【妊娠検査薬ってどんなもの?】基本の使い方・注意点・陽性のときの対応

「赤ちゃんができた?」
そう思った多くの女性が、産婦人科を受診する前に妊娠検査薬を使用しています。

ドラッグストアなどで手軽に買える妊娠検査薬ですが、タイミングをまちがえなければほぼ正確に判断できます。
最近ではより早く結果が知りたい人向けに、フライング検査ができる早期妊娠検査薬も人気です。

その一方で、使い方や使う時期をまちがえると、正しい結果が得られないことがあります。

妊娠したかも?そんなわくわくそわそわした気持ちをいったん落ち着けて…。
妊娠検査薬の使い方や検査できるタイミングなど、知っておいてほしいことを詳しく解説します。

妊娠検査薬ってどんなもの?どうして妊娠がわかるの?


妊娠検査薬とは、妊娠しているかどうかを尿から判定する検査薬です。

多くの妊娠検査薬では、試験紙に尿をつけ、白地の判定窓に縦線が入ったら陽性、白地のままなら陰性という判定になります。

検査薬の値段は、安いものなら400円台で、性能が高いものだと2,000円近くします。

妊娠検査薬は多くが使い捨てタイプで再利用ができないものがほとんどです。
試験紙部分をとりかえて再び使えるタイプもあります。

尿の中のホルモンで妊娠を判定

妊娠すると、着床(受精卵が子宮の壁に張り付くこと)した受精卵から尿の中に「ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)」というホルモンが分泌されます。

妊娠検査薬は、hCGホルモンが尿中に50mlU/ml以上ふくまれていると陽性の反応を示すようにできています。

hCG濃度が50mlU/ml以上になるのは妊娠3週目の終わり頃からです。

hCG値は妊娠超初期ではごくわずかなものですが、妊娠3ヶ月をピークに急激に増え、出産まで分泌されつづけます。

たとえ妊娠していてもそれ以前に使った場合、陰性になる可能性があります。

妊娠検査薬の正しい使い方


妊娠検査薬で正しい判定結果を得るには、説明書に記載された通りに使用する必要があります。

ここでは基本的な使い方をご紹介します。

妊娠検査薬の基本的な使用方法

  1. 妊娠検査薬を袋から取り出しキャップを外します。
  2. 尿の採取部分に尿をかけます。コップに浸すタイプのものはコップに尿を入れた後に採取部分を浸し、平らな場所に置きます。
  3. 1~3分程度で終了窓に線があらわれたら終了です。このとき判定窓に線があらわれたら陽性、あらわれなければ陰性となります。

妊娠検査薬はスティック状になっており、先端の試験紙に尿をかけるか尿が入ったコップに浸すと検査できるようになっています。

検査薬には判定窓がついており、尿にhCGが含まれていれば判定窓に縦線が浮かび(陽性)、hCGの反応がない場合は線は表示されません(陰性)。

妊娠検査薬に尿をかけてから判定が出るまでにはおよそ1分~3分程度かかります。

妊娠検査薬の中には朝・昼・夜いつでも使用可能と記載されているものがありますが、hCGホルモンがもっとも多く尿に含まれているのが朝です。
より確実な判定結果を出すなら、朝起きてすぐに検査薬を使うことをおすすめします。

妊娠検査薬は使う時期に注意

妊娠検査薬は、hCGホルモンの分泌が十分でない時期に検査をしても正しい結果は得られません。
本当は受精していたとしても妊娠の結果が得られずガッカリしたり、異常妊娠に気付くのが遅れるリスクもあります。

通常の妊娠検査薬を使用する場合は、くれぐれも説明書にある推奨使用時期を守るようにしましょう。

生理が遅れていることから妊娠検査薬を使おうとしている人は、本来生理が来るはずだった日の一週間後からが検査に適したタイミングです。

生理周期にバラつきがあり生理予定日がわからない人は、心当たりがある性交渉から3週間後が目安です。

先輩ママの体験談「本当に妊娠をしているときは…」
私は3年間の妊活をし、自然妊娠をしました。

正直少し具合悪くなった時も「妊娠したかな」という気持ちがあってどんどんフライングしたい気持ちがあって、これまでは何度もフライングをして使用していたのですが、この妊娠をしたときはしっかりと生理予定日から1週間以降の使用にしました。

私が使用していたのはドゥーテスト・hCGの妊娠検査薬です。
これは尿をかける部分が太めなので一切失敗はありませんでした。
不器用な私は何本も無駄にしてきたので助かっております。

