目やにで体調の異常がわかる!?赤ちゃんの目やにについて

赤ちゃんの目の病気のサイン?目やにについて

目やに

小さな赤ちゃんは、自分で「ここで痛い」「おなかがすいた」「さみしい」など、自分が思っていることや体の症状などをママに伝えることができません。ですから、赤ちゃんが発する小さなサインを、ママは見逃さずにキャッチしてあげなくてはなりません。そんな小さなサインが出やすいのが、何かの病気の症状が隠れているときです。

たとえば、どうも機嫌が悪かったり、おっぱいの飲みや離乳食の進みが悪いと思ったら、その後熱が出てしまったり…ということですね。このように、ママは赤ちゃんの小さな異変をできるだけ感じ取ってあげてくださいね。

さて、そんな異変のひとつとして「赤ちゃんの目やに」があります。目やになんて特におかしいことなんてないけど…?と思っても、実は赤ちゃんの目やにから何らかの病気のサインが発信されていることがあるんですよ。大人でも結膜炎など目の病気にかかってしまったときは、目やにがいつもより多く出る・朝起きたときに目やにのせいで目が開けづらい!という場合がありますよね。このように、目やには何らかの病気が隠れていることがあるんです。赤ちゃんの場合、目やにの量はもちろん、目やにの色でも異変を察知することができます。

目やにって何なの??

そもそも目やにというのは何なのでしょうか?医学用語では「眼脂(がんし)」と呼ばれる目やには、糖をたっぷりと含むたんぱく質・ムチンというネバネバとした成分に、目の老廃物やほこりが混ざったものです。ちなみに私たちの体から分泌されるムチンというのは、オクラやなめこのネバネバ成分と同じものなんですよ!普段はまばたきや涙によって目やには洗い流されて、目頭にある涙嚢(るいのう)という涙を溜める部分へ流れていくので、特に気にならないと思います。

しかし、寝起きでもないのに目やにが大量に出る、目やにの色がおかしい、膿が混じっているという場合は何らかの異常があると思われます。これは大人でも子どもでも同じで、目やにに異変があると思ったときはなんらかの目の病気が隠れている可能性があると考えてよいでしょう。

目やにの異変の見分け方とは・・・

上でお話しした通り、目やにの状態や色によって病気などがわかることがあります。正常な目やにの色と異常な目やにの違いを知っておきましょう。

白い目やに
大人でも子どもでも、朝起きたときに白い目やにがついていたり、乾いてカサカサした目やにがついていることがありますよね。寝ている間はまばたきできないので目やにが流れずあふれるからですので、これは正常です。
ねばねばとした目やに
ねばねばとしている場合、色は白いことが多いと言われています。この場合、かゆみもあれば花粉によるアレルギー性の結膜炎などの可能性があります。
黄色・緑色の目やに
ウイルス性結膜炎など、炎症を起こして膿が出ている可能性があります。特に膿の混じる目やには「化膿性」の結膜炎などの病気である可能性が高いので、すぐに眼科へ受診しましょう。

目やにの異変で考えられる病気

先天性の目の病気

先天性鼻涙管閉塞(せんてんせいびるいかんへいそく)

通常は目頭にある涙嚢から、その下の鼻涙管という管を通って鼻へとつながる構造になっています。しかし、赤ちゃんによっては鼻涙管と鼻に通じる部分に膜が残っていることがあって、そのために涙嚢に溜まった涙があふれたりこぼれたりしてしまいます。そのため、洗い流された目やにも涙と一緒にあふれてしまうため、目やにがたくさん出てきてしまいます。

また、このあふれてきた涙や目やにの中に膿が多く含まれている場合には「涙嚢炎(るいのうえん)」も併発していると考えられます。赤ちゃんの先天性鼻涙管閉塞のほとんどが片目に起こりますが、1割ほどは両目に起こると言われています。

