産後1週間は物凄い量の汗をかく

出産後、なぜ汗をかきやすくなるの?

産後の汗

出産後、お母さんの体が妊娠前の状態に戻るまでの間を「産褥期(さんじょくき)」と呼びます。この間、大きくなっていた子宮が元通りの大きさに縮んでいったり、母乳が出始めたり、さまざまな変化が起こっていきます。そんな産褥期に起こりやすい変化のひとつが「汗の量」です。産後は特に暑いわけでもないのに、とにかく自分でも驚くほど汗をかくという方が多いと言われているんです。

産褥期、特に産後3日ごろまでは体温が高めになったり、精神的に不安定になったりなど、たくさんの症状があらわれます。これら産褥期に起こるトラブルの原因ですが、ホルモンバランスの乱れにあると言われています。妊娠中というのはエストロゲン(女性ホルモン)、またプロゲステロン(黄体ホルモン)という2種類のホルモンがどんどん分泌されていきます。では、これらのホルモンバランスが乱れるとどうして汗をかきやすくなってしまったり、さまざまな変化が起こるのでしょうか?

エストロゲン・プロゲステロンって?

そもそも、この体調の変化をもたらしているホルモンってどういうものなのでしょうか?

エストロゲン

エストロゲンは女性ホルモンで、卵胞ホルモンとも呼ばれます。思春期になるとその分泌量が増えることで、バストアップや女性らしい丸みのある体を作り出します。また、身長の伸びることとエストロゲンの量が増えることも、大きなかかわりがあると言われています。

主な働きとしては、妊娠を継続できるよう子宮の血流量をアップさせたり、出産が近づくと徐々に子宮頚管を軟らかくして分娩に備えるようにしていきます。さらに、産後は母乳が作られるように乳腺の働きを活発にさせたり…など、妊娠・出産・産後までたくさんのかかわりがあるホルモンです。

プロゲステロン

プロゲステロンは黄体ホルモンとも呼ばれているステロイドホルモン。普段、女性の生理がやってくるときにはある程度周期が決まっていますが、この周期を決めているのがプロゲステロンです。体の中で妊娠の準備をし始めるように働きかけるプロゲステロンですが、もし妊娠したときにはエストロゲンと同じように、妊娠状態を維持するよう働きかけてくれます。

また、出産のときに分泌される「オキシトシン」というホルモンがあります。このオキシトシンは子宮を収縮させる働きがあるのですが、プロゲステロンは妊娠中にオキシトシンのせいで流産や早産にならないようにする効果もあります。

エストロゲン・プロゲステロンのどちらも、妊娠初期は卵巣の中にある「黄体」というところで作られます。が、妊娠10週を過ぎたあたりからは、赤ちゃんとお母さんとをつなぐ胎盤で作られるようになるので、出産後は胎盤が出ていくために一気に分泌量が減るというわけなんですね。そのため、出産後はホルモンバランスががくっと崩れてしまうので、さまざまな変化が起こってしまう…ということなんです。

産後の大量の汗=更年期障害!?

話は変わりますが、主に50歳前後の女性に起こる「更年期障害」ってどんな症状があらわれるか知っていますか?閉経前後に起こりやすい更年期障害ですが、これは卵巣の働きが低下するためにエストロゲンの量ががくっと減ってしまうことで起こります。更年期障害の症状ですが、動悸がしたりほてりを感じたり、疲れやすくなったりめまいがしたり…そして、自分でも驚くほどの汗をかいてしまうことがあります。

産後、それまでエストロゲンを作り続けていた胎盤がなくなったため、一気にエストロゲンの量が減ってしまう…。つまり産後に物凄い量の汗をかいてしまうというのは、更年期障害と同じような状態だということなんです。

子宮や卵巣の働きが徐々に戻っていくと、妊娠する前のようにホルモンも再び分泌されていくので体調も良くなっていきます。ですが、産後1週間前後は特に体調の変化が激しく、その中でも精神的にアップダウンが激しかったり、汗をかいたりほてりを感じたり…という症状が強くあらわれやすくなります。

