【助産師が教える】産後の抜け毛とその対策

産後に、「シャンプーしていたら髪の毛がごっそり抜けている!」「床には髪の毛だらけ」といった経験はありませんか?

産後に髪の毛が抜ける症状を感じる人は少なくありません。
髪の毛が抜ける時期と原因について、また自宅でできるセルフケアについて紹介します。

産後に髪の毛が抜けやすい時期


抜け毛は、産後2ヶ月~6ヶ月ごろがピークです。

6ヶ月~1年くらいたてば回復することが多いため、ピークの時期に正しい対策をすると抜け毛症状を最小限におさえることができます。

以前にこんな方がいらっしゃいました。

おひとりめを出産して2ヶ月後から髪の毛が抜けはじめ、ついにはほとんど全部の髪の毛が抜けてしまったのです。

その方は産後4ヶ月ごろからウィッグをつけるように。
慣れない育児とウィッグ生活でさらに頭皮に負担がかかったのか、1年たつころには頭頂部に数本残る程度という状態まで抜けてしまいました。

再び髪の毛が生えてくるまでに2年以上かかったそうです。

その方がおふたりめを出産した際に「私は髪の毛が抜けやすい体質なのだ」と意識して頭皮にやさしい生活を心がけたそうです。

すると、ほとんど髪の毛が抜けることなくウィッグも必要ありませんでした。

出産はからだのどの部分に影響が出るのかは一人ひとり違います。

お友だちと違う症状だとしても「自分だけ異常なのでは?」と悩む必要はありません。

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産後に髪の毛が抜けやすい理由


産後の抜け毛の理由は大きく分けて以下の通りです。

女性ホルモンの関係

女性ホルモンであるエストロゲンが、出産すると急激に減少します。

引用・参考文献:青野敏博「新女性医学体系32・産褥」中山書店2001より

エストロゲンは卵巣から分泌される女性ホルモンで、肌や頭皮を若々しく維持する働きがあります。

また、髪の毛の成長を促し、髪の毛の寿命を延ばす働きもあります。

出産によってこのエストロゲンが急激に減少することで、髪の毛が抜けやすくなるのです。

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頭皮が乾くから

出産によって消耗した体力や毎日の母乳育児などにより、産後のからだは乾燥しやすい状態になっています。

特に頭皮が乾くことで、毛根が髪の毛を支えきれなくなり抜けてしまうのです。

産後は頭皮だけではなく、お肌の乾燥や目の乾燥などがあり、全身が乾燥しやすい状態になっています。

育児による生活スタイルの変化

出産により、夜間の授乳やくり返すだっこ。
また、自分のペースでおしゃべりやテレビを見ることもできません。

このような生活スタイルの変化に緊張し、ストレスを感じて血流が悪くなることも髪の毛が抜けやすい理由のひとつではないかと考えられています。

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