出産してから視力が低下。産後の視力低下の原因と対策について

出産してから視力が低下。産後の視力低下の原因と対策について

産後の視力低下

出産後というのは、お母さんにさまざまな変化が起こってくるものです。なぜ、産後に様々な変化があらわれるかというと…妊娠中は約10か月かけておなかの中でわが子を育てます。その我が子を出産することで、体にとっては一気に変化が起こるのです。産後の変化といえば、多くの人が経験する「抜け毛」をはじめ、「疲れ」やすくなったりなどということが思い浮かぶものです。産後のお母さんの体の変化についてはこちらからごらんください

そして、これもまた多くのお母さんが経験しているのが「視力低下」です。一見、出産と視力は無関係のように思えますよね。しかし、産後に視力低下や視力の異常によって、目がかすんで見える・視力が落ちたかも…?と悩まされているというお母さんは少なくありません。では、なぜ産後に視力低下してしまうのでしょうか?

産後、視力低下の原因ってなに?

出産後、母親や周囲の方に「あんまり目を使い過ぎないようにね」と言われたことはありませんか?視力が落ちてしまうことと出産について、「コレが原因!」ということははっきりとわかってはいません。しかし考えられる原因はいくつかあると言われています。

出産時のいきみについて

出産するときというのは、全身の力を込めて思いっきり赤ちゃんをひねり出すというイメージでいきみます。赤ちゃんの大きさによって、いきみ方やいきむ回数はまったく違ってくるのですが、早い人だとたった1回のいきみで赤ちゃんが産まれることも。

しかし、いきみが数時間続いてしまうという方も少なくありませんので、その間ずっといきみ続けるとかなり体力が消耗してしまいますし、体に負担がかかります。ぐ~っといきみ続けることで顔の毛細血管が切れて真っ赤になってしまい、出産後にしばらくその痕が残ってしまう…ということもあります。いきむことで、それだけのダメージを受けてしまうのですから、目の毛細血管が切れてしまうということもあるでしょう。毛細血管が切れてしまえば目に大きな負担がかかってしまいますし、治るまでの時間もかかってしまいます。

そして、思いっきりいきむことで眼圧が上がるという心配がされています。眼圧というのは、眼球の中にある眼内液の圧力のことをいいます。眼圧が高くなることで、視神経に影響が出てくると言われているため、視力低下してしまうということなんです。視神経は私たちが見たものを脳に伝えてくれる役割をしていて、一度視神経の働きが悪くなると治ることはありません。いきむことで眼圧が上がって視神経に影響が出たり、さらに毛細血管が切れてうまく酸素や栄養が運ばれなくなる…ということが視力低下につながっていると考えられています。

疲労

出産というのは、先ほども言いましたがかなりの重労働になります。出産のために命を落としてしまうこともあります。それほど、お母さんも赤ちゃんも命がけということです。想像を絶する痛みと、全身に力を込めてのいきみ、産後1か月ほど出続ける悪露(出血)、朝でも昼でも夜でも起きて授乳、長時間の抱っこや沐浴…。などなど、出産前後というのはかなりの疲労が溜まってしまいます。それをすべてリフレッシュする!…ということはなかなか難しいもので、産後1か月ほどは体がガタガタになってしまったからといって整体に通うこともできません。産後整体の開始時期についてはこちら

また、産院では赤ちゃんを新生児室に預けて休むこともできますが、退院するとそうもいきません。基本的に入院中はずっと母子同室という産院なら、余計に疲労が溜まりやすくなってしまいます。仕事がハードな時期、なんとなく目がかすむ…ということや目が疲れたなと感じることはありませんか?出産も同じことで、やはり疲労が溜まるとデリケートな目はとても大きな影響を受けてしまうということなんですね。母子同室のメリットとデメリットについてはこちら

そのほかにも視力低下の原因は?

出産時のいきみや疲労以外にも、産後すぐにスマホやテレビをずっと見ていたり、自宅に帰ってからパソコンを長時間いじったり…ということも原因のひとつです。昔はテレビやスマホなどありませんでしたが、現代では産まれてすぐSNSにアップしたり、育児についての調べ物をしたりなど長時間使う機会が多いと思います。特にパソコンやスマホから発せられるというブルーライトは、目にとって悪影響を及ぼすと言われていますよね。

ブルーライトは目の表面だけでなく、目の中にある網膜まで達するという強い光です。この光は体内時計を狂わせてしまうと言われていて、寝つきが悪かったり眠りが浅くなるという影響がわかっています。ただでさえ出産や育児で疲れているのに、この光のせいで余計に休みにくくなってしまう…というわけなんです。そうすると、もっと疲労が溜まってしまいますから目への影響も大きくなる…悪循環になりますね。

そして、ブルーライトは「加齢黄斑変性」という目の病気を引き起こす原因でもあります。特にアメリカでは、高齢者が失明してしまう原因の第1位にもなっていると言われているほどですから、目にとっては大きな悪影響があります。こういったことから、よく「産後はテレビの見過ぎやスマホの使い過ぎに注意」と言われるんですね。

視力低下を防ぐ!その対策って?

では、これら視力低下について対策はあるのでしょうか?

まず出産時のいきみで目がかすむ・視力が落ちたかも?という方は、産後2~3ヶ月を過ぎてもなかなか治らない・悪化していく場合には眼科を受診しましょう。毛細血管が切れてしまった場合には、その程度にもよりますがだいたい1か月前後で血管が回復すると言われています。

また産後1~2か月程度であれば、目以外にも子宮などもまだ完全に元通り!というわけではありませんので、様子を見てみても良いのではないでしょうか。(もちろんこれに限りませんので、心配であればすぐに眼科を受診してみてくださいね!)

そして、出産後に気分が高揚してSNSにたくさん写真をアップしたり、赤ちゃんが寝ている間や母子別室の間にスマホをいじったりテレビを見たり…ということはあると思います。ですが、できるだけ自分でブルーライトを受けないように気を付けたり、目を使い過ぎないように心がけるようにしてみましょう。ブルーライトをカットしてくれるメガネや、スマホ用のフィルムなどを活用するのも良いでしょう。

赤ちゃんが眠ったときにはできるだけ自分も休むようにすると、視力低下を防ぐことにもなるほか、身も心もしっかりと休むことができるのではないでしょうか。自分が思っている以上に大きなダメージを受けたり疲労が溜まっているお母さん…無理しすぎないでくださいね。

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