妊娠して初めて卵巣に黄体嚢胞がある事に気づいたら

妊娠中に黄体嚢胞が…赤ちゃんは大丈夫?

妊娠中に黄体嚢胞

妊娠中というのは、自分が思っている以上にさまざまなトラブルが起こりやすいもの。自分の体の思わぬところに病気が見つかったりするということも少なくありません。その中のひとつに「黄体嚢胞(おうたいのうほう)」というものがあります。

卵巣のトラブルとしてよく挙げられるこの黄体嚢胞ですが、妊娠中に見つかったときには赤ちゃんは大丈夫なのだろうか、無事に出産できるのだろうかと不安になることだと思います。では、妊娠中に黄体嚢胞が見つかったときには、その後の出産はどうなっていくのでしょうか?

黄体嚢胞ってどんな病気なの?

黄体嚢胞というのは、種類によってルテイン嚢胞とも呼ばれています。その名の通り「黄体」というところに嚢胞ができてしまうことをいいます。嚢胞は、中に分泌液などの液体が詰まっているもの、ちなみにこれが固体のときには嚢腫(のうしゅ)といいます。そもそもこの黄体って、体のどこにあってどんな働きをしているかご存知でしょうか?

黄体は女性の卵巣のなかにあり、生理や妊娠にかかわるホルモンをせっせと作りだしている部分になります。そのそばでは、毎月排卵がおこっています。数えきれないほどの卵子の固まりを卵胞といいますが、ここから毎月ひとつの卵子が飛び出してくるときというのは、体の中で爆発が起こっているようなもの。そのため、人によっては排卵痛を感じたり、体調不調を起こしてしまうということもあるんですよ。

さて、そんな爆発が体の中で起こると当然出血が起こります。この出血というのは一時的に黄体の中に溜められて、黄体の細胞に吸収されてなくなっていきます。が、このときに吸収できないほど出血量が多いというときに血の塊(血腫)になってしまいます。この血の塊がだんだん透明になっていき、次第に膜に覆われた嚢胞となり、黄体嚢胞ができあがってしまうんです。…ちなみに、先に述べたルテイン嚢胞というのは、同じように卵巣に液体が詰まった嚢胞ができてしまう症状ですが、この原因は「hCG(絨毛性ゴナドトロピン)」というホルモンによるもの。hCGの役割は、黄体の働きを促進させること。黄体からは妊娠に必要なホルモンが分泌されるので、そのホルモンを継続的に分泌させるためにhCGがたくさん分泌されるんです。妊娠するとこのhCGが体の中で一気に作られ始めるのですが、そのせいで卵巣に必要以上に刺激を与えてしまうために嚢胞ができてしまうということなんですね。

黄体嚢胞ってどんな病気なの?

では、妊娠中に黄体嚢胞が見つかったということについて。普段は症状もとくに感じないため、妊婦健診などの検査を受けなければなかなかわからない黄体嚢胞。妊娠中に見つかると不安が大きいものですが、実は心配ないということがほとんど。

というのも、黄体嚢胞は約7センチ未満のものであれば治療をしなくても自然に消えていくことがほとんどだそう。それ以上に大きかったり、なかなか消える気配がないというとき、また赤ちゃんの成長に悪影響があると判断されたときには、手術で嚢胞を取り除くということも。

また、嚢胞の根元がねじれてしまったり(捻転)、万が一破れてしまうということも考えられますので、不安な方は手術をした方が良いでしょう。手術の方法は、嚢胞の大きさが病院によって違いますが、腹腔鏡手術・開腹手術になります。妊娠中に手術を行う場合もあれば、出産後に嚢胞を取り除くという場合もありますので、医師とよく相談して黄体嚢胞をどうするか決めていきましょう。

妊娠中のママに役立つページ

  • 妊娠中の過ごし方-月別・週別
  • 妊娠中知っておきたい知識
  • 出産について
  • 仕事をしているママ
  • 妊娠中のトラブル
  • 妊娠関連情報ページ

妊娠中に知っておきたい基礎知識について

妊娠中の基礎知識


注目ページ!

新着記事

世界の子育て事情や体験談、話題の動画を配信赤ちゃんの部屋エンターテイメント 赤ちゃんの部屋エンタメ(エンターテイメント)のすべての記事 妊娠したらマタスタ マタスタのすべての記事
出産したらママスタ ママスタのすべての記事 パパになったらパパスタ パパスタのすべての記事
妊娠・出産・育児コラム
赤ちゃんの部屋コラム

赤ちゃんの部屋コラム

妊娠、出産、育児にはいろいろな悩みや疑問、発見や不思議、喜びや驚きなど今まで知る事のなかった世界があります。目からウロコが出るような妊娠・出産・育児に関するコラムをお届けしていきます♪

赤ちゃんの部屋コラム
母乳育児コラム

母乳育児コラム

あき助産師と助産院ばぶばぶ院長の小林ひさこ先生による母乳育児コラム。母乳育児を始める頃から卒乳までに役立つ様々な情報満載で、母乳育児の疑問や悩みを解決してくれます。

母乳育児コラム
イヤイヤ期コラム

イヤイヤ期コラム

NLP心理学を学び、一時保育所で働きながら100人以上のイヤイヤ期の子供の行動パターンや心理状態を日々観察することで、イヤイヤ期の対応法を体系化したイヤイヤ期専門家の西村先生によるコラム。

イヤイヤ期コラム
ベビーサインコラム

ベビーサインコラム

一般社団法人日本ベビーサイン協会代表理事の吉中みちる先生によるベビーサインコラム。手や指を使ったベビーサインのコミュニケーション手段を覚えて赤ちゃんとコミュニケーションをとりましょう!

