夜泣きを放置するとママも赤ちゃんも睡眠時間が増える!?

子育てママの悩みのタネ、赤ちゃんの夜泣き。

オムツもきれいだし、お腹もいっぱいなはずなのに、それでも赤ちゃんが泣き止まないと、どうしたらいいのかわからず途方にくれてしまいます。

赤ちゃんが泣き止まないことで、自己嫌悪になったり、夜泣きののたびにあやして毎晩寝不足になってしまう…。というママは、日本中に多くいるようです。

1晩だけならまだしも、毎晩夜泣きが続くかなりストレスが溜まり、精神的に追い込まれてしまいます。

「赤ちゃんが夜泣きをしたらあやすしかない」と睡眠不足を諦めがちですが、あやす以外にも実は方法があるのです!

日本ではあまり考えられませんが、海外では夜泣き対策として、赤ちゃんを放置する方法が多く取り入れられてるのをご存知でしょうか。

この記事では赤ちゃんの夜泣きに関する基本的な知識から、夜泣きを放置するためのコツ、海外での夜泣き対策事情について紹介します!

上手に夜泣きを放置できれば、ママも赤ちゃんも睡眠時間を増やせるかもしれませんよ!

赤ちゃんが夜泣きするのは、どうして?


昼間はとても元気に遊んでいたし、寝る前までは機嫌も悪くなかったのに、夜中になって急に泣きだす赤ちゃん…。

そもそも赤ちゃんはどうして夜泣きをしてしまうのでしょうか。

実は夜泣きの理由ははっきりしていない

実はどうして赤ちゃんが夜泣きをするのか、はっきりした理由は分かっていません

おむつが汚れているから、怖い夢をみたから、目が覚めたらママがいなかったから…。

さまざまな原因が考えられますが、これらの原因に当てはまらなくても泣いてしまうこともあります。

夜泣きにまつわる俗説はさまざま

一説には、赤ちゃんの夜泣きはママのお腹にいたときの名残なのではないかと言われています。

これは、胎児はママが寝ている間も酸素を取り込んで活発に動いていることからその名残で夜中に活発に活動し、夜泣きをしてしまうのではないかということです。

他にも、赤ちゃんは眠りのサイクルが未熟だから夜泣きをしてしまうという説もあるんですよ。

大人は睡眠中浅い眠い(レム睡眠)深い眠り(ノンレム睡眠)を何度も繰り返します。

赤ちゃんにも睡眠サイクルがありますがまだままだ未熟

レム睡眠からノンレム睡眠に切り替わるときに目を覚ましてしまい夜泣きをするのでは、と考えられているようです。

とはいえこれらの説の科学的根拠は、まだはっきりとはしていません

夜泣きはいつからはじまり、いつ終わるもの?


