赤ちゃんの近くで煙草を吸ったり、吸殻を置いたりしていませんか?

赤ちゃんの近くで煙草を吸ったり、吸殻を置いたりしていませんか?

赤ちゃんの近くでタバコ

赤ちゃんは手にしたものを何でも口に運んでしまいます。赤ちゃんの誤飲の中で圧倒的に多いのは「タバコ」の誤飲です。タバコの誤飲はママやパパなどがタバコを吸っているご家庭で多く起きている事故ですが、外出先などで落ちているタバコを食べてしまうというケースもあります。

タバコは赤ちゃんにとって、とても有害なものです。もしも、赤ちゃんがタバコを誤飲してしまった場合、どのように対応したらいいのか、そのような事に気をつけたらいいのかを学んでいきましょう。

タバコの誤飲が怖いのは何故?

なぜタバコの誤飲が危険かと言うと、タバコの有害成分「ニコチン」が問題なのです。ニコチンの致死量は乳幼児で10~20mg程度といわれています。タバコの箱にはニコチンの量が記載されていますが、それはタバコに火をつけてフィルターを通して回収できるニコチンの量を示しています。フィルターを通さず、タバコをそのまま口にしてしまった場合のニコチン量はその10倍になると言われています。ですので、乳幼児ですとタバコを1/2~1本食べてしまうと死に至ってしまう危険性があるということになります。

たかがタバコと考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、タバコ1/2本が赤ちゃんの命を脅かすこともあるという事を頭に入れておいてくださいね!

タバコの浸った水はもっと危険!

タバコの誤飲と聞くと、タバコや吸殻など、タバコそのものを誤飲してしまう!というイメージがありますが、実はタバコを誤飲するよりも危険なものがあります。

それは、“タバコのニコチンが溶け出した水分”なんです。喫煙男性に多いのが、空き缶や缶ジュースの残りを灰皿代わりに使用する方法です。それ以外にも灰皿に水を溜めて火を消している方がいますが、そのタバコが水に浸かっていた水分を、赤ちゃんが誤飲してしまうケースもあります。タバコが水に浸かっている場合、大量のニコチンが溶け出てしまっています。その為、タバコや吸殻を誤飲してしまうよりも、ニコチンが染み出した水分を飲んでしまった場合の方がニコチンが身体に吸収されやすい状態になっているので、より重篤な中毒症状が現れます。タバコ・ニコチンが染み出した水分を誤飲してしまうことで「急性ニコチン中毒」になる可能性があるんです。

タバコの誤飲で起こる急性ニコチン中毒

タバコを誤飲してしまうと、タバコの成分であるニコチンで「急性ニコチン中毒」になる可能性があります。急性ニコチン中毒とは、ニコチンを大量摂取したために起こる中毒症状です。

急性ニコチン中毒の主な症状

初期から中期

めまい・嘔吐・腹痛・呼吸が速くなる・興奮・血圧上昇・痙攣・錯乱・頭痛・視界がおかしくなる、などの症状が現れます。

重症

痙攣・意識がない・顔面蒼白などの症状が現れます。

これらの症状が現れたらすぐに医師に診てもらう必要があります。緊急を要するときは、救急車を呼び、すぐに病院へ行きましょう。救急車を呼ぶことを躊躇っているうちに、中毒症状が悪化してしまいます。

タバコの誤飲を防ぐために大人ができること

赤ちゃんの誤飲を防ぐ1番の方法は、赤ちゃんの環境からタバコを一切なくすこと!ですよね。しかし、タバコをやめたくてもなかなかやめることが出来ないという方も多くいらっしゃいます。

タバコをやめられない場合・・・

  • タバコや灰皿は赤ちゃんの手の届かない場所におく
  • ジュースの缶を灰皿代わりに使わない
  • タバコの吸殻の始末は徹底する
  • カバンの中に入れている場合も、赤ちゃんの手の届かない場所へ置く
  • 赤ちゃんの近くでタバコを吸わない(受動喫煙を防ぐ)

