【漢方薬剤師が教える】食べつわり・吐きつわりに効く漢方薬とは

皆さんこんにちは。
タクヤ先生こと杉山卓也です。

妊娠中の辛い出来事と言えば多くの方が「つわり」とお答えになると思います。

今回はこのつらいつわりを改善させる、それも様々な種類のつわりに効果を期待できる漢方薬をご紹介させていただきたいと思います。

つわりの原因


ホルモンの影響、体の拒絶反応、自律神経の影響、妊娠を維持させるため(体を動かさないようにするため)など諸説ありますが、原因の確定には至っていません。

妊娠9週前後がつわりのピークと言われていますが早い方、遅い方と発症の時期もまちまちです。

つわりの種類


多く見られるのが吐きづわり(特に朝の吐き気が強く、食欲が低下し嘔吐が続くタイプ)と食べづわり(吐きづわりと逆に食べていないと気持ち悪くこってりとしたものを好む傾向にあるタイプ)。

吐きづわりは栄養摂取ができず、体力や体重が低下し胎児に悪影響を及ぼしてしまう可能性があり、食べづわりは妊娠中の過食につながることもあり、体重増加による問題が引き起こされることがあります。

漢方での対応・漢方薬


漢方でつわりの出る方の特徴としては「脾虚」(ひきょ:消化器系が弱い体質)、あるいは「水滞(すいたい:体内の水分代謝が悪い)」が多く見られます。

こういうタイプの方はつわりが起こりやすい傾向にある、もしくはつわりになった時に症状が強くでる可能性が高くなります。
こうした体質を持った方に多いつわりですのが、その状態を改善させるための漢方薬が「小半夏加茯苓湯(しょうはんげかぶくりょうとう)」というものです。

小半夏加茯苓湯は半夏、茯苓、生姜の3種類からなるシンプルな漢方薬ですが、消化器系の機能を高め、余剰な水分をさばいていく漢方薬です。
シンプルな構成故に効果が非常にストレートで早く効きます。

つわりのタイプによらずお使いいただくことができますが、他の漢方薬の方が効果的なケースもありますので服用前にきちんと知識のある漢方専門機関に相談することはお忘れ無く。