ママの睡眠時間を削り、精神的に追い込まれる夜泣き。

一刻もはやくこの夜泣き地獄から解放されたい…!という悩めるママにとって、赤ちゃんが夜泣きする時期はいつ頃なのかは気になるところですよね。

早い子では生後3ヶ月ごろからはじまる

赤ちゃんの夜泣きは一般的には生後すぐに始まるのではありません

生後すぐの赤ちゃんが夜に泣くのは夜泣きとは言わず、昼夜逆転現象といいます。

新生児期の赤ちゃんはまだ体内時計が正しく働いていないため昼と夜の区別がつきません

昼夜問わず短いサイクルで寝たり泣いたりを繰り返すため、これは一般的な夜泣きとは異なります。

早い子だと生後3ヵ月から4ヵ月たつとだんだんとお昼寝の回数が減り夜泣きが始まるようです。

夜泣きのピークは生後6ヶ月ごろ~12ヵ月ごろ

赤ちゃんの夜泣きのピークは一般的には生後6ヵ月~12ヵ月ごろと言われ、とくに9ヵ月頃の夜泣きに悩まされるママが多いようです。

この時期はちょうど赤ちゃんの記憶力が付き始める時期

昼間の記憶によって夜の眠りが妨げられられているということが考えられます。

また歯が生え始める時期でもあるため、「歯ぐずり」を起こしているとも考えられます。

12ヵ月を超えるとだんだん泣く回数が減り、泣く時間も短くなる傾向があるようです。

それぞれの赤ちゃんの性格によって夜泣きの時期はさまざま

夜泣きには赤ちゃんの性格によって個人差が大きく、夜泣きが始まる時期や終わる時期に明確な答えはありません

生後3ヵ月に満たないうちから夜泣きが始まる赤ちゃんもいれば、それまでまったく夜泣きがなかったのに1歳を超えてから突然夜泣きがはじまる赤ちゃんもいます。

夜泣きが終わる時期に関しても、1ヵ月で終わる赤ちゃんもいれば2歳を超えても夜泣きがおさまらない赤ちゃんもいます。

中にはほとんど夜泣きをしない赤ちゃんもいて、本当に赤ちゃんによってさまざま

本人の生まれ持った気質が関係していると考えられるので、周りの赤ちゃんと比べないことが何よりも大切です。

海外では夜泣きの対処法として放置するのが普通


日本ではあまり考えられませんが、海外では夜泣き対策として、赤ちゃんが泣いても放置して自分で眠ることができるように育てていくという方法が普通に取り入れられているのをご存知ですか?

なんと「夜泣き」という言葉自体ない国もあるとか…。

日本では赤ちゃんとママやパパは一緒に寝て、夜泣きをするたびにあやすのが一般的ですが、海外では赤ちゃんを新生児のときから自分の部屋で寝かせている家庭も多いようです。

海外で行われているネントレって?

「ネントレ」という言葉をご存知でしょうか?

ネントレ「ねんねトレーニング」の略。

文字通り、赤ちゃんがママにあやしてもらわなくても、朝までぐっすり眠ることができるようにトレーニングすることを指します。

この「ネントレ」が海外では積極的に取り入れられています。

アメリカ式のネントレって?

アメリカでは、多くの家庭で生まれる前から赤ちゃん専用の子ども部屋を用意し、生後4ヵ月頃から一人で寝かせるケースが主流

これは、赤ちゃんの自立性自主性を育てるためです。

ただ放っておくのではなく、ベビーモニターを設置して様子を確認することが多いようです。

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フランス式のネントレって?

フランスでは赤ちゃんの睡眠サイクルが2時間毎で、短いサイクルを繋げる練習中だから夜泣きをすると考えられています。

そのためフランスでのネントレもアメリカと似ていて、赤ちゃんが夜泣きをしても毎回あやすのではなく、そのまま5分から10分ほど様子をみます。

どうしてもお腹が減っているようであればおっぱいをあげることもありますが、基本的には自分で眠れるようトレーニングするのが親の愛情、という考え方の人が多いようです。

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赤ちゃんの夜泣きを放置するなんて、大丈夫なの?


いくら海外では夜泣きの放置が一般的だといっても、日本では夜泣きをあやして泣き止ませるのが常識になっています。

今まで赤ちゃんとは添い寝するのが当たり前で夜泣きするたびに抱っこしていたのに、いきなり放置するなんて大丈夫…?と心配になってしまいますよね。

サイレントベビーにならないかが心配…

サイレントベビーとは、親から十分に話しかけられずかまってもらえなかった影響で、自分の欲求を伝える方法が分からず意思表示をまったくしなくなっていまう赤ちゃんのことです。

夜泣きを放置するのに、ママが一番懸念しがちなのは赤ちゃんがサイレントベビーになってしまうことではないでしょうか。

でも大丈夫。

サイレントベビーになってしまうのは、赤ちゃんを極端に放置してしまったとき。

大切なのは、日々の積み重ねです。

昼間たっぷりと話しかけ、一緒に遊んで十分に愛情を注いでいれば、心配する必要はありませんよ。

むしろ寝る時も四六時中一緒にいても、常にスマホを操作しながら赤ちゃんと接するほうが、サイレントベビーになる危険は高まるでそしょう。

「放置」よりも「見守る」というイメージ

泣いている赤ちゃんを「放置」するというのに罪悪感を感じてしまうようであれば、「見守る」というイメージを持ってみてはいかがでしょうか。

「放置」というと何もせずに放っておくというイメージが湧いてしまい「かわいそう!」と思ってしまうかもしれませんが、ここでいう放置は泣いている赤ちゃんをただ放っておく、というわけではありません。

