【医師監修】「妊娠1ヶ月」最初の月の過ごし方は?赤ちゃんとママの様子【妊娠0・1・2・3週】

妊娠1ヶ月目は、妊娠0~3週目のことです。

受精卵が子宮内へ着床するまでの期間のため、まだほとんどの方が妊娠を自覚することができませんが、妊娠週数の数え方で「妊娠1ヶ月」という言い方をします。

では、着床にむけて身体の中ではどんな変化が起こるのでしょうか。

ここでは、妊娠1ヶ月のお腹の様子や身体の変化、妊娠に向けて注意すべきことや、しておきたいことをまとめました。

この記事を読めば、妊娠1ヶ月はどう過ごせばいいのかわかりますよ!

妊娠1ヶ月はいつのこと?

妊娠1ヶ月とは、いつのことをいうのでしょうか。
妊娠1ヶ月はいつからいつまでなのか、妊娠週数の数え方と一緒に説明します。

ママさん

妊娠1ヶ月って、妊娠が分かったときのことを指すんじゃないの?

先輩ママ

妊娠1ヶ月は妊娠週数から考えると正確には妊娠していない状態なの。
詳しく説明していくわね。

妊娠1ヶ月は妊娠0~3週まで

妊娠1ヶ月は、妊娠0~3週までをいいます。

一般的には、最終月経開始日を0週0日として妊娠週数を計算しますが、妊娠が確定するまでにはもう少し時間がかかります。

妊娠1ヶ月は月経開始から妊娠が成立する時期ですが、妊娠にともなう自覚症状がほとんどありません。

では、妊娠週数の数え方を見てみましょう。

妊娠週数の数え方

月経周期が28日の場合、最終月経開始日を妊娠0週0日とします。

ただし正確には、受精卵が子宮内に着床するまでの3週間は、まだ妊娠している状態ではありません。

受精した日は特定できませんが、最後に月経がきた日であれば本人から確認がとれるので、便宜上このように定めているようです。

生理不順や最終月経を覚えていない方、不妊治療中の方は、当てはまらないことがあるでしょう。

判断がつかない場合にも、赤ちゃんの大きさから医師が正式な妊娠週数を計算するので心配いりません。

一般的には、妊娠が発覚した時点で、最終月経開始日までさかのぼって数えたものが妊娠週数となります。

参照:日本産婦人科学会「分娩予定日決定が肝」

妊娠検査薬は生理が遅れてから

妊娠検査薬は、生理が1週間以上遅れてから使う方が、より正確な結果を得られるでしょう。

妊娠検査薬は、妊娠中に分泌量が増えるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンの濃度で判定します。

着床直後はhCGの分泌量がまだ少ないため、タイミングが早すぎると正しい結果が得られないことがあるのです。

妊娠を早く知りたいと生理予定日ころに使う方が多いですが、結果に関わらず正しい結果が得られないと逆にストレスになる可能性もあります。

何度も検査する手間や不要なストレスを減らすためにも、生理が1週間以上こないのを確認してから検査薬を使用した方がよいでしょう。

ママさん

妊娠1ヶ月って妊娠しているわけじゃないのね!
じゃあ私の身体やお腹の中はどんな様子なのかしら…?

妊娠1ヶ月の赤ちゃんの様子は?

