新生児訪問とは?いつ?何をするの?対応はどうすればいい?

産後、とくに初めての出産であるほど、慣れない育児の日々に疑問や不安でいっぱいになってしまいがちです。

そんな新生児育児に奮闘する、新米ママ・パパの支援となるのが「新生児訪問」です。

目的や観察項目など、分からないことが多い新生児訪問について、具体的に何をするのか解説します。

新生児訪問とは?

「新生児訪問」は、厚生労働省が管轄する母子保健法第11条に定められた事業です。

保健師や助産師が、新生児のいる家庭を訪問します。

(新生児の訪問指導)

第十一条 市町村長は、前条の場合において、当該乳児が新生児であつて、育児上必要があると認めるときは、医師、保健師、助産師又はその他の職員をして当該新生児の保護者を訪問させ、必要な指導を行わせるものとする。

引用:サイト:厚生労働省「母子健康法」

主に新生児の発育・栄養・生活環境・疾病予防など、育児をする上で重要なことがらの指導を目的としています。

新生児訪問のメリット

新生児訪問では、自治体の保健師や助産師など、専門の知識を持ったプロに赤ちゃんの様子を見てもらえます。

赤ちゃんの健全な発育を、専門家に確認する機会です。

育児に関する相談をできるので、わざわざ病院には行きづらい、日々の細かな不安も相談し解決できます。

実際に、赤ちゃんだけではなく、ママの体や心のことも相談できるので安心できるでしょう。

地域に見守られている実感を得られ、相談する場所ができることで、子育ての孤立感や疎外感を少なくする狙いがあります。

「こんにちは赤ちゃん」とはどう違う?

内容の似ている事業に「乳児家庭全戸訪問事業(こんにちは赤ちゃん事業)」があります。

乳児家庭全戸訪問事業ガイドライン

1.事業目的
すべての乳児のいる家庭を訪問し、子育ての孤立化を防ぐために、その居宅において様々な不安や悩みを聞き、子育て支援に関する必要な情報提供を行うとともに、支援が必要な家庭に対しては適切なサービス提供に結びつけることにより、地域の中で子どもが健やかに育成できる環境整備を図ることを目的とした、広く一般を対象とした子育て支援事業である。

引用:サイト:厚生労働省「乳児家庭全戸訪問事業ガイドライン」

自治体によっては「新生児訪問」と内容は大きく変わりませんが、このように法律や対象の家庭の違いがあります。

新生児訪問の対象や条件

新生児訪問 こんにちは赤ちゃん
法律 母子健康法 児童福祉法
対象の赤ちゃん 生後28日以内(里帰りの場合は60日以内) 生後4ヶ月まで

新生児訪問の対象者は、生後28日以内(里帰りの場合は60日以内)の新生児のいる家庭です。

基本的には、1家庭に1回限りの訪問です。

しかし、自治体が必要と判断したり、ママが訪問を希望する場合は、2回目以降の訪問を受けることが可能です。

いっぽう、「こんにちは赤ちゃん事業」は、生後4ヶ月を迎える日までの赤ちゃんがいる全ての家庭で訪問を受けることができます。

新生児訪問の内容について

新生児訪問の目的は、赤ちゃんの健康状態を確認し、子育てママ・パパの相談にのったり、情報提供を行い、支援することです。

新生児訪問の流れ・観察項目

新生児訪問ですることは、赤ちゃんが順調に成長しているかのチェックです。

保健師や助産師が専用の道具を持ってきて、赤ちゃんの身長と体重を量ってくれます。

1日当たり何gずつ増えているかを計算し、成長が順調かを確認するのです。

そのときに、ミルクを足したり減らしたりしたほうがいいのかなど、アドバイスをしてもらえます。

そのほか、赤ちゃんの体のいろいろなことを見て、触れ、問題がないか確認をしてくれます。

育児に関するささいな質問もOK

さらに、ママ・パパとじっくりお話をして、今困っていることや悩み、心配事について、親身になって相談にのってもらえます。

例えば、

  • おっぱいは足りているか。
  • この飲ませ方でいいのか。
  • 白湯や麦茶を飲ませるべきか。
  • しゃっくりや鼻づまりが多いが大丈夫か。
  • 季節に合わせた服装はどんなものがいいか。

など…

保健師さんへ聞きたい質問を忘れないように、思いついたときにメモに取っておくとよいです。

新生児訪問についてのよくある疑問

新生児訪問に関して
「どうしたら来てくれるの?」
「断ってもいいの?」
「お茶を出したりしないといけないの?」
など、よくありがちな疑問についてお答えします。

新生児訪問の申請方法

申し込み方法や訪問時期は、各自治体により異なるので、ホームページなどで確認しましょう。

  1. 出産後に母子手帳に付いている申請票で申し込み
  2. その後、電話で訪問日時を決める

といった流れをとる自治体が多いようです。

なかには、申し込み申請を忘れていて「新生児訪問が来ないな~」と思ったまま、新生児訪問の機会を逃してしまう人もいるようなので注意してくださいね。

忘れないように、申請をしましょう。

新生児訪問は断ってもいいのか

新生児訪問の規定は「必要があると認めるときは」となっており、法律上強制力はないので断ることはできます。

なかには、産後間もないときに、他人が家にくることで気を遣ってしまい、断りたいと考える人もいるようです。

しかし、おもてなしとして、いつも以上の掃除をしたり身なりを整えたりの準備は、必要ありません。

メリットの大きさを考えると、ぜひ訪問を受けることをおすすめします。

初産なのに理由もなく、かたくなに断ると虐待を疑われてしまうケースもあるようです。

訪問者に対しておもてなしは必要か

結論としては、新生児訪問におもてなしは必要ありません。

しかし実際は、訪問者にお茶を用意したという人が多いようですが、用意されたお茶が飲まれることはほぼないようです。

訪問者は仕事で行っており、産後のママの大変さはよくわかっているので、おもてなしに気を遣う必要はないでしょう。

新生児訪問は新米ママの味方

新生児育児は、いつも不安がつきません。

とくに初めてのママ・パパにとっては、自分がしていることが「これで合っているのか」と心配になりがちです。

しかし、新生児訪問を受けることで、育児のプロに赤ちゃんが順調に発育しているかをチェックしてもらえます。

また、ママやパパが抱えている疑問をささいなことまで解決してもらえるので、とても安心できます。

必要以上に気を使うことはないので、気楽に訪問してもらい、新生児の育児に役立てましょう。

不安があったりしんどいときは、次のサービスを利用を検討してもよいですね。

ママの体を大切にして、産後の育児を乗りきりましょう。

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