マイコプラズマ肺炎の予防・症状・治療について

マイコプラズマ肺炎の予防・症状・治療について

マイコプラズマ

近年、毎年流行する傾向にあるマイコプラズマ肺炎。一昔前までは4年に一度流行する傾向にあったため、オリンピック病とも言われていたようです。

5~30歳くらいの幅広い年代の方が感染する可能性のある感染症です。中でも感染率が高いのが5~9歳までのお子さんだと言われています。様々なホームページで、5歳未満はあまり感染することなく、感染しても症状が軽いか無症状だと記載されていますが、そんなことはありません。5歳未満のお子さんが通っている保育園でも流行しますし、感染した子達は酷い咳に嘔吐、40℃を超えるような高熱になります。2歳児のお子さんのクラスでも流行するので5歳以下だからとマイコプラズマ肺炎の可能性を切り捨てないようにしましょう。以下のような症状があらわれたら年齢関係なく、マイコプラズマ肺炎も視野に入れましょう。

マイコプラズマ肺炎の症状とは?

マイコプラズマ肺炎は、肺炎の中では軽いほうだといわれています。ですが、軽い方だからといって甘く考えていると最悪の場合、酷い肺炎や喘息になってしまう事もありますので、しっかりと治療をおこなっていきましょう。発熱、鼻水やだるさなど通常の風邪と同じような症状からあらわれ始めるので、自己判断でご家庭にある風邪薬をあげてしまう方も多くいます。マイコプラズマ肺炎は、通常の風邪薬は効きません。以下のような症状がある場合は、病院でお薬を処方してもらいましょう。

■症状

  • 乾いた咳が出る。特に夜間(夜中から明け方)に酷く咳き込む
  • 嘔吐
  • 鼻水
  • 38~40℃近い高熱が出る
  • 微熱
  • 高熱と微熱を繰り返す
  • 下痢
  • 頭痛
  • だるさ
  • 胸痛

その他にも中耳炎、鼓膜炎、喘息になる子もいます。

突然、高熱を出します。中には40℃を超えるお子さんもいらっしゃいます。マイコプラズマ肺炎の特徴として、咳の症状は発熱から1~2日程度遅れて出てくる事が多いので、病院に受診するときはまだ咳の症状がなく、風邪やインフルエンザ、RSウイルスなどを疑うお医者様も多いです。高熱があるにもかかわらず、インフルエンザやRSウイルスの検査で陰性の反応が出た場合は、念のためマイコプラズマ肺炎の検査もお願いしてみましょう。また、風邪だと診断された翌日に咳が始まり、風邪薬で熱も一向に治る気配がないという場合は、すぐに病院へ行きマイコプラズマ肺炎の検査をしてもらいましょう。

熱は一週間程度でおさまりますが、咳は約1ヶ月程度続きます。咳は症状があらわれてから2週目頃にピークを迎えます。熱が治まっても徐々に咳が酷くなっていくのが症状の一つです。中には肺炎になってしまう子もいますので、咳が治まるまでの1ヶ月間は安心できません。

マイコプラズマ肺炎の感染経路と潜伏期間は?

マイコプラズマ肺炎は、飛沫感染と接触感染の2種が考えられます。

マイコプラズマ肺炎

感染力はあまり強くありませんが、菌の潜伏期間が長く、マイコプラズマ肺炎を発症するまでに1週間~1ヶ月と長期にわたって潜伏します。その為、感染している事を知らない園児が1ヶ月間登園を続けるうちに、感染者を増やしてしまうのです。職場や教室、家庭など小規模の密室で流行する事が多いといわれています。

マイコプラズマ肺炎の検査

マイコプラズマ肺炎の流行警報が出ていない時期に発症してしまうと、風邪の症状に似ている為に風邪だと判断されてしまう事が多くあります。通常、肺炎の場合は聴診器を肺のあたりに当てると雑音のような音がします。雑音を確認すると肺炎を疑い、レントゲンを撮るのが一般的な流れなのですが、マイコプラズマ肺炎は肺炎よりも軽いものなので、聴診器で聞いても雑音がしないために風邪だと誤診されてしまうことが多くあります。夜中から朝方にかけて咳が酷くなったり、40℃近い熱が出る場合は、マイコプラズマ肺炎の検査もお願いしておきましょう。マイコプラズマ肺炎は設備が整った施設であれば、血液検査ですぐ確認することができます。設備が整っていなければ、検査結果が分かるまで1週間を要します。胸部レントゲンや尿検査、痰(たん)に含まれている細菌でも確認することもできます。

マイコプラズマ肺炎の治療方法とは?

抗生物質を飲んで治療していきます。マイコプラズマ肺炎の菌は様々な抗生物質に耐性がある為、マイコプラズマ肺炎菌に効果がある抗生物質を飲んで治療する必要があります。症状の項目でもお話しましたが、マイコプラズマ肺炎は熱の症状は1週間程度で治まりますが、咳は約1ヶ月程度続くといわれています。中には咳をしすぎて、痰(たん)に血が混じる子も出てくると思います。

空気が乾燥していると咳が酷くなる事がありますので、空気が乾燥していると感じられる時は加湿をしっかりと行うようにしましょう。超音波式加湿器を使用しているご家庭は、こまめに給水タンクのお水をかえるようにしましょう。

※超音波式加湿器は加熱処理などを行わないため、タンク内に繁殖した菌を部屋中に拡散してしまう可能性があります。

また、食事や水分をとっても嘔吐してしまう子は病院で点滴をうけさせるようにしましょう。水分補給をこまめにとり、しっかりと休ませてあげる事で早く回復していきます。

いつから保育園・幼稚園に通わせていいの?

潜伏期間や、咳が長引くことから体内に長く菌が残る事が多い感染症です。症状が落ち着いてきたら、病院へ足を運び完治証明書をもらいましょう。完治証明書を提出しないと学校や職場へは登園・出勤できない決まりになっています。「熱が下がっているから治っているだろう」と自己判断してしまうと、学校や職場に菌をばら撒いてしまう事になりますので注意しましょう。

マイコプラズマ肺炎の予防方法とは?

マイコプラズマ肺炎が流行していると発表が出たら、人が大勢集まるような場所に赤ちゃんを連れて行く事はさけましょう。睡眠不足が続いていたり、免疫力が低下している時は特に感染しやすいといわれています。睡眠をしっかりとり、手洗い・うがい・バランスのとれた食事を食べさせてあげるように心がけましょう。また、マイコプラズマ肺炎は家庭内などで流行する事が多い感染症です。マイコプラズマは、赤ちゃんからお年寄りまで感染の可能性がある感染症です。家族にマイコプラズマ肺炎だと診断を受けた方がいる場合は、家族でうつしあわないよう細心の注意をはらいましょう。

5歳未満のお子さんでも重症化する可能性のあるマイコプラズマ肺炎。発症から1ヶ月以上ひどい咳が続くので、お子さんにとっても辛い感染症です。お医者様でも風邪との判断がつきにくい感染症の一つなので、ママ自身がお子さんの症状をしっかりと把握し、お医者様へ伝える事が大切です。酷い肺炎や喘息になる前に治療を行う必要がありますので、早期発見・早期治療を心がけましょう!

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