妊娠中は性欲が強くなる?変化のワケは?性行為をしても大丈夫?

妊娠をきっかけに変化するのは、赤ちゃんや身体だけではありません。

「妊娠中だけれど、性欲が強くなって我慢ができない」

こんな悩みを抱く方は少なくありません。

逆にまったく性欲がなくなり、困っているママも多くいます。

しかし、デリケートな問題なので、なかなか友人には相談しづらいものです。

妊娠中の性欲が変化することに驚き、「自分がおかしいのかな」とひとりで悩むママは多くいます。

とはいえ悩みの内容は、人それぞれおかれた環境によっても異なるでしょう。
また同じ妊婦さんでも、妊娠中のどの段階にいるかによって、性欲の強さが変わります。

この記事で、先輩ママさんの多くが感じた、妊娠中の性欲の変化とその原因、さらに対処法もみていきましょう。

妊娠中の性欲の強さ、先輩ママはいつ頃変化があった?


妊娠中の性欲には個人差があり、ひとりの妊婦さんのなかでも、性欲の強さは時期によって変わります。

先輩ママさんたちの体験談を聞いてみると、妊娠初期、つわり中は性欲が減退し、安定期に入ると性欲が増す人が多いようです。

ただ妊娠中はずっと性欲がなくなるひと、長子と2人目以降で性欲の変化度合いが変わる人、など千差万別といえるでしょう。

妊娠中は性欲がいきなり強くなる時期があって、びびった

妊娠中の感度と性欲は半端なかったので、いっぱいセックスしてた

妊娠前と妊娠中の性欲の差が半端ない。とくに安定期以降がすごかった

旦那がお腹の赤ちゃんに気を使って、たんぱくに終わらせるのに、わたしは人生で性欲MAXでめちゃくちゃ困る

「妊娠中はイクと子宮が収縮されるからNG」と聞いたけど我慢するなんて無理

性欲が強くなった派の先輩ママたちでも、意見はさまざまのようです。

変化の原因は?

妊婦さんが抱く性欲の変化は、なぜ起こるのでしょうか。

とくに妊娠安定期に入ったとき、性欲が増しやすい3つの要因をまとめました。

ホルモンバランス

妊娠中は体内のホルモンバランスが大きく変わります。

なかでも発情ホルモンとも呼ばれる女性ホルモン、エストロゲンは妊娠中期に増加します。

エストロゲンの増加が、安定期の性欲の強まりと関連があるようです。

精神面の変化

心が安定することも、妊婦さんの性欲が強くなる、大きな理由のひとつです。

とくにはじめての妊娠の場合、妊娠初期は不安なことも多いでしょう。
つわりも重なり、体力的にも精神的にも、疲れがちです。

安定期に入ると、妊婦としての生活にもだんだん慣れてきます
またつわりが終わり、体調がよくなれば、精神的にも安定するでしょう。

妊婦さんの心に余裕ができることで、性欲が増しやすいようです。

血流の促進

妊娠中期には、性器や乳房への血流が増加します。

血流の増加は、性欲の上昇となんらかの関係があるようです。

ホルモンバランスや血流の変化、また精神的な余裕がでることで、性欲も妊娠初期は抑えられ、安定期に増加するケースが多いようです。

だからこそ性欲の変化には、個人差が大きく出るのですね。

性欲が強くなったときの対応策


妊娠中でありながら、自分の中に強い性欲があることに、嫌悪感を抱く女性もいるかもしれません。

しかし性欲の変化は、からだの状態が変わることによって生じるごく自然なことです。

自分を責めることなく、みずからの状況に合わせた対処法を、試してみてくださいね。

パートナーとの性行為はしても大丈夫?

女性側は夫婦生活に積極的なのに、男性側は消極的…。
そんなとき、女性はどうしても「自分に魅力がないのでは?」と不安になってしまい、落ち込みがちになります。

しかしたいていは、男性側もパートナーの体調が心配で、遠慮していることが多いのです。

女性自身も、性行為による赤ちゃんへのリスクがないか、不安になるかもしれませんが、赤ちゃんは子宮と羊水に守られているため、性行為の影響を受けづらいといえるでしょう。

今から紹介する注意点を参考にして、適切に性行為を楽しみましょう。

お腹に優しい体位は?

