【医師監修】初期流産の見逃したくない兆候4つ!

おなかの赤ちゃんも、ママの体調も、まだまだ不安定な妊娠初期。

「この時期に多い初期流産は、どのような兆候が見られるの?」

「自分で流産を見分ける判断方法はある?」

もし初期流産の兆候が現われたら、どう対処すべきなのかも、気になるところです。

万が一の流産のことを考えて、その兆候や病院を受診するときに注意することをまとめました。

初期流産の兆候はどんなものがある?

初期流産が起きるときには、まったく自覚症状がないケースと、何かしらの兆候が見られるケースがあります。

ここでは、初期流産の時に見られる症状・サインをご紹介しましょう。

下腹部痛

妊娠初期に下腹部痛を感じる人は多く、軽い生理痛のような痛みや、長時間続く痛みでなければ、心配はない痛みであることがほとんどです。

流産の疑いがあるのは、お腹が締め付けられるような痛みや、ズキズキとした強い痛みが長時間続く場合です。

お腹の張りや腰痛もある場合は、要注意といえます。

ただ、様子を見ていい腹痛なのか、危険な腹痛なのかを自分で見極めるのは難しいものです。

心配な時は、自己判断せずに病院で診察を受けましょう。

不正出血

 
妊娠中の出血は、必ずしも流産につながるわけではありません。

流産の可能性があるのは、

  • 生理の時と同じ、もしくはそれ以上の出血量
  • 出血に、血の塊が混ざっている

このようなケースでは、流産の可能性が高いといえます。

逆に全く出血がなくても流産していることもあります。
また、「少量の出血だから安心」と一概にはいえません。

出血が見られたら、一度病院の受診をオススメします。

つわりが無くなる

つわりはその日の体調によっても左右されるので、つわりがないから流産という判断はできません。

ですが、ひどいつわりがあったのに、急につわりが無くなった場合は、流産の可能性も考えられます。

基礎体温の低下

妊娠してから続いていた高温期は、妊娠中期に入ると下がってきますが、妊娠初期の段階で基礎体温が下がってしまうのは、妊娠の継続ができなくなったという可能性があります。

ここで紹介したような、流産の兆候が複数現われたときも注意が必要です。

初期流産の種類って?

初期流産には、いくつかの種類があります。

  • 化学流産
  • 切迫流産
  • 繋留流産
  • 進行流産
  • 完全流産
  • 不全流産

流産の状態によって、このような種類に分けることができます。

それぞれの特徴をみてみましょう。

化学流産

妊娠超初期に起こる化学流産は、妊娠検査薬で陽性を示したのちに、超音波検査で妊娠が確定する前に(妊娠のごく初期に)流産してしまうことを言います。

切迫流産

切迫流産は、出血や腹痛など流産を疑う症状があるだけの状態です。

医師の指示に従い安静にすることで、妊娠を継続できる可能性もあります。

繋留流産

繋留流産は、死亡した胎児が子宮内にとどまっている状態のことです。

不全流産

死亡した胎児や組織が子宮の外に流れ出ているものの、一部が体内にとどまっている状態です。

進行流産

進行流産は、子宮口が開いてしまい、流産が進行している状態です。

残念ながら、進行している流産を止める方法はありません。

完全流産

完全流産は、胎児や絨毛組織がすべて子宮の外に流れでた状態です。

初期流産の確率

妊娠22週目までに、妊娠が継続できなくなる流産。

流産自体は全妊娠の15%の確率で起きますが、そのうち80%以上を占めるのが妊娠12週までに起こる初期流産です。

さらに細かく見ると、妊娠5週~7週での流産確率が一番高く22~44%。
次が妊娠8週~12週で34~48%。
そして妊娠13週~16週では、流産の確率もぐっと低くなり、6~9%となっています。

初期流産の兆候があったらどうすればいい?

