌になります。ほとんどの風邪は1週間ほどで治りますが、炎症がほかに広がると、急性中耳炎や急性副鼻腔炎、肺炎などの合併症を引き起こすこともあります。

風邪症候群の治療

風邪ウイルスに特効薬はありません。そこで、風邪を引いた時に一番大切なのが、睡眠と休養、そして水分補給になります。高熱の場合は、解熱剤、ひどいせきにはせき止めの薬が処方されるでしょう。風邪の症状は、ウイルスから体を守るための反応なので、薬で抑えるのではなく、あくまで辛そうなときに少しでも楽になってもい、休養できるように使用するということを理解し、必ず小児科を受診し処方してもらいましょう。

インフルエンザ

原因は、インフルエンザウイルスの感染によって起こり、冬に流行します。その年によって流行するウイルスの型が違い、A型・B型・C型とタイプがあり、その中でも、A型には香港型・ソ連型・新型に分かれます。潜伏期間は1~3日で、急に、38度~40度くらいの高熱が出て、3~5日くらい続きます。感染経路は、くしゃみやせきによる飛沫感染です。症状としては、高熱・せき・悪寒・筋肉や関節の痛みなどがあり、赤ちゃんはひどく不機嫌になります。子どもの場合、高熱で熱性けいれんを起こす可能性があるほか、合併症も注意が必要です。

予防接種

インフルエンザは感染しないのがいちばんの予防法。ワクチンの有効率は約50%と、ほかの予防接種にくらべると低い数値ですが、ワクチンを接種しておけばかかっても軽くすむことが期待できます。現在は希望者が自費で個別に受けます。予防接種は2回行う事で免疫が高くなるので、1回目から4週間あけて2回目を接種します。ワクチンの性質上、はっきりした卵アレルギーの子は受けられません。

乳幼児期の予防接種については先生によって色々な考え方があり、乳幼児期にはワクチンを受けたからといって他のワクチンのようにかなりの確立で予防できるというものでは無いので、受けなくても良いという考え方もあります。また、罹患率(りかんりつ)を減少させることができ、脳症などの重症化を予防できる可能性があるから受けた方が良いという考えもあります。ママが予防接種を受けさせたいという意思があるなら、インフルエンザの予防接種に積極的な考えを持った先生に相談される事をオススメします。

※インフルエンザが流行している時は、出来るだけ人混みを避けましょう。また、子どもに帰宅したら、手洗い・うがいをする習慣を身に着け、予防を心がけましょう。赤ちゃんの場合はママやパパが先にインフルエンザにかかり、赤ちゃんにうつしてしまう事がほとんどですので、ママとパパが意識してイフルエンザの対策を行いましょう!

インフルエンザの治療

インフルエンザが流行しだした時は、早めの受診をしましょう。インフルエンザ迅速検査により、診断がすぐに付き、症状に応じた薬が処方されます。自宅では、安静と水分補給が必要です。医療機関にて治療を受けた後でも下記のような症状が見られる場合はすぐに医療機関に相談しましょう。

小児(新生児~15才まで)の場合

  • ・元気がなく、ぐったりしている。
  • ・呼びかけに答えない、ぼんやりしていて視線が合わない、眠ってばかりいるなど、意識障害の症状がある。
  • ・水分が摂れず、半日以上おしっこが出ていない。
  • ・手足を突っ張る、がくがくする、眼が上を向くなど、けいれんの症状がある。
  • ・意味不明なことをいう、走り回るなど、いつもと違う異常な言動がある。
  • ・呼吸が速く(1分間に40回以上)、息苦しそうにしている。
  • ・ゼーゼーする、肩で呼吸をする、全身を使って呼吸をするといった症状がある。
  • ・「呼吸が苦しい」、「胸が痛い」と訴える。
  • ・嘔吐や下痢が頻回にみられる。

タミフルについて

2007年3月20日、厚生労働省がインフルエンザ治療薬のタミフルは「10代の患者には原則として使用を差し控えること」と緊急発表しております。医療関係者に対し「万が一の事故を防止するための予防的な対応として、特に小児・未成年者については、インフルエンザと診断され治療が開始された後は、タミフルの処方の有無を問わず、異常行動発現のおそれがあることから、自宅において療養を行う場合、(1)異常行動の発現のおそれについて説明すること、(2)少なくとも2日間、保護者等は小児・未成年者が一人にならないよう配慮すること」と患者や家族に説明するように、となっています。厚生労働省が発表した「タミフル服用後の異常行動について」はこちら(外部サイト)>>

イフルエンザに関する質問箱

母乳と予防接種について
母乳で育てていてもママがインフルエンザの予防接種を受けても大丈夫でしょうか?

母乳と予防接種の回答
インフルエンザワクチンは安全性が高く、ワクチンが母乳に影響を与えることは無いので、インフルエンザの予防接種を受けても大丈夫です。赤ちゃんのそばにいつもいる方が予防接種を受ける事で赤ちゃんがインフルエンザにかかる事を予防できる一番の方法だと思います。

夏風邪

毎年夏になると流行するのが夏風邪の一種であるヘルパンギーナ。ヘルパンギーナは主に4歳以下の乳幼児が発症する感染症です。ヘルパンギーナについてはこちらをご覧下さい

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