ただ、生後しばらくしてから鼻をふさぐ膜がなくなっていくことも多いので、しばらくは様子を見ていきます。具体的な治療としては、まず生理食塩水を点眼してから鼻にきちんと流れていくかどうか様子を見て、必要であれば涙嚢炎をおさえるために抗生物質の目薬を使います。

また、涙嚢マッサージといって鼻涙管にある膜を自然に破るようゆっくりとマッサージをします。(※病院によっては、炎症がひどくなる可能性があるという理由でマッサージを推奨しないところもあります)生後半年を過ぎたころからは、自然治癒の可能性が少しずつ下がっていきます。ですから、点眼麻酔下で「ブジー」というとても細い金属の棒を鼻涙管に入れて、膜を破るという処置が行われます。

逆さまつげ

まつげが目の内側に入り込んで、目に触れてしまう状態です。実は赤ちゃんの多くが逆さまつげとなっていて、だんだんと顔周りの筋肉がつき、たるんで余っていた皮膚も伸びていくため自然に治っていくんですよ。大人の逆さまつげの場合には目を刺激してちくちくとした痛みがあったり、目の表面である角膜に傷がつくため手術をすることもあります。

しかし、小さな赤ちゃんの場合にはほとんどそういった危険がないため、特に治療をすることはないと言われています。ただ、目やにや充血がある場合には眼科で診察してもらいましょう。

その他の目の病気

結膜炎

白目の部分が炎症を起こしてしまうことを結膜炎といいます。細菌やウイルスに感染したこと、またアレルギーも結膜炎の原因になることがあります。そのため、原因によって症状も違ってくると言われています。アレルギー性結膜炎の場合には目のかゆみが強いため、目やにはほとんど出ません。

しかし、小さな赤ちゃんによくみられる細菌性結膜炎は目やにが多く、特に黄色っぽい色の目やにが出るのが特徴です。 そしてもっとも症状がひどくなりやすいのが、ウイルス性結膜炎です。ウイルス性結膜炎の原因は、アデノウイルス・ヘルペスウイルス・エンテロウイルスといったウイルスが原因です。目やにだけでなく、目が腫れたり熱が出るといった症状もあります。ウイルス性も細菌性のものもどちらも周囲の人にうつりやすいものなので、必ず眼科を受診するようにしてくださいね。

風邪

鼻涙管の話をしたように、鼻と目はつながっています。そのため、赤ちゃんが風邪をひいて鼻水がたらたらと出ているというときには、目に鼻水が逆流してしまって目やにとなってあらわれることもあります。風邪が治ったら目やにもなくなった!という場合には、風邪が原因だったと考えて良いでしょう。

室内のほこりや花粉

ほこりや花粉が目に入ると、それを洗い流そうとするため涙がたくさん分泌されますよね。それが涙と混じって目やにとなって目頭や目からあふれてしまうことがあります。目線の低い赤ちゃんは、大人が思っている以上にほこりや花粉の影響を受けやすいものなので、風邪など他に原因が見当たらないという場合はほこりなどが原因かもしれません。空気清浄機を使ったり、部屋を掃除して清潔に保つなど赤ちゃんの環境を整えてあげましょう。

目やにのふき取り方

ガーゼ・清浄綿・ティッシュペーパー・綿棒など、清潔なものを用意しましょう。目やにや余分な涙は目頭のほうにある涙嚢に流れて溜まっていきますので、目じりから目頭に向かって拭くことが良いと言われています。

目やにのふき取り方

目やにがこびりついて取れない…という場合には、まず目の中央をスタート地点にして拭き取るようにします。中央から目頭に向かって拭く・中央から目じりに向かって拭くという方法で優しく拭き取りましょう。ガーゼなどを使って目頭から目じりに向かって拭くという方法を見かけますが、これは目頭に流れようとしている目やにや雑菌を含む涙が逆流するおそれがあります。目全体にその涙が広がることになるかもしれませんので、目の中央から目じりに・目の中央から目頭に汚れを拭く、流す…という風にしてくださいね。

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