具合はわるくないか、気温はちょうどよいか、オムツは汚れていないか…と赤ちゃんの様子を把握して不安要素を取り除き、それでも泣いてしまうときに暖かく「見守る」ということです。

赤ちゃんが夜泣きをするたびに添い寝をしたり、抱っこをしたりしないだけで、眠るまでトントンしたり、「ママはここにいるよ」と声をかけたり「見守って」あげてくださいね。

少しずつ慣らしていけば大丈夫

今まで毎日添い寝をしてきたのにある日突然放置されれば赤ちゃんも不安になってしまうでしょう。

夜泣きの放置はまず短時間の放置からはじめて、少しずつならしていくことが大切。

夜泣きを上手に放置するためにのステップをご紹介します。

まずは一人で眠ることを教えてあげる


できるだけ赤ちゃんが自力で眠ることができるように部屋を暗く
し、ママの添い寝がなくても自然に眠れるように訓練します。

穏やかなオルゴールや子守歌のBGMを小さな音量でかけてあげるのもいいかもしれませんね。

はじめは5~10分の放置から

具合が悪いのではないか、お腹が空いているのではないか、オムツが気持ちわるいのではないか…思いつく原因を取り除いてみても泣き続けるのであれば、それは「夜泣き」です。

夜泣きがはじまるとついついすぐにでも抱っこしたくなりますが、ぐっと我慢。

「夜泣きとはこういうものだ」と腹をくくり、まずは5分程度様子を見てみましょう。

そして徐々にその時間を伸ばしていきます。

ママも赤ちゃんも、最初の5分はとても長く感じてツライものですがだんだんと慣れていくものですよ。

心を鬼にすることも大切!

大抵の失敗は、お母さんが泣いている赤ちゃんを「やっぱり放置するなんて可哀想!」と抱っこしてしまうこと。

せっかく赤ちゃんが自力で眠るコツをつかみ始めたところで、赤ちゃんをあやしてしまっては努力が水の泡になってしまいます。

とくに思い当たる原因がないときは、心を鬼にして可哀想と思う気持ちをぐっと抑えましょう。

夜中に泣いも、ママの助けなしで赤ちゃんが自分で眠れるようになれば、ネントレは成功です!

夜泣きを放置するときに気をつけることは?


ただどんな場合でも夜泣きする赤ちゃんを放置してもよいというわけではありません。

夜泣きを放置するときに、ママが気をつけるべきなのはどんなことなのでしょうか。

体調不良で泣いている場合の放置は危険!

通常の夜泣きではなく、赤ちゃんが発熱していたり体調が悪かったりするときにSNSのサインとして泣いているときはもちろん放置してはいけません。

とくに発熱時は赤ちゃんが脱水症状になってしまう危険性も高いので要注意!

夜泣きが始まったら放置する前にまずは体調が悪くないかをチェックしましょう。

あまりにも激しく泣くときは嘔吐してしまう可能性も

赤ちゃんは長時間激しく泣き続けると、咳き込んで吐いてしまうことがあります。

とくに授乳から時間がたってない場合は注意が必要。

吐いてしまったときに、気管を詰まらせた場合窒息してしまうこともあります…!

このような危険性があるということを頭に入れておきましょう。

泣きすぎてベッドから落下する危険性に注意!

