妊娠後期につわりが復活?原因と対処法は?

つわりといえば、妊娠初期にみられる症状というイメージが強いのではないでしょうか?

ところが「妊娠後期になってつわりが復活した」というママもいるようです。

たとえつわりがツラくても、赤ちゃんは成長を続けているので、ママは落ち込んでいる暇もないのが現状でしょう。

そもそも妊娠後期につわりの症状が出るのは、どうしてでしょうか?

この記事では、妊娠後期につわりが起こる原因と対処法についてまとめました。

妊娠後期につわりが起こる原因は?

妊娠初期と後期では、つわりの原因にも違いがあります。

妊娠初期のつわりは、ホルモンや代謝の変化・ストレスなどが影響しているといわれますが、妊娠後期のつわりは、子宮が大きくなることに原因があるのです。

大きくなった子宮に胃や腸などの内臓が圧迫され、さまざまな症状を引き起こすのが、妊娠後期のつわりの特徴といえます。

参照:医療法人社団冬城産婦人科医院「妊娠後期の上腹部症状について」

妊娠後期のつわりはいつからいつまで続くの?

妊娠後期のつわりは、妊娠28週目ころにはじまり、臨月に入る36週ころを目安に治まることが多いようです。

臨月に入ると、胎児が産まれる準備に入るため、頭が骨盤の下へとさがります。

そうすると胃への圧迫が軽減されるので吐き気などの症状が治まるのです。

ただつわりの時期には、個人差があります。

妊娠初期のつわりは、安定期に入る16週ころに治まることが多いですが、初期のつわりが治まらないうちに、後期のつわりがはじまることもあるでしょう。

臨月に入ってもつわりが続き、出産直前まで吐き気や嘔吐が続くという人もいます。

参照:医療法人社団冬城産婦人科医院「妊娠後期の上腹部症状について」

妊娠後期のつわりはどんな症状?

妊娠後期のつわりには、どのような症状があるのかみていきましょう。

吐き気や嘔吐

妊娠後期は、大きくなった子宮に胃が圧迫されるため、1度に食べられる食事量が減ります

これまで通りの感覚で食べていると、すぐに食べすぎた状態になり、吐き気や嘔吐につながるでしょう。

参照:医療法人社団冬城産婦人科医院「妊娠後期の上腹部症状について」

胸焼け・胃の不快感

胃が圧迫されることで、胃酸が逆流しやすくなっています。

逆流した胃酸で食道が荒れて、胸焼けのような症状や胃痛などの不快感をおぼえることがあるようです。

参照:医療法人社団冬城産婦人科医院「妊娠後期の上腹部症状について」

便秘

子宮が大きくなると、腸も圧迫されます。

そのせいで腸が正常に働かず、便秘になる妊婦さんも出てくるでしょう。

参照:妊賑中のマイナートラブル「便秘」

息切れ・動悸

妊娠週数が進むと、胃や腸に続いて肺も圧迫されてきます。

肺が圧迫されると、階段の上り下りや散歩など、少しの運動でも息切れや動悸を起こしやすくなるでしょう。

仰向けで寝るのもツラく、息苦しさを感じることがあります。

参照:医療法人社団杉四会杉山産婦人科「妊娠中の体の変化」

妊娠後期のつわりを軽減する対策は?

