おたふくかぜの予防接種と副反応(副作用)について

おたふくかぜの予防接種と副反応(副作用)について

大人とは違い、まだまだ免疫不足の赤ちゃんです。しっかりと予防接種を受けさせてあげる事で、重症化を防ぐことが出来ます。赤ちゃんの為にも、早いうちから予防接種のスケジュールを立てましょう!

ロタウイルスワクチンは、生後2か月頃に入った頃からヒブ・小児用肺炎球菌ワクチンなどとの同時接種がいいとされています。ロタワクチンは、ワクチンを注射器で体内に入れるタイプではなく、経口生ワクチン(口から飲むタイプの薬剤)となっています。1価ワクチンの場合:生後20週、5価ワクチンの場合:生後24週までに初回の接種を受けるようにしましょう。

まずはおたふく風邪について知ろう!

まず、おたふく風邪とは・・・・ムンプスウイルスに感染して発症する流行性耳下腺炎です。

おたふく風邪

発熱後、耳下腺や顎下腺などが腫れるのが特徴です。両方の耳下腺が腫れ「おたふく」のような顔になることから「おたふく風邪」と呼ばれるようになりました。腫れは1週間ほど続きます。

おたふく風邪の原因とは?

麻疹ウイルスの一種である「ムンプスウイルス」が原因で起こります。ムンプスウイルスは、耳の前下にある耳下腺、下あごの下にある顎下腺に感染するのが特徴です。

おたふく風邪の感染時期・感染経路

おたふくかぜの感染経路は以下の通りです。

  • 飛まつ感染
  • 接触感染

おたふくかぜは、くしゃみやつばなどから飛沫感染、タオルなどについたウイルスを触ることによる接触感染です。発症年齢は1~10歳で、特に3~4歳ぐらいの子どもが多く発症します。非常に強い感染力を持っています。

おたふく風邪の症状

おたふく風邪に感染すると以下のような症状があらわれます。

  • 発熱・38度の高熱
  • 耳下腺の腫れ
  • 頭痛
  • 嘔吐
  • 倦怠感

おたふく風邪は感染してしまうと、2~3週間の潜伏期間の後に両方、または片方の耳下腺が腫れてきます。いつも見ているご家族は「顔が腫れているかも?」「おたふく風邪かな?」と気づく事ができます。腫れている部分に触ると痛がり、口を動かすことも痛いのでお食事も嫌がります。おたふく風邪の症状は、約1週間ほどで回復します。

おたふく風邪に感染した全体の約3割程のこどもたちは、何も症状が現れないまま過ごすことがあります。これを不顕性感染といいます。

殆どのお子さんは、38度の熱をだすのですが、稀に耳下腺だけが腫れて熱が出ない子もいらっしゃいます。また、両側の耳下腺が腫れる子、片側だけの耳下腺が腫れる子、片側が腫れて・・・時間差で残りの片方も腫れる子と様々なパターンがあります。腫れ方や、腫れ具合などは個人差がありますので、おたふくかぜを疑うような兆候があらわれた場合は、すぐに病院へ受診するようにしましょう。

おたふく風邪を発症した場合に食事で気をつけるべきこと

おたふく風邪の症状がでている場合、お食事をする際に顎や耳下腺が痛みます。かたい食べ物や、すっぱい食べ物、消化の悪い食べ物は与えないように気をつけましょう。

おたふくかぜが重症化した場合

おたふく風邪は合併症が多い病気で知られています。おたふく風邪の主な合併症は下記の通りです。

  • 痙攣
  • 脳炎・脳症
  • 無菌性髄膜炎
  • 難聴
  • 膵炎
  • 髄膜炎
  • 急性散在性脳脊髄炎
  • 男の子の場合、精巣炎・睾丸炎
  • 女の子の場合、卵巣炎

おたふく風邪に感染した疑いがある場合、早めに病院へ受診しましょう。その後、しっかり経過観察をし、重篤な合併症を防ぎましょう。

おたふくかぜの予防摂取時期と回数

1歳以降に1回接種します。集団生活に入ってから感染すると完治するまでは、学校をお休みしなければなりません。おたふくかぜの予防接種を受けると決めている場合は、保育園や幼稚園に入園する前に接種するのがおすすめです。

2回接種をすることで、更に予防効果を高めることができると言われています。1歳のお誕生日をむかえたら、おたふく風邪の予防接種を受けるか検討しましょう。

おたふくかぜの予防接種方法とは?

生ワクチンを皮下注射で接種します。任意接種ですが、自治体によっては接種費用の一部を負担してくれるところもあります。(摂取する場合は自治体に確認してみましょう!)37.5度以上の発熱や咳などの風邪の症状があるとき、ほかの病気にかかっているときは受けられません。

おたふく風邪の免疫は、おたふくかぜの予防接種を受けた90%前後の人にできると言われており、免疫はワクチン接種2週間後からできはじめます。

他の予防接種との間隔

接種のあと、他の予防接種を受ける場合は、4週間(中27日)以上あける必要があります。

おたふくかぜ予防摂取の副反応について

おたふくかぜの予防接種には以下のような副反応が出ることがあります。

  • 脳炎
  • 髄膜炎
  • 急性散在脳脊髄炎
  • 脳症
  • 痙攣
  • 耳下腺炎・耳下腺腫大
  • 発熱
  • 血小板減少性紫斑病
  • 急性膵炎
  • 難聴
  • まれに、接種後30分以内にアナフィラキシー(接種後急速に発症する強いアレルギー反応)を起こす事があります
  • 接種後2~3週間後に発熱や耳の下が軽く腫れることがありますが数日で治ります。(100人に1人の割合)
  • ごくまれに、接種後から2~3週間後に無菌性髄膜炎を起こす事がありますが、そのほとんどが1~2週間で治ります

接種後、嘔吐・発熱・機嫌が悪い状態が続くときはすぐに受診し相談するようにしましょう。

おたふくかぜ予防接種後の注意点

上を見てお分かりかとは思いますが、おたふくかぜは合併症が多い病気として知られていますが、それよりも副反応の被害件数が多い事でも知られています。過去10年間に報告された副作用被害では髄膜炎が最も多く全体の60パーセント近くをしめています。その次に多いといわれているのが脳炎です。おたふくかぜの予防ワクチンは、任意ワクチンの中で医薬品副作用被害救済制度で救済支給された件数がダントツのトップだといわれています。

おたふくかぜの予防接種は任意での予防接種となります。リスクなどもしっかりと把握したうえで、予防接種を受けるか受けないかを検討する必要があります。

感染力の強いみずぼうそうの予防接種を優先するよう指示する医師と、重症化しやすいおたふく風邪の予防接種を優先するよう指示する医師がいます。ママとしては、みずぼうそうとおたふくかぜ、どちらを優先すべきなのか、本当に受けたほうがいいのか・・・分からなくなってしまいますよね。予防接種は予防接種の受ける受けないや接種時期は自己判断になります。かかりつけ病院のお医者様と納得がいくまで話し合って、受ける・受けない、摂取する時期などを判断するとよいでしょう。

予防接種には副反応というリスクがつきものなので、どちらのリスクも知ったうえで優先順位を医師と相談して決めるようにしましょう。みずぼうそう(水痘)の予防接種と副反応(副作用)についてはこちら

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