乳幼児の心肺蘇生法を学ぼう

乳児・小児(幼児)の心肺蘇生法を学ぼう!

乳児・小児(幼児)の心肺蘇生法

お子様がいる方は、もしもの時の為に心肺蘇生法を知っておく必要があります。事故が起きてしまった時は救急車が到着するまでの時間に心肺蘇生を行う・行わないが、子どもの運命を大きく変えてしまう事があります。

水の事故はご家庭だけでなく、プールや海など外出先でも起こり得ます。もしもの時のために知識だけでも身につけていれば、いざという時にすぐに動く事が出来ます。合わせてこちらもご覧ください「家庭内で溺れる赤ちゃんが増えています」

乳児(1才未満)の心肺蘇生法

反応の確認を行う

乳児の場合は、足の裏に刺激を与えながら呼びかけましょう。

反応の確認(乳児)

呼びかけに対し、目を開ける、応答する、泣く等の反応などが無ければ「反応がない」と判断して2番へ進みましょう。

反応がなければ、119番へ連絡します

外出先の場合は、近くにいる方々へ協力を依頼して救急車を呼んでもらったり、近くにあるAEDを持ってきてもらいましょう。自宅や周りに人がいない場合は、119番へ連絡した後に心肺蘇生の処置を行いましょう。

正常な呼吸の有無を確認する

赤ちゃんの隣に座り、10秒以内で胸や腹部が上下しているかを見て、普段どおりの正常な呼吸をしているかどうかを確認します。途切れ途切れの呼吸や呼吸をしているかどうか分からない場合も心肺蘇生へ進みます。

胸骨圧迫をしましょう

片手の中指・薬指の2本指で、左右の乳頭を結ぶ線の真ん中から指一本分足側へ下りた部分を30回圧迫します。

胸骨圧迫の位置(乳児)

効果的な圧迫方法

1分間に少なくても100回程度押せるくらいの早いテンポで絶え間なく30回強く押します。強く押す際は、胸の厚さの3分の1程度沈むくらいの力で押しましょう。また、圧迫を緩める時は、胸がしっかりと戻ってから再度押す。

上のやり方で30回胸骨圧迫を行ったら、気道確保へ進みます

胸骨圧迫の図(小児)
気道の確保

小児の場合と同様、空気の通り道(気道)を確保し、肺に空気を通しやすくします。片手を額に当て、もう一方の手の人差し指と中指の2本をあご先(骨の部分)に当て、鼻の穴が天井に向く程度まで頭を後ろにのけぞらせましょう。

気道確保を行う(乳児小児)
人工呼吸を行う

5番で記載した気道確保を行いながら、自分の口を大きく開けて子どもの口と鼻を同時に覆い、胸が軽く上がる程度に1回1秒かけて静かに2回息を吹き込みます。1回の吹き込みに1秒かけ、胸が軽く持ち上がることを確認しましょう。

人工呼吸を行う
繰り返し行う

6番まで終わったら、4番の胸骨圧迫から6番の人工呼吸までの流れを救急車が到着するまで絶え間なく続けましょう。途中で息を吹き返した場合は中断します。

また、乳児が吐血していたり、感染症の問題などで人工呼吸がためらわれる場合は、4番の胸骨圧迫を繰り返しましょう。

小児(1才以降~15才)の心肺蘇生法

反応の確認を行う

肩などを叩き、刺激を与えながら声をかけます。

反応の確認小児

呼びかけに対し、目を開ける、応答する、泣く等の反応などが無ければ「反応がない」と判断して2番へ進みましょう。

反応がなければ、119番へ連絡します

外出先の場合は、近くにいる方々へ協力を依頼して救急車を呼んでもらったり、近くにあるAEDを持ってきてもらいましょう。自宅や周りに人がいない場合は、119番へ連絡した後に心肺蘇生の処置を行いましょう。

正常な呼吸の有無を確認する

子どもの隣に座り、10秒以内で胸や腹部が上下しているかを見て、普段どおりの正常な呼吸をしているかどうかを確認します。途切れ途切れの呼吸や呼吸をしているかどうか分からない場合も心肺蘇生へ進みます。

胸骨圧迫をしましょう

片手もしくは重ねた両手で、胸の真ん中を30回圧迫します。

胸骨圧迫の位置(小児)

効果的な圧迫方法

1分間に少なくても100回程度押せるくらいの早いテンポで絶え間なく30回強く押します。強く押す際は、胸の厚さの3分の1程度、又は体格によりおおよそ5cm沈むまで沈むくらいの力で押しましょう。また、圧迫を緩める時は、胸がしっかりと戻ってから再度押す。

上のやり方で30回胸骨圧迫を行ったら、気道確保へ進みましょう。

胸骨圧迫の図(小児)
気道の確保

乳児の場合と同様、空気の通り道(気道)を確保し、肺に空気を通しやすくします。片手を額に当て、もう一方の手の人差し指と中指の2本をあご先(骨の部分)に当て、鼻の穴が天井に向く程度まで頭を後ろにのけぞらせましょう。

気道確保を行う(乳児小児)
人工呼吸を行う

5番で記載した気道確保を行いながら、鼻をつまみ、自分の口を大きく開けて子どもの口を覆い、胸が軽く上がる程度に静かに2回息を吹き込みます。1回の吹き込みに1秒かけ、胸が軽く持ち上がることを確認しましょう。

人工呼吸を行う(小児)
繰り返し行う

6番まで終わったら、4番の胸骨圧迫から6番の人工呼吸までの流れを救急車が到着するまで絶え間なく続けましょう。途中で息を吹き返した場合は中断します。

また、小児が吐血していたり、感染症の問題などで人工呼吸がためらわれる場合は、4番の胸骨圧迫を繰り返しましょう。

AEDが届いたら

近くにいる方の協力でAEDが届いた場合、子どもに反応や正常な呼吸がない事を確認した上で、AEDを優先して使用します。

AEDには、大人用のパッドと子供用のパッドが分かれているものと、統一されているものがあります。子供用のパッドがある場合は、必ず子供用を使用しましょう。

AED子供用パッド

子供用パッドがないAEDの場合は、成人用パッドを使用します。

※子供用の対象年齢は、8歳未満または体重25Kg未満です。子供用パッド対象外のお子様は、大人用パッドの使用になります。

AEDケースから本体を取り出し、電源を入れるとガイダンスが流れます。そのガイダンスに従いながら、処置を行いましょう。

電極パッドには、電極パッドを張る位置の記載がありますので、それを元に進めて行きます。上着は脱がせ胸の部分が濡れている場合は、乾いた布やタオルなどで拭き取ってからパッドを貼りましょう。

パッドを貼り付けると心電図の解析が行われます。その際に、「ショック適応外」のメッセージが出たら、直ちに4~6番の心肺蘇生法を開始して下さい。

救える命

心肺蘇生法やAEDに関する知識を頭に入れておくことで、あなたの子ども以外にも、身内の方や外出先での緊急事態に、命を救う手助けが出来るようになります。いざという時にわが子、家族の命を守るために、心肺蘇生法を学んでみてはいかがでしょうか?

地域によっては、市役所や消防などで無料で講習会を行っています。しっかりと技術を身につけたい方は、一度講習会へ参加してみてはいかがでしょうか。

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