赤ちゃんは成長をするにつれてハイハイができるようになり、つかまり立ちができるようになり、行動範囲が広がってきます。

夜中に目が覚めて泣きながらママを探し回った場合、ベッドから落ちてしまうということも考えられます。

ベビーベッドで赤ちゃんを寝かす場合は、高さのある柵のデザインのベッドを選んだり、ベッドの下にラグを敷いたりといった対応をして、少しでも落下のリスクを防ぎましょう。

どの時期でも夜泣きを放置していいというわけではない

夜泣きを放置することがネントレに効果的とはいっても、生まれたての赤ちゃんを放置してよいというわけではありません。

赤ちゃんの月齢別に、気をつけるべきポイントは何かご紹介します。

新生児

生まれたばかりの赤ちゃんの夜泣きは、2~3時間ごとにお腹が空くことが原因。
つまり一般的な夜泣きとは異なるのです。

新生児のあいだはお腹が空くたびにおっぱいをあげ、おむつが気持ち悪くなる前にこまめに変えてあげることで、赤ちゃんを安心させて信頼関係を築くことがなによりも大切です。

3~6ヶ月

この時期の赤ちゃんも、まだまだ自分自身の感情をコントロールする力は持っていません。

パパにも協力してもらいながら、夜泣きにとことん付き合ってあげましょう。

7ヶ月~

生後7ヵ月頃から、赤ちゃんに少しずつ自分の感情をコントロールできる力がついてきます。

この時期から泣いている原因がとくにない場合は夜泣きを放置しても大丈夫。

夜泣きを放置してもよいのは、赤ちゃん自身が泣くことをコントロールできる年齢であるということ、夜は寝るものと理解できるようになってから、というのが前提になっています。

まずは少しでも夜泣きしないように対策を


気をつけるべきポイントさえ抑えれば赤ちゃんの夜泣きを放置してもよいとはいっても、できることなら泣かずにぐっすり眠ってくれるのが一番ですよね。

赤ちゃんがすこしでもぐっすり眠れるようにママが事前にできる3つの対策をご紹介します!

お昼にいっぱい遊ぶ

赤ちゃんが起きている昼間は、できる限り一緒に遊んであげましょう。

昼間にたっぷりと眠ることができれば、赤ちゃんは夜には疲れて自然と眠くなるため、生活リズムを整えることにもつながります。

眠る前に十分なスキンシップをとる

赤ちゃんはママとのスキンシップが大好き。

スキンシップを通してママからの愛情を確かめているため、スキンシップが十分でない場合その不満を表そうとして夜泣きをすることがあります。

眠る前にたっぷりとスキンシップをとることで赤ちゃんは安心して寝つきがよくなるでしょう。

子守歌やオルゴールを入眠儀式に

眠る前に赤ちゃんの耳元で子守歌をうたってあげたり、オルゴールなどの音楽を流してあげたりするのを習慣にしましょう。

赤ちゃんは「この音楽が流れたら安心して眠ってもよいんだ」と音楽と眠りを関連づけて理解していきます。

なによりも大切なのは、赤ちゃんの夜泣きをママひとりで抱え込まないこと


いくら夜泣きを放置するといっても、どうしたって赤ちゃんが泣きやまないときのストレスは計り知れませんよね。

何ヵ月も細切れの睡眠しか取れなかった場合、心にもカラダにも負担は大きく、育児ノイローゼになっていまうママもいます。

大切なのは、夜泣きのストレスをママひとりで抱え込まなこと。

週末だけでも、パパに夜泣きのお世話を変わってもらいましょう。

ママのこころが疲れ切ってしまう前に、少しの時間でも休ませてあげることが大切です。

先輩ママに体験談を聞いたり思いっきり愚痴を言ったり、保健センターに相談したり、とにかく感情を外に出すように心がけるも重要。

たとえ根本的な解決に繋がらなくても、ストレスをため込むよりもずっと気持ちが楽になるかもしれませんよ。

どうしても夜泣きが収まらない場合、小児科に相談するのもひとつの手。

漢方を処方されて改善することもあります。

ママにとっては睡眠不足やストレスの原因になりがちな夜泣きは、赤ちゃんが順調に育っている証で、今だけのもの。

周りのひとにも上手に頼りながら「そのうち泣き止む」とどっしりと構えましょう!

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