子宮口が開くってどういうこと?

子宮口が開くってどういうこと?

子宮口が開く

出産のとき、赤ちゃんがあとどれくらいで出てくるのかな?という目安のひとつに「子宮口の開き具合」があります。子宮口というのは膣と子宮との境目にあるもので、ふだんは唇をすぼめたようにぎゅっとかたく閉じている部分になります。それが、出産が近づくうち・お産が進んでいくうちにどんどん開いていき、最終的には10センチも開くようになり、そこを赤ちゃんが通って膣に向かい、やがて産まれてきます。お産の進み具合にはさまざまなポイントがありますが、特に私たちがわかりやすい目安として子宮口がどれくらい開いているかということがあるんです。

子宮口の開きやすさというのは人によってまったく違いますし、中には出産間近にもかかわらず陣痛がないのに数センチ開いてしまっているという人も。では、どのようにすると子宮口が開きやすくなるのでしょうか?また、子宮口の開き具合でどれくらいお産が進んでいくのでしょうか?

子宮口の開きとお産の進行度について

まず、お産がどのように起こっていくのかを見てみましょう。子宮にいる赤ちゃんは、お産が近づくとどんどん下に降りてくるようになります。子宮の出口である子宮口は赤ちゃんが産まれてしまわないようにかたく閉じていますが、その上部にある子宮頚管はどんどんやわらかくなり、子宮口が開きやすくなります。子宮から子宮峡部、子宮頸部、膣、外陰(会陰)という道を通ってくるのですが、これをまとめて軟産道、いわゆる産道といいます。

この軟産道の中でも特に子宮口のある子宮頸部は抵抗が大きく、赤ちゃんが出にくいところでもあります。特に子宮口はかたくすぼんでいるところですから、開きにくく伸びにくくなっています。ここがしっかりと開かないと(10センチ開大)、赤ちゃんの頭も通ることができませんしいきんではいけません。開かないままいきんでしまうと、なかで裂傷が起きて出血してしまうことがあるので、いきみ感をなんとか我慢しなくてはなりません(いきみ逃し)。陣痛をやわらげるアイテムについてはこちら

陣痛が起こると、子宮口が開く以外にもさまざまな変化が起こってきます。スムーズな分娩の評価として、以下のように点数がつけられます。これをビショップスコア(Bishop Score)といいます。

ビショップスコア(Bishop Score)

13点満点のうち、9点以上であれば子宮頸部が成熟しているということでお産の進み具合をチェックすることができます。どれくらいお産が進んでいるのかな?というときに内診をしますが、これは内診をした人にしかわからないものです。しかし、ビショップスコアをつけることでわかりやすくなるというメリットがあります。

子宮口がなかなか開かないのに、陣痛の痛みはどんどん大きくなっていく…というときには、赤ちゃんがどんどん降りてきていたり、子宮頚管が薄くなっていっているものと思われます。もちろん、子宮口が10センチまで開かないと出産はできませんので、「まだまだだ…」と気を落とすこともあるかもしれませんが、お産は進んでいるんだ!と思ってくださいね。お産の進み方についてはこちら

子宮口、どうやったら開くの?

さて、そんな子宮口ですがどうやったらスムーズに開いていくものなのでしょうか?

臨月になると「しっかり歩いて」「動いて陣痛が来やすいようにしてね」と産院で言われることがあると思います。これは、赤ちゃんが下りてきやすいようにするということがひとつあります。(その他にも体力をつける為など)赤ちゃんが下りてきて骨盤にはまり、その圧迫によって子宮口が開きやすくなることにつながるのです。

子宮というのは、子宮筋層という筋肉でできているもの。子宮筋層を作っているのは平滑筋という種類の筋肉になりますが、収縮のスピードは遅いもののとても伸び縮みすることができます。筋肉は寒ければこわばって動きにくくなりますし、使い過ぎると筋肉疲労がたまってうまく動かすことができませんよね。

そのため、身体を温めると良いということや、アロマでリラックスすると良い…ということもよく言われますよね。しっかりと体をリラックスさせて陣痛が来やすい状態をつくることで、自然に子宮口も開きやすくなるのではないでしょうか。子宮口が開きやすくなるポイントをまとめると、

  • 子宮頚管が熟化してやわらかくなること
  • 赤ちゃんが下りてきて子宮頸管を圧迫すること(つまり赤ちゃんが下がっていること)

これで、子宮口が開きやすくなるでしょう。そのためにも、まずは臨月に入っていつでも赤ちゃんが出てきてOKという状態になったら、散歩やウォーキングなどで体を動かし、赤ちゃんが下りて来やすいようにしましょう。

子宮頚管が熟化していない…子宮口が開くかどうか不安!!というときには、子宮頚管熟化剤という薬を使うことがあります。これは陣痛促進剤とは違って、子宮頚管を熟化させてやわらかくするための薬です。使っている産院とそうでない産院があるので、もし内診で「まだ硬いね~」と言われたら相談してみると良いでしょう。ちなみに、ジノプロストンという内服薬がよく使われていますが、注射の場合もあります。

筆者の出産前の体験談

筆者はとても驚かれるのですが、一人目を出産するときに臨月の内診ですでに3センチ子宮口が開いていましたが、結局陣痛がきたのは予定日ちょうど。二人目も38週ごろに3~4センチ開いていると言われ、予定日3日前に出産。しかし、三人目はなんと6センチ開いても陣痛が来ず…(前駆陣痛がかなりありました)、結局予定日を2日過ぎたところで誘発分娩となってしまいました。前駆陣痛についての記事はこちらからご覧ください

また、どの子のときにも頸管がかなりやわらかくなっているから、いつ陣痛がきてもおかしくないよと言われていました。なかなか子宮口が開かない…という方もいらっしゃるかと思いますが、やはりお産には子宮口の開きだけでなく、頸管の熟化やさまざまな要因があるのだと思います。焦ったり、子宮口がなかなか開かないということで陣痛への恐怖が大きくなることもあるかもしれませんが、やはりリラックスして赤ちゃんを迎えてあげよう!という姿勢でいるとストレスも溜まりにくく、意外とスムーズなお産につながるのではないでしょうか。

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