産後1週間ほどは汗をかきやすくなるのは、このような理由があったんですね。1週間を過ぎるとホルモンバランスが整い、自然に汗の量も治まってきますので、あまり心配はいりません。汗をかきやすくなって体がベタベタするのがイヤ!ということもあると思いますが、産後は産院でもシャワーや体を拭くタオルやペーパー類を利用して、上手く乗り切っていきましょうね。

産後のママに役立つページ

  • 産後のケアメニュー
  • 産後の生理について
  • 産後の体重変化について
  • 子宮の回復について
  • 産後ケア・サービス

産後の生理

産後、生理がはじまる時期には個人差があり、授乳中しているママは排卵が抑えられ生理がこないのが一般的で、だいたい5~6ヶ月程度で生理がきます。授乳してないママの場合は、産後、2~3ヶ月で生理がきます。しかし、授乳していても、産後1ヶ月で生理が戻るママもいますし、1年くらい生理がこないママもいるので、はっきりとした時期が決まっていません。

産後は月経痛が軽くなりますが、月経痛が増す場合には、子宮内膜症が考えられるので、病産院で診察しましょう。

授乳中の産後の生理再開については以下のコラムをご覧下さい

産後の体重変化について

出産後は、お腹の中に入っていた羊水や胎盤や赤ちゃんが外に出る事で、3~5キロ減ります。妊娠中に太りすぎてない方なら、3~4ヶ月程でもとの体重に戻ります。授乳しているママはは、赤ちゃんにカロリーをたくさん取られるため、体重が落ちやすい傾向にあります。妊娠中に太りすぎたママは無理なダイエットはせず、栄養のバランスがとれた食事をしてカロリーを控えめにするとよいでしょう。

産後ダイエットはこちら

子宮の回復について

出産までに、胃の高さまで膨らんでいた子宮は、出産後、いったんは恥骨結合のあたりまで収縮しますが、翌日はおへその位置まで上がります。その後、日を追ってだんだんと小さくなります。分娩直後にはおなかの上から触ると子宮の大きさを確認することが出来ますが、10日くらい経つと触ってもわからなくなります。この間、子宮からは悪露(おろ)が出てきます。

産後の悪露(おろ)についてはこちら

産後ママ向けの様々なサービスやプロジェクトをご紹介

「新生児訪問」について 産後ママの癒しプラン「レスパイトケア」 3・3・産後プロジェクト

ベルタ酵素 アンジュレ

注目ページ!

新着記事

世界の子育て事情や体験談、話題の動画を配信赤ちゃんの部屋エンターテイメント 赤ちゃんの部屋エンタメ(エンターテイメント)のすべての記事 妊娠したらマタスタ マタスタのすべての記事
出産したらママスタ ママスタのすべての記事 パパになったらパパスタ パパスタのすべての記事
妊娠・出産・育児コラム
赤ちゃんの部屋コラム

赤ちゃんの部屋コラム

妊娠、出産、育児にはいろいろな悩みや疑問、発見や不思議、喜びや驚きなど今まで知る事のなかった世界があります。目からウロコが出るような妊娠・出産・育児に関するコラムをお届けしていきます♪

赤ちゃんの部屋コラム
母乳育児コラム

母乳育児コラム

あき助産師と助産院ばぶばぶ院長の小林ひさこ先生による母乳育児コラム。母乳育児を始める頃から卒乳までに役立つ様々な情報満載で、母乳育児の疑問や悩みを解決してくれます。

母乳育児コラム
イヤイヤ期コラム

イヤイヤ期コラム

NLP心理学を学び、一時保育所で働きながら100人以上のイヤイヤ期の子供の行動パターンや心理状態を日々観察することで、イヤイヤ期の対応法を体系化したイヤイヤ期専門家の西村先生によるコラム。

イヤイヤ期コラム
ベビーサインコラム

ベビーサインコラム

一般社団法人日本ベビーサイン協会代表理事の吉中みちる先生によるベビーサインコラム。手や指を使ったベビーサインのコミュニケーション手段を覚えて赤ちゃんとコミュニケーションをとりましょう!

