よくある不妊の原因を男女別に紹介!原因不明の時はどうする?

結婚してしばらくたつのに子どもを授からないと、不妊なのではないかと心配するひともいるでしょう。

ただ不妊で産婦人科を受診することに抵抗があり、病院で相談できずになんとなく不安な気持ちでいる人が多いのも確かです。
たとえ病院で検査してもとくに異常が見つからず、なぜ赤ちゃんを授からないのかよくわからないケースもあります。

不妊の原因がわからずもやもやしている人に向けて、この記事ではよくある不妊の原因を紹介します。
医師に原因不明とされたケースへの対策も、あわせて必見です。

そもそも不妊とは?


日本産科婦人科学会は、「不妊」を以下のように定義しています。

妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しないもの
引用:日本産科婦人学会「不妊症:病気を知ろう」

つまり不妊は、医者によって診断されるものではありません。

一定期間(およそ1年間)子どもを授からないケースは、自動的に「不妊」として扱われるのです。

不妊に悩む夫婦は意外と多く、不妊検査や治療を受けたことのある夫婦は5.5組に1組といわれています。

参照:厚生労働省「不妊治療について」

よくある不妊の原因を紹介!


一定期間たっても子どもを授からないと、とくに原因となる症状がみられなくとも、不妊と判断されます。
そのため不妊の定義に当てはまっていても、なぜ子どもが授からないのか、身に覚えのない人も多いでしょう。

不妊の原因として、よくあるものを男女別に紹介します。

原因がひとつとは限らない!夫婦で協力して不妊の原因を探りましょう

そもそも卵子と精子が受精卵となって着床し、妊娠するまでには多くのステップがあります。

そのため不妊の原因は多様であり、また複数の原因が重なることもしばしばあるのです。

また不妊は女性の問題とされがちですが、世界保健機関(WHO)の調査によれば不妊の約半分は男性に原因があったと報告されています。

夫婦どちらかだけに責任があると考えずに、一緒に原因を探っていく姿勢が大切です。

女性側の要因5選

女性の身体に不妊の原因となる要素がひそむケースを紹介します。

排卵因子

卵巣からうまく排卵ができていない排卵障害が原因のケースです。
症状が重いと、排卵自体が起こらない無排卵の可能性も出てきます。

確認ポイント!基礎体温を測っておこう

基礎体温は女性のからだの状態を把握するために重要です。

  • 月経周期が25~38日
  • 高温期と低温期の2層にわかれている

上記の2点に当てはまらない場合、排卵がうまく出来ていない可能性があります。

卵管因子

卵管が炎症などによって詰まっており、卵子がうまく子宮に届かないケースです。

確認ポイント!過去の病気をチェック
  • クラミジア感染症
  • 子宮内膜症

上記の病気にかかったことがある場合、知らないうちに卵管が詰まっている可能性があります。

女性の場合、クラミジアにかかっても症状が出ずに、感染に気付かないことがあるので、注意が必要です。

また月経痛が強い女性の中には、子宮内膜症が潜在していることもあるので、一度病院で相談してみてもよいでしょう。

子宮因子

  • 粘膜下筋腫
  • 子宮内膜ポリープ

上記の症状によって、受精卵が着床しにくくなるケースです。

確認ポイント!貧血ぎみの女性は注意

月経量が多く、血液検査でも貧血を指摘されたことがある女性は、子宮筋腫である疑いがあります。

粘膜下筋腫も子宮筋腫の一種なので、貧血の自覚がある女性は注意しておきましょう。

頸管因子

子宮の出口に位置する頸管において、粘液量が減少し、精子が子宮内へ入りにくくなるケースです。

免疫因子

免疫の異常により、精子の通過を妨げる精子抗体が必要以上に活動してしまうケースです。

男性側の要因3選

男性の身体が不妊の原因となる要素がひそむケースを紹介します。

性機能障害

ストレスなどにより、男性の性機能がうまく働かないケースです。

  • 勃起障害(ED)

うまく勃起ができず性行為に支障をきたします。

  • 膣内射精障害

性行為は可能ですが、膣内射精が困難なケースです。

精液性状低下

精子が精巣の中で作られ、精巣上体という細い管を通ることで運動能力をえる過程のなかで異常があり、精子の数や働き(運動率)が十分でないケースです。

造精機能障害」ともよばれ、症状が重い場合は精子が精液の中にまったくみられない「無精子症」となることもあります。

精路通過障害

精子の通り道が詰まっており、精子が排出されないケースです。

参照:日本生殖医学会

不妊の理由がわからない!対処法は?