本当に妊娠をしているときは検査が早いんだなということが分かりました。
検査をしてすぐに2本線が出て、今までとの違いを感じました

妊娠検査薬を使うときに知っておきたいこと・注意点

妊娠検査薬はかなり高い精度で妊娠しているかどうかを判断できます。

その一方で、正常な妊娠なのか、病気が隠れていないかといった判断はできません。

ここでは、妊娠検査薬を使う前に知っておきたい注意点をまとめました。

子宮外妊娠でも陽性になる

子宮内膜以外の場所に着床することを子宮外妊娠と呼びます。

子宮外妊娠は正常な状態とはちがい胎嚢が卵管など子宮以外の場所にあります。
しかし、妊娠検査薬が検出するhCGは正常な妊娠と同様に分泌されます。

判定窓にくっきりと線が表示されているからと言って正常な妊娠だと決めてかからず、早めに産婦人科にかかるようにしましょう。

病気が隠れていることも

ごく稀なケースですが、絨毛性腫瘍といったhCG産生腫瘍を発症している場合、妊娠していないのに陽性反応が出ることがあります。

妊娠検査薬で陽性反応が出たからといって100%妊娠しているわけではありませんので、陽性反応が出たら早めに診察を受けるようにしましょう。

妊娠の早期発見にもなりますし、万が一病気が隠れていた時にもすぐに対応できます。

フライング検査とは?判定は正しく出るの?


ほとんどの妊娠検査薬は生理予定日の1週間後を目安に使うように案内していますが、それより早いタイミングで検査することを「フライング検査」と呼びます。

最近ではより早く結果が知りたい人のために、生理予定日から1週間を待たずともほぼ正確な判定結果が出せる「早期妊娠検査薬」があります。
通常の検査薬がhCGホルモン50mlU/ml以上で反応するのに対して、25mlU/ml以上で反応するようになっています。
どうしても待てない人は、こちらを使って検査をするようにしましょう。

妊娠3週目の前半頃に着床出血(受精卵が子宮に着床する際に起こる出血)が起こることがありますが、着床出血があったからと焦って早期妊娠検査薬を使う方もいるようです。
しかしこの頃はまだ妊娠が成立していないことが多いので、陰性になる確率が高いと言えます。

フライング検査の注意点

早期妊娠検査薬を使用する際には、どのような点に注意すべきなのかみていきましょう。

陽性が出ても化学流産の可能性も…

フライング検査で陽性が出たのに、生理予定日から1週間以上経過して再検査をすると陰性が出た場合は、化学流産の可能性があります。

化学流産とは受精卵が着床しても継続しない状態のことで、医学的には流産とは言いません。
早期妊娠検査薬を使用することで、知らずに済んだはずの化学流産に気づきショックを受けることもあるかもしれません。

蒸発線が出たら生理予定日の1週間後に再検査を

妊娠検査薬には蒸発線と呼ばれるものが出ることがあります。

判定窓に薄い線が出ることを指しますが、これは尿中のhCGホルモンの量が十分でないときに出るようです。

蒸発線が出た場合には陽性反応が出たと確信せずに、月経予定日から1週間後に再度妊娠検査薬を使用して確かめる必要があります。

精神的なストレスになる

妊活中の方など早く妊娠の有無を知りたいという方は、待てずにフライング検査をするかもしれません。

しかしそれで望んでいた結果が得られなかったり、化学流産や蒸発線でストレスを抱えることもあります。

先輩ママの体験談「待ちきれずに生理予定日前に使用したら…」
私は妊活をして子供を授かりました。
妊娠を望んでもなかなか授からなかった時期があったのですが、ある日生理予定日の2日前くらいに着床出血らしいおりものが出たので、私は一人でソワソワしていました。

自宅には「ドゥーテスト」の妊娠検査薬が用意してあり、説明書には生理予定日一週間以降と記載してあったけど、待ちきれず生理予定日前に使用してしまいました。

結果は陰性…。

使用した日にちなんて気にせず、陰性だった事にショックが大きくて仕方ありませんでした。

しかしその一週間後、生理が来ていない事に気付き、再度検査薬を使ってみました。
そしたらはっきり陽性のラインが出ました。

何年も妊活していたので、あまりに嬉しすぎて思わずその場で一人で泣いてしまいした。

私はフライングで早めに検査をしてしまったので、陰性だった時のショックと再検査で陽性だった時の感動、2度も味わってしまいました。

やはり気になって早めに検査したくなりますが、説明書の記載通りに検査した方がいいなとつくづく思いました。

妊娠検査薬で陽性が出た!次の行動は?


