進行流産について知っておこう

流産が進んでいる状態…進行流産について

進行流産

お母さんのおなかの中ですくすくと育っていくはずの赤ちゃん―――…。

その赤ちゃんは、当たり前に育って当たり前に産まれてくるというわけではありません。残念ながら、何らかの原因によって流産してしまうことがあります。流産は、切迫流産・進行流産・稽留流産などの種類に分類することができますが、ここでは進行流産について見ていきましょう。

妊娠中、特に妊娠初期になると下腹部の痛みや出血が起こることがあります。生理痛のような痛みから、きゅーっとした下痢のときのような痛み、さらに陣痛!?というくらいの激しい痛みなど、その程度はさまざまです。よくあるのが切迫流産なのですが、さらに出血や痛みに加えて、内診すると子宮口が開いていることがあります。これを「進行流産」といいます。

切迫流産の場合には子宮の張り止め薬を飲んだり、安静にする・入院することで改善することができますが、進行流産の場合には残念ながら、妊娠を継続させるのは不可能となってしまいます。その他の流産については「妊娠中の流産について」をご覧下さい

子宮口が開いているため妊娠継続は不可能

流産の中でも比較的多い切迫流産ですが、これは先ほど述べたとおり、出血や痛みがあっても子宮口が閉じているため、赤ちゃんが出てこないようになっています。ですから、安静にしたり子宮の収縮を防ぐ薬を服用することで、妊娠を継続させることが可能です。

進行流産というのは、その名前のとおり流産が進んでいる状態です。

赤ちゃんを包んでいる膜や赤ちゃん自体など内容物が子宮からはがれて、まさにすぐにでも出てきてしまいそうな状況。ものの数分で赤ちゃんが出てきてしまうこともあれば、何日もかかってしまうということもあります。エコーで見ても、赤ちゃんが入っていた袋(胎嚢)も形が変わってしまい、胎児の心拍が確認できない、もしくは胎嚢の中にいたはずの赤ちゃんの姿が確認できなくなります。進行流産によって子宮の内容物がすべて自然に出てくれば「完全流産」となり、一部でも子宮の中に残っていれば「不全流産」ということになります。不全流産の場合ですが、内容物を取り除かないと体はそれを異物としてとらえてしまい、炎症を起こしたり感染症にかかったりする恐れがありますので、子宮内容物除去手術を行います。医師・病院によっては、内容物が自然に出てくるのをしばらく待つ待機療法がとられる場合もあります。

進行流産後、次の妊娠はどうしたらいい?

ひとくちに流産…とは言っても、その状態や段階によって先ほど述べたような完全流産や不全流産などの呼び方をされます。このように自然に起こってしまう流産というのは、妊婦さん全体で15%ほどになると言われています。が、加齢とともにその確率は上がっていき、40歳以上の妊婦さんになると25%ほどに、つまり4人に1人が流産してしまう可能性があるということになります。この原因なのですが、男女ともに加齢のために精子や卵子が老化するため、受精卵が染色体異常を起こしやすくなるので流産してしまうと言われています。

流産してしまうと、赤ちゃんを失ってしまったショックでうつ状態になることもあれば、すぐ次の妊娠を…!と望むこともあると思います。赤ちゃんが順調に育たなかったということや、子宮内容物除去手術を受けている場合には、時間をおいてから妊活をするようにしましょう。1~2回の生理(月経)後に妊活を再開することが多いのですが、場合によってはもう少し時間を置いたほうが良いということもあるので、医師と相談を。あまりにも間をあけず妊娠してしまうと、子宮の状態が完全に元通りになっていないままということもあり、再び流産してしまう可能性があります。流産後の子宮の状態をよく診てもらい、パートナーともきちんと話し合って妊活を再スタートさせましょう。

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