ベビーサインコラム
マタニティ整体と産後の整体コラム

マタニティ整体と産後の整体コラム

マタニティ整体と産後の整体について助産師・看護師・ママズケア認定ベビーマッサージ講師・アラウンドバースセラピスト・受胎調節実施指導など様々な分野で活躍する佐藤先生が詳しく解説するコラム。

マタニティ整体と産後の整体コラム
産後の骨盤調整・尿漏れ・便秘・ダイエットに効くエクササイズ

産後のエクササイズコラム

Beauty Space代表、日本マタニティフィットネス協会ママフィット認定インストラクターの荻野則子先生による産後の骨盤調整・尿漏れ・便秘・ダイエットに効くエクササイズを動画でわかり易く解説。

産後のエクササイズコラム
ベルタ葉酸サプリ ベルタ妊娠線 ベルタ酵素
ベビーマッサージコラム

ベビーマッサージコラム

ははこぐさ治療室院長の奥山麻理先生と助産師・保健師・看護師の石坂晶先生によるコラム。お2人が紹介するベビーマッサージはママズケアのメソッドで、1日1回30秒から始められるベビーマッサージ。

ベビーマッサージコラム
ベビーマッサージコラム

ベビーマッサージコラム

RTA指定スクールでぃんぷる代表の関本涼子先生とRTA指定スクールPoco a Poco代表の吉野陽子先生によるコラム。生まれたての赤ちゃんと最初の意思疎通、それは肌と肌を通じて行うタッチケア。

ベビーマッサージコラム
絵本の読み聞かせコラム

絵本の読み聞かせコラム

愛着形成に大変効果的とされる絵本。絵本の選び方や絵本の読み聞かせの効果、読み聞かせ方のコツやオススメの絵本などを絵本の読み聞かせ専門家の平松祐美子先生が紹介。

絵本の読み聞かせコラム
小児歯科医が教えるマイナス1歳(妊娠中)からの虫歯予防

小児歯科医が教えるマイナス1歳(妊娠中)からの虫歯予防

「ムシ歯ゼロで元気なお口」を育むために、マタニティや0歳の赤ちゃんの頃からできることを、小児歯科の専門家としてお伝えするコラム。

虫歯予防コラム
子どもとのコミュニケーションや発達障がい

子どもとのコミュニケーションや発達障がいのお子さんとの関わり方

コミュニケーションや発達障がいのお子さんとの関わり方について臨床発達心理士の斑目雅美先生が子育て実践例を交えて解説。

臨床発達心理士コラム
お腹の中の赤ちゃんと絆作りコラム

お腹の中の赤ちゃんと絆作り

臨床心理士の飯島ゆみこ先生によるお腹の中の赤ちゃんと絆作りコラム。おなかの赤ちゃんとママとの絆を深め、子育ても楽しめるようになるヒントを臨床心理士の視点からお伝えしていきます。

臨床心理士コラム
~幸せのレシピ~人間関係トレーナー高島大のコラム

人間関係トレーナー高島大のコラム

人間関係トレーナー高島大による身近で大切な人との幸せな関係を築く情報コラム。大切な人と幸せな関係を築ける『考え方』と『心の習慣』を『言葉』にして贈らせて頂きます。

幸せのレシピコラム
抱っこの専門家が伝える楽な抱っことおんぶのお話

楽な抱っこやおんぶの仕方

抱っこの専門家が楽な抱っこやおんぶの仕方から腱鞘炎・腰痛などの問題まで詳しく解説!乳幼児期の抱っことおんぶを、より快適に、気持ちよく、自由に楽しめるポイントを学びましょう。

楽な抱っこやおんぶの仕方
言葉を覚えるのが遅い子どものコミュニケーションや発音を育てるトレーニング

言葉を覚えるのが遅い子どものコミュニケーションや発音を育てるトレーニング

「周りの子に比べてことばが少し遅い」「コミュニケーションがうまくいかない」そんな悩みを解決するコミュニケーションや発音を育てるトレーニングコラムです。

言語聴覚士コラム
子どもごはん

偏食・食べないを乗り切るご飯作り

偏食の子も食べない子も悩まないごはん作りを子どもごはんの専門家、美紀ピア先生が教えます。子どもごはんをサポートする食セッションで食の大切さを学びましょう。

子どもごはんコラム