抱っこ相談「上手に抱いてあげられなくて反り返ります」

抱っこ相談「上手に抱いてあげられなくて反り返ります」

生後2ヶ月になる赤ちゃんのお母様から頂いた相談をご紹介します。「赤ちゃんが、よく反り返ります。まだ上手に抱っこしてあげられないせいだと思います」

実は、赤ちゃんの反り返りの相談は、よくあります。抱っこが下手なせいだとか、反る事が赤ちゃんにとって良くないのではないか等々、ご心配になられるお母様は少なくないようです。赤ちゃんの反る体勢が良くないことなのかどうか、それぞれのご様子があると思いますので断定できませんし、過度な心配は不要な場合が多いように思います。

しかし、赤ちゃんが反る事で抱っこのしにくさを感じる場合、親子とも快適とは言えない状態かもしれませんね。抱っこは少しでも心地よいと感じられたほうが嬉しいと思います。赤ちゃんの体勢は、お背中からお尻が自然に丸くなると、背の緊張がゆるみリラックスしますので、抱っこしやすいですね。

さて、赤ちゃんが反りやすい体勢には特徴があります。そして、反対に丸くなりやすいポイントもあります。それらを抱っこや、寝かせてあげる時の工夫に取り入れてみては如何でしょうか。反りやすい体勢のポイントは、主に二つあります。

頭が後傾する
お身体を横からみて背面側に頭が傾く
骨盤の角度
お股が身体の真下を向く角度、言い換えると脚のつけ根が伸びると腰は丸くならず反りやすい。
赤ちゃんの人形

赤ちゃんが反りにくい体勢は上記の逆になるよう工夫すると良いでしょう。

  • 頭はお身体を横からみて背骨にまっすぐ又は、やや前傾
  • 骨盤の角度:お股がお身体の前側を向いている角度、 言い換えると脚のつけ根(股関節)や膝がしっかり曲がっていると、背中から腰が丸くなり緊張が少ない
  • 手足が身体の近く、中心にまとまっていると、お身体は自然に丸い体勢になります。
赤ちゃんの人形

赤ちゃんが抱っこで眠った時も、抱っこの姿勢が変わらないような寝床に寝かせてあげると泣いて目覚める事が減っていくと思います。

赤ちゃんのCカーブを保てるような寝床は、大判バスタオルやタオルケットなどを利用して作ってあげることもできます。

赤ちゃんの姿勢

ところで、丸くふんわりだっこしてあげようと思っても、赤ちゃん自身が、どうしても反るような動きをする時もあります。そんな時は、お背中や手足を心地よく優しくなでさすり、リラックスするケアも試してみてくださいね。

また、赤ちゃんは生後間もなくなど月齢が若くても、実は色々な身体の動きをします。反り返るような動きでも、伸びをしているだけだったり、後ろを見たいだけだったりするかもしれません。そんな風に、伸びたり、ひねったり、色々なお身体の動きを通して、赤ちゃん自身が自分のお身体の軸を作って成長発達していくのですね。

赤ちゃんが今、どんな動きをしたいのかを感じ取るつもりで接していくうちに、少しずつ、安心している時の表情や心地よい体勢のポイントがつかめるようになっていくと思います。「赤ちゃんをうまく抱いてあげられない」と感じたとしても、親子で色々な心地よさを試してみられると良いですね。日々のトライ&エラーが、親子の絆をどんどん強めてくれることでしょう。

平尾時栄先生

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