妊娠検査薬のメリットは早い段階で妊娠を知ることができるという点です。
正常な妊娠はもちろん、化学流産や子宮外妊娠といった異常もいち早くキャッチできるので、赤ちゃんだけでなく自分の身体の健康も確保できます。

妊娠検査薬で陽性判定が出た場合、まず何をしたらよいのでしょうか。

妊娠数週を特定する

妊娠数週は最終生理開始日を0週0日として数えます。

妊娠数週はこれから胎児の成長を見守る中で大切になってきますので、メモを取って医師に伝えましょう。

薬をなるべく服用しない

妊娠中は服用できる薬がかなり限られてきます。
今服用している薬があれば、なるべく一旦服用を中止して早めに医師に相談しましょう。

症状によっては服用し続ける必要があるかもしれませんが、その場合は妊婦が服用しても問題ないものに変えてくれるでしょう。

すぐに病院を受診する

正常でも異常でも、妊娠を早期に特定することが大切です。
妊娠検査薬で陽性が出たならすぐに産婦人科を受診して適切な処置を受けてください。

妊娠を特定するための最初の健診は健康保険が適用されませんが、妊娠していると診断されれば、自治体から母子手帳とともに妊婦健診補助券が交付されます。

これから定期的に受診することになるので必ずもらいましょう。

食生活に気を付け、葉酸を意識して摂る

葉酸はお腹の赤ちゃんが成長するために必要な栄養素です。

妊娠を計画している女性、または、妊娠の可能性がある女性は、神経管閉鎖障害のリスクの低減のために、付加的に 400µg/日のプテロイルモノグルタミン酸(葉酸)の摂取が望まれる。

厚生労働省の発表によると、妊娠前の1ヶ月~妊娠3ヶ月に葉酸を飲むことで、胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクを低減するとあります。

妊娠初期はもっとも重要な摂取時期になります。

葉酸は、たくさん摂取したからといって体内に蓄えることができない栄養素です。
そこで、毎日、必要な量を摂取するといいでしょう。

しかしながら、食事だけで必要な葉酸の量を補うのは難しいという方が多いようです。
サプリメントなども使いつつ、上手に摂取していきましょう。

おすすめの妊娠検査薬5選


市販の妊娠検査薬は性能がさまざまで、値段も商品によって異なります。
値段が手頃なもの、性能が良いものをいくつかピックアップしました。

1.ドゥーテストhCG (ロート製薬)

1回分が864円と手頃ですが、99%以上の正確さを持つ妊娠検査薬です。

1回分と2回分が販売されており、2回分だと1,296円で1回あたりの値段がさらに安くなります。
生理予定日の1週間後から使用可能で、尿をかける部分が大きく使い勝手も良好です。
判定までの時間がおよそ1分ですぐに結果がわかります。

2.チェックワン (アラクス)

こちらも1分で出る判定と99%以上の正確さが魅力の妊娠検査薬です。

ほとんどの妊娠検査薬は時間がたつと判定結果が消えてしまうのですが、チェックワンはずっと残り続けます。
参考価格は1回分で1,080円、2回分で1,620円と少し高めですが、判定結果をしばらく残しておきたいという方におすすめです。

3.デジタル P-チェック (ミズホメディー)

生理予定日の1週間後から使用できるデジタル P-チェックは、判定がデジタル表示形式になっています。

妊娠検査薬は陽性の場合でも表示される線が薄いときがあり、それだと妊娠しているのかどうかの確信が持てません。
デジタル表示ならそういった不都合が起きないので便利です。
参考価格は1回用で1,512円です。

4.チェックワンデジタル (アラクス)

デジタル式で生理予定日の1週間後から使用できます。

判定がはっきりと表示されるので安心です。
テストスティックは交換できるようになっており、3回まで使用可能です。

参考価格が1本3,024円で他の妊娠検査薬と比べて高いのですが、デジタル式で3回使用できると考えるとコストパフォーマンスは良いと言えます。

5.クリアブルー (オムロン)

生理予定日の1週間後から使用可能で、朝・昼・夜いつでも使用できます。

hCGホルモンの分泌量が50mlU/ml以上なら99%と高い確率で正しい結果がわかります。
感度が良いため、生理予定日から1週間を過ぎていなくても陽性の結果がはっきりと出ることがあるようです。
参考価格は1本800円で、2本入りはさらにお得な1,200円です。

みんながおすすめする妊娠検査薬をもっと詳しく知りたい人はこちら↓

妊娠検査薬を使用して気持ちにゆとりを持とう


妊娠検査薬はわざわざ病院に行かなくても妊娠の有無がほぼ確実にわかる優れものです。

妊娠を早期に発見することで身体の安全だけでなく精神的にも余裕が生まれます。

ただし妊娠検査薬だけに頼るのではなく、少しでも心当たりがあれば産婦人科を受診してより正確な結果を得るようにしましょう。

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