夫婦の身体に妊娠しづらい理由が見つかれば、治療によって不妊の原因を取り除くための努力ができます。

しかし基本検査の結果では身体に異常がなかった場合、なぜ子どもを授からないのか、納得がいかないケースも少なくありません。

明確な不妊の理由がわからないときにどうすればよいかを考えていきましょう。

不妊は治療をしながら原因を探ることもよくあります

じつは明確な原因がわからないまま、病院で不妊治療を勧められるケースが少なからずあります。

理由もわからないのに病気だと決めつけられたようで、治療を始めることに戸惑いを隠せない夫婦もいるでしょう。

ただじつは、不妊治療には治療の中で原因を探っていく側面もあります。
不妊の原因を特定することは難しいので、考えられる原因を治療によって一つずつ取り除くことで、妊娠確率をあげているのです。

不妊の原因を探る手段として、ぜひ不妊治療を捉えなおしてください。

不妊治療の流れとは?

不妊治療は「ステップアップ治療」とよばれ、特別な手順で治療が進みます。

ひとつの治療に対しての効果をみてから、次の治療に進むかを判断するため、治療が成功して妊娠すれば、後付けで不妊の原因が判明する仕組みなのです。

不妊治療を進めるうえでの、一般的なステップを紹介します。

なお治療と並行して、子宮卵管造影検査など精密な検査も行われます。
精密検査も不妊の原因を探る手がかりとなるでしょう。

ステップ1:タイミング法

排卵にあわせて性行為をする方法です。

基礎体温などで排卵日を予測し、その数日前に性行為をすると、妊娠の確率が上がるといわれています。

ステップ2:人工授精

精子を直接子宮の中へと注入し、受精の確率をあげる手法です。

ステップ3:生殖補助治療(体外受精、顕微授精)

近代的な技術を利用した、新しい不妊治療です。
主な種類には、下記の3種類があります。

  • 体外受精
  • 顕微授精
  • 凍結胚

先端技術を利用した方法なので、治療を受けられる病院は限られます。
日本産科婦人学会が都道府県別に毎年施設リストを作成しているので、参考にしてください。

年齢は妊娠確率を大きく左右します

原因不明の不妊は、多くの場合夫婦の年齢が大きく影響しているといわれています。
男女問わず、加齢とともに卵子・精子の質が老化で下がり、妊娠の割合が落ちるため、不妊にもつながりやすいのです。

そのため夫婦の年齢が30代後半以上であれば、ますます妊娠率が低下する前に、思い切って不妊治療について医師と相談することをオススメします。


生活習慣がマイナスに働いているケースも!

日ごろの生活が、妊娠確率を下げている原因を作っていることもあります。

睡眠不足や食生活の乱れが見受けられたら、生活の中で改善してみましょう。

十分な栄養と睡眠をとり、からだを労わることが、妊活ではなによりも大事です。

また自分のせいで赤ちゃんを授からないのだ、と不妊への責任を感じてストレスが増すのも、できるだけ避けましょう。
ストレスは妊活の大敵です。

あくまで「子どもは天からの授かりもの」という心構えを崩さず、気楽な気持ちで不妊と向き合えることが理想ですね。

夫婦のコミュニケーションを忘れずに、不妊の原因を探りましょう


子どもを待ち望んでいるカップルにとって、不妊はストレスの原因になりがちです。

なかなか不妊を解消できず、精神的に疲れてしまう人もいるでしょう。

でも不妊はもともと理由をつきとめづらいものです。
不妊の状態が続いているからといって自分を責めたり、パートナーへの罪悪感を抱く必要はまったくありません。

夫婦でコミュニケーションをとり、精神的に支えあいながら、不妊の原因を探り、妊活の成功につながることを祈っています。

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