「ここなら大丈夫だろう」と思っても意外と赤ちゃんの手が届いてしまう場合があります。「大丈夫だろう」ではなく「絶対に100%大丈夫」と思えるところに置きましょう。

また、公園やお散歩中など外出先で、落ちているタバコの吸殻を拾って誤飲してしまうというケースもありますので、外出先でもタバコの吸殻には十分に注意する必要があります。

もしも、赤ちゃんがタバコを誤飲してしまったら

赤ちゃんが誤ってタバコを誤飲してしまったら、次のことに注意しましょう。

  • 口の中にあるタバコを取り除く
  • 何を(葉、吸殻、タバコが浸っていた水分)どのぐらいの量食べた(飲んだ)のか確認する
  • 誤飲した時間を確認する
  • 赤ちゃんの顔や手指をきれいに洗う

※絶対にやってはいけないこと※

  • タバコの葉や吸殻を誤飲したら、水分を与えてはいけません
  • タバコが浸っていた水分を誤飲した場合は、お茶・水・牛乳などを飲ませてから吐かせる

タバコを誤飲したことがわかったら、できるだけ早く口の中のタバコの葉を取り除くようにします。そして、何をどのぐらいの量摂取したのかを把握する必要があります。慌てて処分せず、摂取状況を確認するようにしてください。タバコの葉や吸殻を誤飲して、タバコを流そうと慌てて水分を与えてしまうと、とても危険です。赤ちゃんの体のなかで、ニコチンが水分に溶け出してしまい、より早く浸透してしまうおそれがあります。

また、忘れてしまいがちですが、赤ちゃんの顔や手指にはまだタバコや灰が付着している可能性がありますので、すぐにきれいに洗い流してください。

長さ2cm以上のタバコやタバコが浸っていた水分を誤飲してしまった場合は早急に病院へ受診する必要があります。

緊急対応の相談

タバコを誤飲してしまったら、ママやパパはパニックになってしまうこともあります。どう対処したらいいのか分からないときなどは、日本中毒相談センターに電話をして相談しましょう。

たばこ専用電話

072-726-9922 (365日24時間、無料の自動音声応対方式)

病院へ受診の目安

タバコを食べてしまった・タバコが浸った水を飲んでしまった、タバコや灰を舐めた、など誤飲にもいろいろありますが、赤ちゃんが誤飲してしまったら量に関わらず病院へ行きましょう。ニコチンが体内に吸収されるまで数時間かかる場合もあります。今は元気にしていても後から症状が出てくることだってあります。休診日や夜間であっても、休日診療や夜間診療で診てもらいましょう。

タバコによる赤ちゃんへの影響

乳幼児突然死症候群(SIDS)をご存知でしょうか。これまで元気に過ごしていた赤ちゃんが眠っている間に突然死してしまう疾患です。日本でも毎年150人近くの赤ちゃんがこの疾患により命を落としています。このSIDSの原因の1つに「受動喫煙」があります。両親がタバコを吸っていると、吸っていない家庭に比べて、SIDSの発症率が約4.7倍に増加すると言われているんです。

ママ・パパ・ご家族が喫煙する場合は、赤ちゃんの近くでは絶対にタバコを吸わないように徹底しましょう。乳幼児突然死症候群についてはこちら

赤ちゃんの誤飲事故を防いであげられるのは、ママやパパだけです。大切な赤ちゃんを守るために、日頃から誤飲が起こらないように万全の注意を払うようにしましょう。万が一、誤飲が起きてしまった場合、間違った処置をしてしまうと症状を悪化させてしまうこともあるため、緊急処置や対処法などを頭に入れておき、落ち着いて対応できるようにしましょう。赤ちゃんがは色々なものを口にしてしまいます。以下は様々な誤飲に関する対処法を記載しておりますので、一度目を通しておく事をオススメします。赤ちゃんが誤飲してしまった時の対処法

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