ベビーサインコラム
マタニティ整体と産後の整体コラム

マタニティ整体と産後の整体コラム

マタニティ整体と産後の整体について助産師・看護師・ママズケア認定ベビーマッサージ講師・アラウンドバースセラピスト・受胎調節実施指導など様々な分野で活躍する佐藤先生が詳しく解説するコラム。

マタニティ整体と産後の整体コラム
産後の骨盤調整・尿漏れ・便秘・ダイエットに効くエクササイズ

産後のエクササイズコラム

Beauty Space代表、日本マタニティフィットネス協会ママフィット認定インストラクターの荻野則子先生による産後の骨盤調整・尿漏れ・便秘・ダイエットに効くエクササイズを動画でわかり易く解説。

産後のエクササイズコラム
ベルタ葉酸サプリ ベルタ妊娠線 ベルタ酵素
ベビーマッサージコラム

ベビーマッサージコラム

ははこぐさ治療室院長の奥山麻理先生と助産師・保健師・看護師の石坂晶先生によるコラム。お2人が紹介するベビーマッサージはママズケアのメソッドで、1日1回30秒から始められるベビーマッサージ。

ベビーマッサージコラム
ベビーマッサージコラム

ベビーマッサージコラム

RTA指定スクールでぃんぷる代表の関本涼子先生とRTA指定スクールPoco a Poco代表の吉野陽子先生によるコラム。生まれたての赤ちゃんと最初の意思疎通、それは肌と肌を通じて行うタッチケア。

ベビーマッサージコラム
絵本の読み聞かせコラム

絵本の読み聞かせコラム

愛着形成に大変効果的とされる絵本。絵本の選び方や絵本の読み聞かせの効果、読み聞かせ方のコツやオススメの絵本などを絵本の読み聞かせ専門家の平松祐美子先生が紹介。

絵本の読み聞かせコラム
小児歯科医が教えるマイナス1歳(妊娠中)からの虫歯予防

小児歯科医が教えるマイナス1歳(妊娠中)からの虫歯予防

「ムシ歯ゼロで元気なお口」を育むために、マタニティや0歳の赤ちゃんの頃からできることを、小児歯科の専門家としてお伝えするコラム。

虫歯予防コラム
子どもとのコミュニケーションや発達障がい

子どもとのコミュニケーションや発達障がいのお子さんとの関わり方

コミュニケーションや発達障がいのお子さんとの関わり方について臨床発達心理士の斑目雅美先生が子育て実践例を交えて解説。

臨床発達心理士コラム
お腹の中の赤ちゃんと絆作りコラム

お腹の中の赤ちゃんと絆作り

臨床心理士の飯島ゆみこ先生によるお腹の中の赤ちゃんと絆作りコラム。おなかの赤ちゃんとママとの絆を深め、子育ても楽しめるようになるヒントを臨床心理士の視点からお伝えしていきます。

臨床心理士コラム
~幸せのレシピ~人間関係トレーナー高島大のコラム

人間関係トレーナー高島大のコラム

人間関係トレーナー高島大による身近で大切な人との幸せな関係を築く情報コラム。大切な人と幸せな関係を築ける『考え方』と『心の習慣』を『言葉』にして贈らせて頂きます。

幸せのレシピコラム
抱っこの専門家が伝える楽な抱っことおんぶのお話

楽な抱っこやおんぶの仕方

抱っこの専門家が楽な抱っこやおんぶの仕方から腱鞘炎・腰痛などの問題まで詳しく解説!乳幼児期の抱っことおんぶを、より快適に、気持ちよく、自由に楽しめるポイントを学びましょう。

楽な抱っこやおんぶの仕方
言葉を覚えるのが遅い子どものコミュニケーションや発音を育てるトレーニング

言葉を覚えるのが遅い子どものコミュニケーションや発音を育てるトレーニング

「周りの子に比べてことばが少し遅い」「コミュニケーションがうまくいかない」そんな悩みを解決するコミュニケーションや発音を育てるトレーニングコラムです。

言語聴覚士コラム
子どもごはん

偏食・食べないを乗り切るご飯作り

偏食の子も食べない子も悩まないごはん作りを子どもごはんの専門家、美紀ピア先生が教えます。子どもごはんをサポートする食セッションで食の大切さを学びましょう。

子どもごはんコラム