産後の生理はいつから再開?兆候や量は?二人目は?

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産後すぐの身体は、すぐに妊娠前の状態に戻るわけではありません。
会陰切開をした方は抜糸をし、悪露(おろ)が収まってから、時間をかけて少しずつ、もとの身体に戻っていきます

そのなかで、生理が再開します。
いつごろ、生理は再開するのか、兆候や量についてをまとめました

産後の生理はいつから再開するの?


7~8割のママ人は産後8ヶ月までに生理が再開しているようです
医学書院から出版されている母乳育児支援スタンダードによると、生理が再開するまでの期間の平均は14.6ヶ月です。

産後の生理が開始する時期は人によって大きく異なるため、開始時期を断定することはできません。
産後1ヶ月程度で生理が再開したという人もいれば、1年半以上経っても再開しない人もいます。

再開時期はプロラクチンの増減が関係する

このような個人差が生まれる要因のひとつは、プロラクチンという女性ホルモンです。
プロラクチンとは、母乳を作るために必要なホルモンです
乳腺を発達させ、排卵を抑制する働きを持っています。

そのため、プロラクチンの分泌量が多いと、排卵がおこなわれず、生理が再開されないというわけです。

母乳育児をおこなうママの場合、プロラクチンが分泌されているため、生理の再開時期は早くて産後3~4ヶ月、多くは6~10ヶ月で再開するようです。
しかし個人差があり、なかには産後1ヶ月で生理が再開するママもいます。
授乳中はプロラクチンの分泌が増えるので、授乳期間が長いと、なかなか生理が再開しないこともあり、生理の再開時期は「いつ」とはっきりいえません。。

また、ひとことで母乳育児といっても、完母(完全母乳)か混合かによって、生理の再開時期に差があります。
完母か混合かでプロラクチンの分泌量が変わるためです。

ミルク育児では、母乳育児と比べるとプロラクチンの分泌が少なくなるので、産後2~4ヶ月で再開するケースが多くみられます。

生理が遅れる人の特徴

プロラクチンの分泌が多く、生理が遅れる人の特徴は以下の3点です。

  • 母乳での授乳が1日5回以上
  • 1回の授乳が10分以上かかる
  • 夜間にも母乳を与えている

母乳とミルクの混合育児だとしても、上記のような完母に近い状態の授乳をおこなっている場合は、プロラクチンの分泌が増えて生理が遅れる傾向があります。

生理の再開が早い人の特徴

生理の再開が早い人、つまりプロラクチンの分泌が少ない人の特徴は以下の2点です。

  • 完全ミルク(完ミ)育児
  • ミルクの割合が多い混合栄養

また、若いママは子宮の戻りが早いため、生理の再開が早くなる傾向にあります。
また、最近では食事の栄養がよいため、栄養状態がよくなたっか時代比べると、生理の再開が早いようです。

夫婦生活は産後の生理の再開を早める?

夫婦生活によって、生理の再開を早められるという話があります。
しかし科学的根拠はありません。
夫婦生活をおこなうことで、排卵が促されるといった直接的な影響を及ぼすことはなく、迷信といってよいでしょう

産後の生理が再開する兆候は?

産後はさまざまな身体の変化があるため、産前ほど生理の兆候に気付くことは難しいようです
久しぶりに生理が再開して何も準備をしていないと大変です。

生理が再開するときには次の兆候がみられます。

  • 頭痛や手足の冷え、だるいなど身体の不調
  • 急に悲しくなって泣いてしまう、無気力になるなど心の不調
  • やたら空腹感があったり甘いものが食べたくなったりなど食の変化

産後は毎日が変化の繰り返しになるので、育児ストレスなどで体調が悪くなりやすい時期です。

多くの人にとって上記のような生理の兆候は、日々の生活のなかで、自覚しにくいい変化のようです。
生理が実際に再開してから「あれが兆候だったのかな」と、あとから思うといったケースが多くあります。

生理が再開される期間のめやす

離乳食が開始され、授乳量が減ってくると、プロラクチンの分泌量が減るため、生理が再開される可能性が徐々に増えていきます。
離乳食を始める時期には、生理再開の心構えをしておくとよいでしょう

完全に母乳をやめると、身体が次の妊娠に向けて準備を始めるため、生理を再開しやすくなるようです。
「母乳をやめてから3ヶ月」は、生理再開の目安になるようです

離乳食が3回食になって母乳が必要ではなくなった場合や、仕事の開始などで断乳したケースなどで、授乳をしなくなったら3ヶ月程度で生理が再開する可能性があります。

産後の生理の量は産前と違う?

