【小児歯科医が教える】「一生むし歯ゼロ」のために大切な2つの時期とは?

厚生労働省のおこなった平成28年歯科疾患実態調査によると、日本で永久歯のむし歯が1本もない人の割合は、
10歳以下で約90%、
15~19歳で約50%、
25~29歳で約10%と減っていき、
40代では1%以下
という残念な結果でした。

小児歯科にお子さんを連れてきてくれているママやパパに話を聞くと「自分はむし歯で苦労したので、子どもにはむし歯ができないようにしたい」という方がとても多いです。

でも、中には「私は今まで一度もむし歯になったことがないんです」というママやパパもいます。

毎日一生懸命歯をみがいて、甘いものもがまんしているのに次々むし歯ができてしまう人と、1年に1~2回歯科の定期検診に行くだけで、一度もむし歯になったことのない人には、どんな違いがあるのでしょう。

実は「一生むし歯ゼロ」でいるためには、子どもの2つの時期がとても重要なのです。

大人になってもずっとむし歯で苦労することがないようにするためには、いつ、どんなことに気をつけたらいいのでしょうか。

(1)歯が生えてから3歳まで

まずひとつめの大切な時期は「歯が生えてから3歳まで」です。

赤ちゃんは生まれたとき口の中にむし歯菌はいませんが、歯が生えてくると、むし歯菌が歯に定着するようになります。

とくに1歳半から2歳7ヶ月の間に、周りの人からむし歯菌が感染するとわかっています。

この時期になるべく菌をうつさないようにすることが、その後のむし歯になりやすさに大きく影響します。

子どもにむし歯菌をうつさないようにするためには、子どもとふれ合わないようにするのではなく、周りの大人、特にママのお口の中をきれいにしておくことがもっとも効果的です。

具体的な方法については、こちらの記事をお読みください。

赤ちゃんにキスするとムシバ菌がうつるって本当?

また、この時期は子どもの味覚や好みが育つ時期です。

この時期に味の濃い甘いものが好きになってしまうと、薄い味のものが食べられなくなったり、甘いものがないといられない子になってしまいがちです。

3歳までに身についた味の好みは、大きくなるまでずっと続くことが多いのです。

ぐずったらおかし、ごほうびにチョコ、おとなしくしていてほしいときはアメ…と、しつけに甘いものを利用しないようにしましょう。

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