妊娠後期のつわりは、初期のつわり同様に根本的な解決策はありません

つわりの症状を軽減して乗り切るしかないのです。

妊娠後期のつわりが楽になる対処方法を紹介します。

食事には消化のよい食材を使う

胃への負担を減らすためにも、できるだけ消化のよいものを食べましょう。

消化のよい食べ物は、胃への負担を軽減するだけではなく、腸にもやさしいので便秘解消への効果も期待できます。

【消化のよい食べ物】

  • うどん
  • おかゆ
  • 豆腐
  • りんご
  • バナナ
  • ヨーグルト

できるだけ小さく切って調理し、よく噛んで食べるのもポイントです。

胃痛の予防に牛乳が効果的

牛乳は胃壁を保護するので、胃痛の軽減に効果的です。

温めて飲むと、身体が冷える心配もありません。

牛乳に限らず、妊娠中に口にするものは、常温か少し温かくして摂りましょう

冷たいものや熱いものは、胃への刺激となるので控えます。

妊娠中の飲み物については「妊活ドリンクは成分で選ぶ!賢い妊活の基本」に詳しく紹介があります。

食事の回数を小分けにする

妊娠後期は、大きくなった子宮で胃が圧迫されるため、1度にたくさんの量を食べられません。

1回の量が減る分、食事の回数を増やしてみましょう

1日の摂取カロリーは、変わらないように調節してくださいね。

朝昼晩の食事のあいだに、間食を挟むのもオススメです。

間食といっても、塩分や糖分が多いお菓子は避けましょう。

オススメは、小さなおにぎり・ふかしたサツマイモ・茶わん蒸しなどの、栄養バランスを取りやすい食べ物です。

参照:医療法人社団冬城産婦人科医院「妊娠後期の上腹部症状について」

水分はこまめに摂る

食事のときに、大量に水分を摂ると、胃液が薄まって胃の働きが弱まります。

胃液が薄まると消化に時間がかかるため、食事中にまとめて水分を摂るのではなく、食事以外の時間で、こまめに水分補給する習慣をつけましょう。

胃もたれ防止にもつながりますよ。

炭酸飲料は控える

妊娠初期のつわりでは、さっぱりしたのどごしの炭酸飲料が活躍したというママは多いでしょう。

しかし妊娠後期のつわりに、炭酸飲料は禁物です。

一時的にすっきりして吐き気が治まりますが、子宮に圧迫されている胃の中で膨れてしまうので、「食べていないのに胸焼けや吐き気がする」ということにもなりかねません。

スッキリした飲み物を飲みたいのであれば、炭酸飲料ではなく、梅ジュースやレモン水にするといいでしょう。

食後にガムを食べる

食後にガムを噛んでみましょう。

ガムを噛んでいると、唾液が分泌されます。

たくさんの唾液が、消化を助けてくれるのでオススメです。

食後すぐ横にならない

胃液の逆流を防ぐために、食後30分は横にならないようにしましょう。

胃液が食道へ流れると、胸焼けの原因にもなります。

体調が悪くてすぐ横になりたいときは、背中に枕やクッションを入れて、角度をつけた姿勢で横になりましょう。

胃酸の逆流を防ぐとともに、腹部への圧迫感を軽減できます。

副交感神経が優位になると消化もよくなるため、食後はゆったりとリラックスして過ごすことも大切です。

参照:医療法人社団冬城産婦人科医院「妊娠後期の上腹部症状について」

ムリをしないで休む

つわりの症状がひどいときは、ムリをせずに休むことも必要です。

家事は休憩しながらこなしたり、ときには手を抜いてもいいでしょう。

身体がツラいときは、家族に協力してもらうことも大切です。

産後の子育てにも家族の協力は必要なので、練習もかねて、ママはしっかり体を休めてください。

ツラいときは病院で診察を受ける

妊娠後期のつわりで食欲がなく、水分もとれないときは、点滴などの処置で身体が楽になることもあります。

とくに夏場は、水分を摂取できないと、脱水症状になる可能性もあるので注意が必要です。

比較的薬の影響が少ないとされる妊娠後期であれば、胃薬を処方してもらえることもあるでしょう。

症状がひどい場合は、入院が必要なケースもあります。

つわりがツラいときには、我慢せずに病院で医師の診察を受けてください。

自己判断で薬は飲まないようにしましょう。

出産まであとわずか!上手につわりを乗り切ろう

妊娠後期のつわりはツラいですが、赤ちゃんに会えるまで、もう少しの辛抱です。

ムリをしないで、つわりの時期を上手に乗り切りましょう。

紹介した対処法も参考にして、自分に合った方法を見つけてください。

体調が悪いときは我慢せずに、病院で診察を受けるようにしましょう。

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