夫婦で不妊治療に取り組むには?陣内ウィメンズクリニックの陣内先生にインタビュー!

不妊治療専門のクリニック

ーーー陣内先生は「笑顔があふれる場所」としての魅力を感じ、産婦人科医を志したそうですね。
そのなかでも「不妊治療」を専門にされているわけですが、産婦人科の一般診療はおこなわず、不妊治療専門のクリニックにしたのはなぜでしょうか。

専門だからよいというわけではありませんが、不妊治療に集中して取り組める場にしたかったからです。

不妊治療はつらいことと思われがちですが、生まれてくる命のためにも楽しい経験にしてほしいと思っています。

そのために不妊治療のことを、第一に考えたクリニックにしました。

不妊治療は「take home “baby”」を目標にするわけですが、当院ではさらに「take home “smile”」を目指しています。

産婦人科のなかでも生殖医療である不妊治療をメインにしたいと考えたのは、日本の少子化に伴う必要性も感じていましたし、もともとクリエイティブなことが好きな性格も影響していると思います。

これから誕生する、大切な命の力になりたいと願っています。

ーーー陣内ウィメンズクリニックでは「心と体に優しい不妊治療」を掲げています。
具体的にはどのようなことに気をつけて、不妊治療をおこなっていますか。

妊娠を望むご夫婦が、主導になっておこなう不妊治療を心がけています。
治療を通じて夫婦の協力関係も、より深まることを目指しているからです。

そのためにはご夫婦の意思や希望を、問診できちんと確認することが大切です。

タイミング法まででいいと考えているのか、体外受精まで計画しているのかなど、ご夫婦の意見はさまざまです。

ご希望を確認し、状況や年齢に合った治療方法を提案しています。

「怖くない」「痛くない」治療内容を提案しておりますので、心配や不安を抱えた方も安心してもらえたらうれしいです。

また、当院の不妊治療は年齢制限を設けておりません。
高齢妊娠で心配という方のご相談も、お受けしています。

ーーー不妊治療をはじめるとき、まずどうしたらいいのかと悩まれる方もいます。
はじめの一歩としてなにを考える必要があるでしょうか。

どうしたらいいのか、と悩んだらぜひクリニックへ相談にいらしてください。

いろいろなことを考えていると、いつの間にか行動にブレーキがかかってしまう方もいます。
立ち止まらず、前に進んでみてはいかがでしょうか。

まずはクリニックへ行き、自分の状態を知るところからはじめてみるのがおすすめです。

不妊治療をする、と考えるとちょっとためらってしまうという方もいるでしょう。

そんなときは健康診断の一環くらいにとらえてみませんか。
クリニックで自分の状態を知るところが、不妊治療のスタートなのですから。

前向きになれる空間としてのクリニック

ーーーとてもデザイン性の高いクリニックですね。
クリニックのデザインで重視したことはなんでしょうか。

私は昔から建築が好きでして、ル・コルビュジエの作品などが好みです。
当院は1年ほどかけ、こだわって作りました。

来たくなる空間、前向きになれる空間にしたいと思ったのです。

どうしても患者さんの待つ時間が発生してしまいますから、ずっといても苦ではない場所であることを目指しました。

よい空間には人に安らぎや活力を与える力があると思い、照明や音楽なども重要と考えています。

また緑が置いてあることもポイントのひとつです。
診察室の窓からは、中庭にあるオリーブの木が見えるようにしました。

公園のように緑のある景色を街のなかに作れればと思い、テラスにも緑を配置しています。

ーーー院内ではタツノオトシゴのモチーフが随所にみられます。
なぜタツノオトシゴなのですか。

タツノオトシゴは安産のシンボルといわれているからです。

タツノオトシゴはメスが産んだ卵を、オスのお腹にある袋の中で孵化するまで育てます。
その姿はオスが出産するように見えるのです。

私も不妊治療で「卵」を預かる立場です。

どうやって元気な状態の卵を育ててあげるかが私の役割なので、その姿には共感を覚えます。

またタツノオトシゴは1回の出産で、1,000匹以上の子どもが生まれてくるといわれています。

当院では子宝のシンボルとしてタツノオトシゴのモチーフがさまざまな場所にありますので、探してみてくださいね。

不妊治療について広く知ってもらいたい

ーーーこれから力を入れていきたいことはなんでしょうか。

当院がやっている不妊治療を、世の中に向けて広げていきたいと考えています。

最近では「妊活」という言葉がポピュラーになった影響もあり、昔に比べて不妊治療への抵抗感も少なくなっているようです。

遠方から当院に来られる方も増えてきました。
不妊治療や当院についてもっと知ってもらい、興味を持ってもらうことが今後のテーマのひとつです。

ーーー患者さまへお伝えしたいメッセージをお聞かせください。

お子さんのことをちょっとでも考え始めたら、ぜひ相談にいらしてください。

とはいえ当院ではなくてもいいので、とにかく誰かに話してみるのがおすすめです。

夫婦だけで悩まないで、相談することが妊娠への道しるべになってくれるでしょう。

陣内ウィメンズクリニックの情報

住所/東京都世田谷区奥沢5-40-5 自由が丘JWCビル
電話番号/03-3722-2255
アクセス/東急東横線・東急大井町線「自由が丘駅」南口より徒歩5分。東急目黒線「奥沢駅」より徒歩7分。
ホームページ/http://jinnai-womens.com/

 

ーーー妊活は女性と男性が協力し合って成立するのだと、今回のインタビューで強く感じました。

女性の不妊治療はもちろん、男性不妊外来も設けている陣内ウィメンズクリニック。

過ごしやすい環境づくりがなされていることも魅力的です。

不妊治療はつらくて大変…。
そんなイメージを持つ方でも、夫婦の絆が深まるきっかけになるのではないでしょうか。