流産の兆候が見られたら、焦らずに病院を受診しましょう。

切迫流産であれば、医師の指示にしたがって安静にすることで、妊娠を継続できる可能性もあります。

自宅での安静を指示されたり、症状によっては入院が必要になることもあるでしょう。

流産の兆候があったからと言って、必ず流産になるわけではありません。 

慌てずに病院で診察してもらうことが大切です。

すぐに受診することが難しい場合は、とにかく安静にしましょう。

椅子に座って休んでいるだけでは「安静」にしていることにはなりません。

横になり、楽な姿勢でしっかりと体を休めましょう。

病院に相談するときはメモを持参しよう!

流産の兆候が表れて、産婦人科を受診するとパニックになってしまう可能性もあります。

聞きたいと思っていたことを忘れてしまったり、医師の説明も上の空で聞いていなかったなんてこともあるのです。

医師に聞きたいことがあれば、忘れないようにメモを持参していくことをオススメします。

いつから症状が現われたのか、どんな症状があったのかなども合わせて書いておくと、診察の時に慌てることもなくなるでしょう。

そして、医師からの診断や指示もしっかりメモしておくことも大事です。

安静を支持された場合はとくに、

  • 家事はしてもいいのか?
  • 上の子供の世話は?
  • トイレやお風呂は?

など、できることと、できないことを確認しておきましょう。

流産の手術

病院を受診後、残念ながら胎児心拍が確認できず流産が確定すると、手術が必要になる場合があります。

子宮内の内容物がすべて流れ出ている完全流産であれば手術の必要はありません。

経過観察と薬の処方で済むでしょう。

子宮内に、死亡した胎児や胎盤、絨毛組織が残っている場合は、それらを取り除く処置が必要です。

入院になるか日帰りになるかは、手術の時間帯や症状などにより、医師が判断して決めます。

事前に確認しておきましょう。

初期流産後の妊娠はいつから可能?

 
流産後は、どのくらいから妊娠可能になるのでしょうか?

流産してすぐは、体にもダメージが残っていますので、すぐに妊活を再開させずに、次の妊娠にむけて体を休めるようにしましょう。

妊活を再開するタイミングとして、一般的には、1回~3回くらい生理を見送るケースが多いです。

これには個人差がありますので、医師の指示に従いましょう。

初期流産の原因は?

初期流産は、受精卵の染色体異常など胎児側の原因が多く、仕事や運動など、ママの行動が原因となることはほとんどありません。

胎児側に原因がある場合は、胎児に成長する力がないため、どんなに気を付けていていても流産を防ぐことはできないのです。

母体側に原因があるケースとして、「黄体機能不全」「甲状腺機能異常」「高プロラクチン血症」「子宮奇形」などの病気も考えられます。

初期流産の予防法

胎児の染色体異常が原因の場合は、流産を予防することは難しいのです。

ただ、黄体機能不全のような病気であれば、足りないホルモンを補ったり適切な投薬を行えば改善できることもあります。

胎児に先天性異常が出るリスクを抑える効果があり、妊婦にかかすことのできない栄養素と言われている栄養素が葉酸です。

この葉酸を妊娠前から十分に摂取することで、子宮内膜を厚くして、胎児が育ちやすい状態に整える効果もあります。

葉酸は、モロヘイヤ・ほうれん草・ブロッコリーなどに多く含まれますが、熱や水に弱いので調理方法が難しく、食事で必要量を補うのは難しいでしょう。

葉酸を摂るのであれば、サプリメントがオススメです。

吸収率もよく、手軽に必要な量を補うことができます。


流産の兆候が現われたら、早めに病院へ

流産の兆候についておはなししましたが、自分で流産を判断するのは、難しいです。

兆候が現われたら、早めに病院を受診して、適切な治療を受けましょう。

流産は、女性としてはできれば避けたいと思う体験かもしれません。

残念ながら流産になった場合は、まず、しっかり身体を休めましょう。

その後、生活習慣を見直したり、葉酸サプリを積極的に取り入れたりして、赤ちゃんが成長しやすい環境を整えます。

ムリのないように、次の妊娠・出産の準備を始めてください。

参考になれば幸いです。

アンケートに答える

あなたの職業を教えてください。

読み込み中 ... 読み込み中 ...