セックスをするときは、母体を気づかう体位で行うのがベストです。

赤ちゃんへの影響がもっとも抑えられる体位を、いくつか紹介します。

  • 後側位

女性が横向きに寝っ転がり、男性が背後から密着する体勢。
女性のお腹に圧力が掛からないため、オススメです。

  • 騎乗位・座位

挿入の深さをママ側が調整できるため、オススメです。

気を付けておきたい注意点

妊娠中のセックスを安全に楽しむために、押さえておきたい注意点を抑えましょう。

母体を大切に

なによりも大事なのが母子の健康です。

まず清潔には、注意を払いましょう。
行為を行う前に、シャワーを浴びてお互いに清潔な状態で行うことが大切です。

男性の爪で女性を傷つけないよう、爪は短く切ってもらいましょう。

また膣内に傷をつけないためにも、激しい動きは避けるのが安全です。

長時間の性行為はお腹を冷やす原因になるので、時間にも配慮が必要ですね。

そして乳首への刺激はお腹が張る原因になるので、やめておきましょう。

コンドームは使用しよう!

妊娠中であっても、性感染症を防ぐために、男性にはコンドームを使用してもらうのがオススメです。

コンドームを使用せずに膣内に射精すると、精子が子宮を収縮させ、早産などの原因になる恐れがあります。

ママと赤ちゃん両方のからだを大事にするために、性行為のときには、ぜひコンドームを使ってくださいね。

こんな時はすぐにストップ!

妊娠中、ママの身体は通常よりも繊細です。

ちょっとしたことで、子宮が出血することもあります。

性行為の途中であっても、子宮の出血や痛み、お腹の張りを感じたときは、すぐに行為を中断しましょう。

子宮が出血した場合は、産婦人科を受診すると安心です。

素人の判断で、大丈夫だと決めつけてしまうと、危険につながる可能性があります。

性行為を控えたほうがいいとき

基本的には夫婦生活を楽しむことに問題はありませんが、次の項目を満たす人は、母子の健康のためにも性行為はいったん考えた方がよいかもしれません。

  • 妊娠初期(胎盤が出来上がっておらず流産の可能性が上がる)
  • 妊娠後期(お腹への負担が大きい)
  • 流産や切迫流産、多胎出産、早産や切迫早産の経験がある、またはその兆候がある
  • 膣炎などの感染症もち
  • 前置胎盤である、子宮頸管が短いなど赤ちゃんへの影響が懸念される

上記の兆候がある方は、恥ずかしいかもしれませんが、医師に性行為をしてもよいか相談をしましょう。

夫が応じてくれないときは、自慰行為で解消!

