妊娠中のクラミジア感染症について知っておこう!

妊娠中のクラミジア感染症について知っておこう!

クラミジア

女性であれば誰しも「クラミジア感染症」という名前を1度は耳にしたことがあるかと思います。ですが、名前は聞いた事があっても・・・妊娠するまでクラミジア感染症の検査を受けた事がないママが殆どです。

クラミジア感染症に感染している患者数は国内だけでも100万人以上いると言われています。クラミジアは妊娠中に感染したままでいると、ママやおなかの赤ちゃんに悪影響を及ぼす危険性があります。クラミジア感染症は妊娠中にどのような影響を与える可能性があるのでしょうか?

クラミジア感染症って何?

クラミジアとは、クラミジア・トラコマティスという病原体に感染してしまう性感染症の1つです。日本で患者数が一番多いと言われる性感染症なんですよ。感染経路は菌が粘膜に付着したり、感染者の体液が粘膜に付着することで感染します。クラミジア・トラコマティスは、人の中でしか生きられない菌なので、感染者が触ったものなどを介して感染するという事はありません。

主に感染経路としては性行為となっており、感染者と性行為を行うことで50%以上の確立で感染するといわれている極めて感染力の高い感染症の一つです。その為、一人が感染しているという事は、パートナーも一緒に感染している可能性が高いものなんです。そんなクラミジアは発症するとどのような症状があらわれるのか見ていきましょう。

クラミジアの症状とは?

クラミジアの症状は、男性と女性では異なります。

男性の場合

  • 排尿痛
  • かゆみ
  • 膿のようなものが出てくる

女性の場合

  • 透明・薄い白色のおりものが出る
  • おりものの量が増える
  • かゆみ
  • 尿道に感じる違和感
  • 下腹部痛
  • 性交痛

ただし、男女とも60%以上の人が感染していても気づかないほど、自覚症状がないといわれています。性行為によって感染するので、女性が感染する部位は膣の奥の部分です。気がついた時には子宮や卵管に炎症が広がっていた・・・なんてことも多いのです。クラミジアに感染している事が分かった場合は、ママや赤ちゃんに悪影響を与える可能性があるので妊娠30週までには治療が行われます。

クラミジアが胎児・妊婦に及ぼす影響とは?

クラミジアが羊膜に移動すると、前期破水を引き起こす可能性があります。特に妊娠初期は流産のリスクが高まるので、早期治療が不可欠です。妊娠中の流産について

出産までに治療が間に合わなかった場合、生まれてくる赤ちゃんが産道でクラミジアに感染し、結膜炎や肺炎などを起こしてしまう危険性があります。もしも、治療が間に合わなかったり、出産前に感染症に感染してしまった場合には、赤ちゃんへの感染を防ぐ為に帝王切開に切り替わることがあるという事を頭に入れておきましょう。普通分娩から緊急帝王切開になるのはどんな時?

妊娠中のクラミジアの検査とは?

現在では多くの病産院で妊娠初期にクラミジアの検査を行い、感染していないか確認します。検査方法は、膣に細長い綿棒のようなものを挿入して、子宮頸管の表皮細胞をこすりとります。人によっては検査後に少量の出血がありますが、出血量はそんなに多くないので心配する必要はありません。

妊娠中、どのようにクラミジア感染症を治療するの?

もしも、検査の結果が陽性と出た場合、夫婦で抗生物質を内服して治療します。クラミジア感染症は、抗生物質を内服する事でほぼ100%治癒します。ここで大切なのは“必ずパートナーも一緒に治療する”ということです。 パートナーも一緒に治療を行わないと、再感染するおそれがあるので、夫婦そろってしっかり治療しましょう。

クラミジア感染症の治療の場合に、多く用いられる薬は「ジスロマック」という抗生物質です。妊娠中は薬を飲まないにこしたことはありませんが、クラミジアを放置しておくと赤ちゃんの命に関わる(流産の可能性がある)かもしれないものなので、しっかりと治療していきましょう。ジスロマックは、妊娠中に禁止されている「妊娠中禁忌」にはなっていません。産婦人科医から処方された場合は、しっかりと指示に従い治療を行っていきましょう。妊娠中に飲むと危険な薬を知っておこう!

自己判断で治ったと判断し、途中で治療を放棄してしまう(薬をストップしてしまう)方が中にはいらっしゃいますが、医師から処方された薬などはしっかりと飲み、完全に菌を退治することが大切です。特にジスロマックなどの抗生物質は、決められた量と回数をしっかりと服用しなければ効果が得られません。

性感染症になっていないか日ごろから、自分でもおりものの変化などをチェックし、少しでも疑わしい場合は、恥ずかしがらずに早めに医師に相談してくださいね。

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