【漢方薬剤師が教える】男性不妊の漢方的分類とは

皆さんこんにちは。
タクヤ先生こと杉山卓也です。

実は不妊原因の3割を超えるとされている男性不妊ですが、今回はタイプ別に漢方での分類をさせていただきたいと思います。

男性不妊の主な原因


漢方薬局に寄せられる男性不妊の相談内容として多いのはインポテンツ、早漏、乏(無)精子症、精子運動率低下症、精液希薄、性欲低下、射精無力(上手く射精できない)、精管の詰まり、前立腺肥大などがあげられます。

漢方的タイプ分類と扱う漢方薬


こうした病症と共に感じている全身症状の不調について分類するとともにタイプを分けて各々に用いる代表的な漢方薬を記載します。
あくまでも個人的な見立てではなくきちんと専門機関に相談された上で服用をしていただくようお願い致します。

腎陰虚(じんいんきょ:精子を作り出す腎が虚弱で潤す力が弱っている)
主な症状:めまい、耳鳴り、下半身に力が入らない、不眠、手足がほてる、口が乾く、尿が黄色い
代表的な漢方薬:六味地黄丸 ろくみじおうがん

腎陽虚(じんようきょ:精子を作り出す腎が虚弱で温める力が弱っている)
主な症状:めまい、耳鳴り、下肢が特に冷える、頻尿、腰や膝に力が入らない
代表的な漢方薬:八味地黄丸 はちみじおうがん

脾虚(ひじんようきょ:精子を作り出す腎とエネルギーを作り出す消化器系が弱っている)
主な症状:食が細い、軟便がち、倦怠無力、寝汗、息切れ
代表的な漢方薬:補中益気湯 ほちゅうえっきとう

肝鬱気滞(かんうつきたい:主にストレス過多でエネルギーや血液の流れが停滞している)
主な症状:みぞおちのつかえ、ため息、下腹部が張る、イライラ
代表的な漢方薬:加味逍遙散 かみしょうようさん

湿熱(しつねつ:体の水分代謝に問題があり、余剰な熱が体を侵している)
主な症状:だるさ、むくみ、陰嚢湿疹、排尿痛、嗜眠(常に眠い)
代表的な漢方薬:茵蔯蒿湯 いんちんこうとう

男性不妊も良い漢方で改善が見込めます、あきらめずにご相談くださいね。


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