「赤ちゃんが心配だから」、と夫が性行為をためらうケースでは、ママが性欲をうまく解消できずにストレスを溜めがちです。

自分の気持ちをないがしろにされたようで悲しいのに、夫の言うことも正しいので、性行為を仕方なく我慢している女性も少なくありません。

ただでさえ妊娠中でストレスの溜まりがちな女性が、つい夫にムカムカしてしまうのも、ごく自然なことです。

また、パートナーとの性行為をするにしても、ママのからだを傷つけないように、たくさんの注意を守らねばなりません。

母子のからだを守るため、注意を守ることは大切ですが、「性行為を思いきり楽しみづらい」、と妊娠中の性行為を物足りなく感じるママもいるでしょう。

「ほかのことに気を取られず、性欲を発散したい」と思っている妊娠中のママには、自慰行為を楽しむことをオススメします。

妊娠中にオーガズムを感じると、子宮収縮を引き起こし、赤ちゃんに影響がでるのでは、と心配するママもいるかもしれません。

「毎日何度もオーガズムに達する」、などといった極端なケースでない限り、オーガズムによって子宮が収縮し赤ちゃんに悪影響がでることはないようです

安心して、妊娠中の自慰行為を楽しみましょう。

不倫や出会い系はリスクが高い

パートナーが妊娠中のセックスに応じてくれないとき、孤独感から、浮気や不倫、性風俗に手を出すことを考えるママもいるかもしれません。

最近は、出会い系のアプリなども豊富なので、簡単に異性と出会えます。

しかし一時の衝動でこうした行動に走ることは、リスクが高いものであることは肝に銘じておきましょう。

妊娠中の夫婦生活はデリケートな問題。
相手が性行為に消極的なのも、ママの身体をおもってのことなのです。

衝動的に不倫や性風俗に走ると、性感染症のリスクが高いばかりではなく、行為中に身体に異変があったときに大変です。
また、パートナーにバレて夫婦に亀裂が入り、離婚になるケースもあります。

多くの大切なものを失いかねませんので、絶対にやめておきましょう

性欲がなくなったときの対応策


妊娠中はストレスが溜まりやすいため、女性の性欲が減退するケースも多いです。

しかし男性側は性行為に積極的であった場合、相手に応えられない申し訳なさを、女性が感じてしまいがち。

また相手がセックスレスの状況に耐えられず、「浮気や風俗に走ってしまうのでは」と心配するママもいるようです。

でも性欲がなくなったことについて、女性が負担に感じる必要はありません

セックスをしたい気分でないなら、しなくても大丈夫。
セックスレスでも仲良しの夫婦はたくさんいます。

パートナーと話し合いながら、お互いにとってよい解決方法を見つけていきましょう。

パートナーへの伝え方を工夫しよう

妊娠中はにおいにも敏感になる時期です。

実際に、つわりなどで「夫のニオイすらかぎたくない」という妻側の意見すらあります。

生理的に「男性のそばにいたくない、ましてや性行為などしたくない」と感じてしまうことは仕方のないことです。

しかし気持ちの伝え方が攻撃的だと、相手を傷つけてしまいます。

「自分の気持ちの伝え方」に工夫をすると、よいでしょう。

性行為に消極的なのは妊娠中なので仕方ないこと、決してパートナーへの気持ちが変わったわけではないことを、落ち着いて相手に伝えましょう。

相手を尊重したうえで自分の思いを伝えることを意識すると、気持ちの行き違いが少なくなりますよ。

旦那が求めてくるけど自分が応じられないときはオーラルセックスで

旦那さんが自分を求めてくれる気持ちには、応えたいと思う女性は少なくありません。

しかし生理的に応じることができず、罪悪感を抱いたり、妊娠中の女性を気遣わずに性行為を求めるパートナーに、腹がたってしまうこともあるでしょう。

「性行為を求められたがその気になれない…」と思っている女性は、相手にオーラルセックスを提案するのがオススメです。

妊娠中の女性であっても、男性にオーラルセックスをしてあげる分には、腹部に負担がかかりません。
赤ちゃんへの影響も、心配無用です。

ただし男性が女性にオーラルセックスをすると、膣の中に空気が吹き込まれ塞栓症になるケースがあります。

オーラルセックスを楽しむときは、女性側からの行為だけにとどめておいた方が安全です。

大切なのは相手とのコミュニケーション


ここまでさまざまな解決方法を挙げてきましたが、大切なのが母体、そして良好な夫婦関係なのは変わりません。

2002年に行われた調査によると、半分以上の妊婦・夫が、性生活を「愛情表現」「心の結びつきを強めるもの」「夫とのコミュニケーションの手段」としてとらえています。

妊娠中のセックスは、パートナーへの精神的な愛情表現のために必要だと捉える人が、男女問わず多いのだ、と知っておくと、心が軽くなるかもしれません。

適切なステップを踏めば、セックスはストレスが溜まりがちな妊娠中の心を癒す、大切な行為となります。

しっかりとお互いの気持ちを話し合い、2人が納得する夫婦生活のあり方を見つけていきましょう。

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