エスカレーターでベビーカーはたたむべき?事故のリスクやママの体験談

お出かけをする時や、荷物が多い時に助かるのがベビーカーですよね。

しかし、ベビーカーでは動きにくいときもあります。
その一つが、駅構内やショッピングビルなどで階数移動をするときです。

ベビーカーでは、子どもを乗せた状態で階段の上り下りは大変なため、エレベーターを利用することが多いでしょう。

もしエレベーターで移動できない場合、次に便利な移動手段はエスカレーターです。

しかし、ベビーカーでエスカレーターに乗り入れる危険性は事前に心得ておかなくてはいけません。

今回は、その危険性と実際にあった事故、また公共の場でベビーカーを利用する時のマナーやママの体験談をまとめていきます。

ベビーカーでエスカレーターに乗るのはとても危険


エスカレーターで「ベビーカーの使用禁止」という注意書きを見たことがある人もいるのではないでしょうか。

一般社団法人日本エレベーター協会によると、ベビーカーのエスカレーターの乗り入れは非常に危険なため、ベビーカーでの使用はしないよう注意喚起しています。

タイヤが上手く乗らず、バランスを崩すと、重さを支えきれず転倒または転落する恐れがあるのです。

転倒・転落すると、ママだけでなくベビーカーに乗っている赤ちゃんが思いもよらぬ怪我をしてしまう危険性があります。

それだけでなく恐ろしいのが、自分たちだけでなく、周りの人を大事故に巻き込み加害者になってしまう可能性です。

その他にも、一般社団法人 日本エレベーター協会のHPには動画付きで分かりやすくエスカレーターの危険性を説明してあります。

実際に起きた巻き込み事故

2017年7月10日、車椅子によるエスカレーター事故が香川県高松市の商業施設で起こりました。

男性が妻が乗っている車椅子を後ろから支えて登りエスカレーターに乗っていた際、降り口の段差に車椅子の前輪が引っかかり2人は車椅子ごと転落

車椅子の後ろにいた女性までも巻き込み、その女性は出血性ショックで死亡し、夫婦も重軽傷を負いました。

エスカレーターに乗るならベビーカーはたたんで!

この事件を受け日本エレベーター協会では、車椅子だけでなくベビーカーのエスカレーター利用も非常に危険なため、利用しないようにと注意を呼びかけています。

ショッピングモールやショッピングセンターなどの商業施設へ買い物に行くときには、荷物が増えることを想定して、ベビーカーで行くことが多い人もいるのではないでしょうか。

上記した事故は車椅子の使用ですが、他人事ではなく、ベビーカーも同じような事故が起こり得ることが考えられます。

ベビーカーでエスカレーターを利用する際は必ずたたんで抱っこ紐に変える、などの対応をしましょう。

ママと周りの人の体験談・意見まとめ


ではエスカレーターでベビーカーを利用するママに対する周りの人や、実際のママはどの様な意見をもっているのでしょうか。

周りの人も危険を感じています

ベビーカーでエスカレーター利用する姿を見た周囲の人の意見をまとめてみました。

  • ベビーカーでエスカレーターを乗るのは本当にやめてほしい
  • エスカレーターにベビーカーを乗せているのを見たら、すぐに通報できるようにしてほしい
  • 実際にエスカレーターに乗っていてベビーカーが落ちてきてはねられたことがある
  • 巻き込まれたらと思うとゾッとする

周囲の人も心配すると同時に、危険を感じている方が多いようです。

「私はしっかり支えているから大丈夫」と思っている人にも、起こり得る身近な事故です。

大きな事故とならないようベビーカーでは、エスカレーターではなくエレベーターを利用するようにしましょう。

ママの思い

一方で、ママ達はどのように思っているのでしょうか。

  • ベビーカー優先のエレベーター前で待っているのに満員で乗れず…何台見送ったことか
  • 必要ない人はエレベーターを譲ってほしい
  • 駅でエレベーターがないため、駅員に手伝ってもらいたくて声をかけたが、エスカレーターを利用してほしいと言われた

ママ達もベビーカーでエスカレーターを利用するのは危険であるという意識はある人が多いです。

しかしながら、実際エレベーターはなかなか乗れなかったり、逆にエスカレーターを勧められたという経験のある人もいるようです。

エレベーターでのベビーカー利用については、ママの意識的な話だけでなく社会的な周知が足りていない問題設備の問題など様々な要因が絡んでいることがわかります。

まずは周りの人も、ママ自身も危険性について理解し「他人への思いやり」によって状況が改善していけると良いですね。

ベビーカーで移動するときの対策


ベビーカーを使って子連れで移動する時、電車やバスなどの公共交通機関を利用する時は、どのようなことに気を付ければよいでしょうか。

事前にエレベーターの位置を調べておく

ベビーカーでのエスカレーターの利用はママや子どもにとっても周囲の人にとっても危険です。

お出かけ先でエスカレーターの使用はせず、エレベーターを利用するようにしましょう。

そのためには、外出前にエレベーターの有無や位置など下調べしておくとスムーズに移動できます。

駅構内で困ったら駅員さんに助けを求める

いくら下調べをして行動しても、一人では困難なことも多々あると思います。

そんな時は、駅員に手伝ってもらうよう頼みましょう。
駅によっては、駅員呼び出し用のインターホンがある駅もあります。

周りの人に迷惑をかけないためにも、一人で無理をするのではなく、人に頼ることも大切です。

邪魔にならない場所で止まる

多くの人が乗り降りする電車では、邪魔にならない場所にいるよう意識することも重要です。

電車に乗ったら車両のすみ、ママは手すりを掴みベビーカーが動いてしまわないようストッパーをかけ支えてあげましょう。

優先席付近がおすすめです。
また、すぐに降りるようなら乗り口付近に止まるのもよいでしょう。

最近では、ベビーカーマークというベビーカーを折りたたまずに利用できることを示すマークがある電車も多いので、それを目安に乗る車両を選ぶこともできます。

混雑時にはベビーカーを折りたたむ

ベビーカー自体とてもかさばるものなので、極力満員電車は乗車をさけるようにしましょう。

また、混雑してきた場合すぐベビーカーを折りたためるよう、抱っこひもを持ち歩き、荷物はリュックにするなどして、両手が空くように工夫しておくとよいでしょう。

時間と気持ちに余裕を持って行動しよう


危険と分かっていながらも、ベビーカーでエスカレーターを利用してしまうのは、十分なバリアフリー化が行き届いていない社会の現状があります。

エレベーターは、ベビーカーや車椅子が優先して使えるよう周りの人も配慮が必要になります。

とはいえ、社会がすぐに変化する訳ではありません。

エスカレーターを使ってしまえば簡単かもしれませんが、ママ達も私は大丈夫と過信せず、自分と大切なお子さんを守るためにも時間と気持ちに余裕を持って行動できるといいですね。