子宮復古不全についてて

産後の子宮復古不全について知っておこう!

産後、やっとでマイナートラブルから開放されると喜んでいたのもつかの間・・・産後は体が元の状態に戻ろうと急激に変化していきます。それにより、身体には様々な変化や痛みがあらわれます。

その中に「子宮復古不全」というものがあります。これは、出産後のトラブルの一つなので、必ず全員に症状があらわれるというわけではありません。もしも、症状が当てはまるという場合にはすぐに病院へ受診するようにしましょうね!

「子宮復古不全」とは、どのようなトラブルが起こるのか、また「子宮復古不全」はどのような症状があらわれるのかを見ていきましょう。

子宮復古不全(しきゅうふっこふぜん)って何?

10か月の妊娠期間を経て大きくなった子宮は、出産直後の重さが1㎏もあります。出産直後の子宮はまだ大きいままで、高さはおへその近くまであります。その後、子宮は急速に元の状態に戻り始めます。これを子宮復古(しきゅうふっこ)といいます。

個人差はありますが、4週間~6週間くらいかけて妊娠前の大きさに戻ります。ところが、何らかの原因で子宮の収縮が弱く、回復に時間がかかり、大きさや硬さの戻りが悪い状態を「子宮復古不全」といいます。

子宮復古不全の症状とは?

子宮復古不全の症状は以下の通りです。

産後1か月以上、悪露が長引く
悪露とは産後1か月ぐらい続く出血のことです。産後1週間ぐらいの悪露は色も濃い赤色、量も多いのですが、その後だんだん量も減り、色も薄くなり産後1か月後にはおりものに近い状態へと変化します。子宮復古不全の場合、産後1か月を過ぎても赤褐色の悪露が続き、胎盤片などの残存物があると、レバーのような大きな血の塊が出たり、大出血を引き起こすことがあります。産後の悪露の目安はこちらをご覧ください
産褥熱が続く
産褥熱とは、産褥10日以内に38℃以上の熱が2日以上にわたって続くことを言います。産褥熱が長く続く場合は子宮復古不全の疑いがありますので、病院へ相談するようにしましょう。産後に起こる産褥熱についてはこちらをご覧ください
子宮の痛み
産後は子宮が元に戻ろうとする力が働きますので、子宮の痛みがあるママ達が多くいます。ですが、子宮の痛みに加え、産褥熱が続いている場合、または悪露が長く続いている場合は、すぐに病院へ相談しましょう。

子宮復古不全になる原因とは?

子宮復古不全になる原因は以下の事が考えられます。

  • 胎盤片、卵膜片などが子宮の中に残っている
  • トイレ(排尿・排便)を我慢する
  • 過度の安静
  • オキシトシンがうまく分泌されない
  • 子宮の筋肉疲労
  • 子宮内感染
  • 子宮筋腫の合併

子宮復古不全になる原因はいろいろ考えられます。通常、卵膜や胎盤は、後産で自然と剥がれて体外に出てきますが、まれに一部が体外に出てこないまま残ってしまい、子宮収縮がうまく進まない場合があります。また、微弱陣痛や遷延分娩などで分娩に時間がかかってしまうと、子宮筋の疲労が溜まってしまい、子宮復古不全に繋がってしまう事もあります。

その他にも、オキシトシンがうまく分泌されないことで「子宮復古不全」を起こしてしまうことがあります。

通常、赤ちゃんに母乳をあげるとオキシトシンというホルモンが分泌され、子宮が収縮します。このオキシトシンがうまく分泌されないと子宮収縮がうまくいかず子宮復古不全を起こしてしまう可能性があります。また、安静にしている期間が長く続いた場合にも起こるといわれています。

子宮復古不全の治療とは?

子宮内に卵膜や胎盤の一部が残っていることがエコー検査によって分かれば、抗生剤の投与で感染を防ぎ、子宮内の残存物を取り除く処置が取られます。エコー検査で残存物が確認できず、ただ単に子宮収縮の遅れが原因の場合は、子宮収縮剤で様子を見ます。

子宮復古不全の予防とは?

子宮の回復のために、産褥期(産後6週間~8週間)に過度な安静を避けます。無理に動く必要はありませんが、徐々に体を動かすように心がけましょう。

また、オキシトシンを分泌させるためにも、赤ちゃんが泣いたら授乳するようにしましょう。乳頭に刺激を与えることも大切です。産後の傷などの痛みなどから、トイレを我慢してしまう方がいらっしゃいますが、トイレを我慢してしまう事も原因としてあげられていますので、排尿・排便は我慢せずに行いましょう。

産後1か月以上、悪露の量が多い・赤褐色の悪露が長く続く・熱や子宮の痛みがあるなどの場合は、感染症を起こしている恐れがあります。産後は慣れない育児で自分のことは後回しにしがちです。ですが、ママが体調を崩してしまっては赤ちゃんだけでなくパパも困ってしまうことが多くあります。ですから、ママ自身の体調の事を後回しにしてはいけません。異常を感じたらすぐ受診してお医者さんに相談してくださいね。

産後のママに役立つページ

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産後の生理

産後、生理がはじまる時期には個人差があり、授乳中しているママは排卵が抑えられ生理がこないのが一般的で、だいたい5~6ヶ月程度で生理がきます。授乳してないママの場合は、産後、2~3ヶ月で生理がきます。しかし、授乳していても、産後1ヶ月で生理が戻るママもいますし、1年くらい生理がこないママもいるので、はっきりとした時期が決まっていません。

産後は月経痛が軽くなりますが、月経痛が増す場合には、子宮内膜症が考えられるので、病産院で診察しましょう。

授乳中の産後の生理再開については以下のコラムをご覧下さい

産後の体重変化について

出産後は、お腹の中に入っていた羊水や胎盤や赤ちゃんが外に出る事で、3~5キロ減ります。妊娠中に太りすぎてない方なら、3~4ヶ月程でもとの体重に戻ります。授乳しているママはは、赤ちゃんにカロリーをたくさん取られるため、体重が落ちやすい傾向にあります。妊娠中に太りすぎたママは無理なダイエットはせず、栄養のバランスがとれた食事をしてカロリーを控えめにするとよいでしょう。

産後ダイエットはこちら

子宮の回復について

出産までに、胃の高さまで膨らんでいた子宮は、出産後、いったんは恥骨結合のあたりまで収縮しますが、翌日はおへその位置まで上がります。その後、日を追ってだんだんと小さくなります。分娩直後にはおなかの上から触ると子宮の大きさを確認することが出来ますが、10日くらい経つと触ってもわからなくなります。この間、子宮からは悪露(おろ)が出てきます。

産後の悪露(おろ)についてはこちら

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