産前に比べると産後の生理は、量に変化があることが多いようです。
生理の期間も産前と比べて、短かったり、長かったりと安定しません

また、産後すぐは生理周期が安定せず、生理不順になります。
生理不順は、子宮が完全に回復しきれていないことが原因のようです。
時間とともに子宮が回復し、生理周期は徐々に安定するため心配する必要はありません。

ただし、生理の出血がダラダラと長く続く場合は、不正出血の可能性があります。
その場合は、病気や子宮の戻りに異常が発生していることがあるようです。
かかりつけの産婦人科を受診しましょう。

初産と経産婦で変化はあるの?

産前と産後の違いのように、初産婦と経産婦でも生理の様子に変化があるようです。

ひとり目の産後は生理による出血量が多かった場合でも、ふたり目の産後では出血量が少なくなったケースもみられます。
生理再開の時期もひとり目とふたり目で差があるママが多いようです。

出産は身体に大きな変化をもたらすので、体質が変わる可能性があります。
個人差がありますので、心配しすぎないようにしましょう。

早くふたり目の子どもが欲しい場合は?

ふたり目の子どもが早く欲しい場合は、生理の再開はとても待ち遠しいものです。
どうしても早く生理を再開したい場合の対処法として、ミルクで育児をする方法があります

母乳をださないことにより、プロラクチンの分泌を抑えるというわけです。
現代のミルクは栄養素がたくさん含まれているので、ミルクだけでも安心して育児ができます。

さまざまな事情から早めの生理を望む場合は、断乳を始めることもひとつの方法です。
授乳量が減ることで、プロラクチンの分泌を少なくして、排卵を促すことができます

断乳は「言い聞かせ」や「おっぱいに怖い絵を書く」など、さまざまな方法があります。
産婦人科や助産院で育児相談外来や断乳相談をおこなっていることがあるので、断乳について相談するとよいでしょう。

生理前の夫婦生活は妊娠しない?

生理は排卵がおこなわれてから、受精できなかった場合に起こります。
つまり、生理が再開していない場合でも、すでに排卵がおこなわれている可能性があります。
なかには生理が再開することなく、ふたり目を妊娠したという人もいるようです。

帝王切開や、家族計画などですぐに次の妊娠を希望していない場合は、産後の生理が再開する前であっても避妊が必要になります

また、感染症予防のためにも、コンドームによる避妊は大切です

なかなか生理が再開しない場合の受診のタイミングは?

産後2年間を経過しているにもかかわらず、生理が再開していない場合は、子宮になんらかのトラブルが発生している可能性があります。
この場合はかかりつけの産婦人科を受診しましょう。

子どもが2歳になるまで授乳をしていた場合は、母乳を与えるのをやめてから3ヶ月経過をみるとよいでしょう。
3ヶ月を過ぎているのに生理が再開しない場合は、受診が必要になります。

ストレスや睡眠不足も生理再開の遅れに


生理が遅れる原因にはプロラクチンの他にも、育児によるストレスや睡眠不足があります。
初めての育児に戸惑い、ストレスを感じてしまったり、夜泣きや夜の授乳などで睡眠不足になると、生理の開始が遅れる傾向にあります。

パパや、祖父母に子どもの面倒を見てもらい、ひとりの時間を作ってストレスを解消する、睡眠時間を確保する、など工夫をしましょう。

しかし、なかには、実家が遠方だったり、パパの仕事が忙しかったりといった、さまざまな理由で家族に協力を頼めないというママもいます。

その場合は、行政を頼ることもひとつの手段です。
自治体では、相談窓口を設けていたり、育児協力を依頼できるボランティアの紹介などをしています。
また、育児支援センターや、保育園の一時保育を利用するのもよいでしょう。

プロラクチンの量だけでなく、ママの負担やストレスが少しでも減ると体調が整いやすくなるため、生理の再開を促すことができます。
生理の再開は身体が「次の妊娠に向けて準備が完了した」という合図を出していることになります。

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