お腹のなかの変化も気になりますよね。
妊娠1ヶ月の赤ちゃんの様子をみていきましょう。

まだ「胎芽」の状態

妊娠1ヶ月のあいだに、胎芽(たいが)と呼ばれる「赤ちゃんの芽」まで成長します。

月経を経て排卵期である妊娠2週目には、卵子と精子が出合い受精しますが、この時点ではまだ赤ちゃんの状態ではありません。

最初は0.1mmほどの受精卵も、子宮に移動しながら成長を続け、妊娠3週ころには1mmほどの大きさになります。

その後、子宮内に着床が完了した受精卵は、胎嚢(たいのう)と呼ばれる「赤ちゃんを包む袋」を形成。

妊娠5週ころをすぎると、超音波検査(エコー検査)で、胎嚢の中に胎芽が確認できます。

参照:メディックメディア「病気がみえるVol.10(第4版)産科」

受精~着床までの流れ

受精から着床までの流れは、ベビ待ちの方はぜひ押さえておきましょう。

赤ちゃんがどういう状態か知ると、妊娠の可能性を意識して過ごせます。

【受精~着床までの流れ】

  1. 受精
  2. 約1週間かけて子宮へ移動
  3. 子宮内に着床

妊娠1ヶ月は自覚症状がほとんどないため、妊娠が判明してようやく自覚が芽生える、という方もいるでしょう。

ところがママの身体のなかでは、赤ちゃんが一生懸命成長を続けています。

ママがリラックスして健康的な生活を送ると、赤ちゃんも安心して成長することができるでしょう。

赤ちゃんのためにもママのためにも、妊娠成立までの流れを知り、身体を大切にして過ごすことが重要です。

妊娠1ヶ月のママの身体に大きな変化はない

妊娠1ヶ月のあいだに、ママの身体はどのような変化をするか解説します。

妊娠1ヶ月は自覚症状がほとんどなく、大きな身体の変化や心の変化はないでしょう。

とくに妊娠1週目までは月経中ということもあり、通常と変わりません。

しかし、なかには妊娠1ヶ月の後半になると、

  • 熱っぽさ
  • 胸の張り
  • 胃のムカムカ

など妊娠初期症状が現れる人もいます。

「いつごろ症状を感じるもの?」
「どんな症状があるの?」

気になることが多い妊娠初期ですが、妊娠初期症状を感じた先輩ママたちの例をみていきましょう。

妊娠初期症状

さまざまな症状がありますが、妊娠初期症状は必ず起こるものではありません。

しかし、知っておくと妊娠に気づきやすいので覚えておきましょう。

【よくある症状】

  • 胸の張り、乳首がチクチクする
  • 身体のだるさ
  • 腰痛
  • トイレの回数が増える
  • 頭痛
  • 嗜好の変化
  • 便秘

症状や種類には個人差があり、症状がまったくなかったという先輩ママもいます。

妊娠初期症状は妊娠中に分泌される黄体ホルモン(プロゲステロン)や着床後に分泌されるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)ホルモンの影響でおこります。

妊娠を待ち望む方は「これって妊娠初期症状?」と、小さな変化にも敏感になるものですよね。

しかし、妊娠初期症状と生理前の症状は似ており、症状だけでは判断が難しいものです。

妊娠初期症状は頭痛や倦怠感など症状も程度も個人差が大きいので、あまり気にしすぎずに、リラックスしてすごすことが大切といえるでしょう。

着床出血とは

生理予定日ごろに、着床出血と呼ばれる少量の出血が起こることがあります。

赤ちゃんへの影響が気になりますが、着床出血は妊娠のサインのひとつで、受精卵が着床する際に子宮内膜がはがれて起こるものなので心配ありません。

また「着床出血がないと妊娠していないの?」と不安になる方もいるでしょう。

しかし、着床出血は誰にでも起こるものではありません。
出血するかしないかにも個人差があるので、あまり気にしすぎなくても大丈夫です。

ただし出血量が多い・腹痛がある場合は、赤ちゃんに影響があるケースもあるので、早めに病院を受診してください。

着床出血は、受精卵が子宮内膜に入り込むときに起こる出血なので、妊娠成立のサインともいえるでしょう。

参照:ユニ・チャーム「不正出血で妊娠の兆候を見分けるには?」

妊娠1ヶ月で注意すべきことはある?

では妊娠1ヶ月は、どんな風にすごしたらよいのでしょうか。
注意すべきポイントを解説します。

市販薬の服用に気をつける


少しでも妊娠の可能性がある場合は、薬の服用に注意しましょう。

妊娠1ヶ月は薬を服用しても赤ちゃんへの影響がないといわれていますが、念のため自分で判断しない方が安心です。

赤ちゃんへの影響がもっともあるのは、脳や骨・目・鼻・中枢神経など器官形成期の妊娠4~9週といわれています。

妊娠1ヶ月はまだ気にしすぎなくてもよい時期ですが、市販薬はなるべく服用せず、服用する際には用量・用法を必ず守りましょう。

妊娠の可能性があり、心配なときはお医者さんに相談することをオススメします。

参照:日本産婦人科医会「妊婦の薬物服用」

病院へ行く目安を知っておく


「どんな症状があったら病院へ行くべき?」と、病院へ行く目安について悩む方が多いようです。

よくある症状について解説します。

出血がひどいとき

出血がひどく体調が悪いときは、すぐに産婦人科を受診しましょう。

症状がひどい場合には、子宮外妊娠や胞状奇胎(ほうじょうきたい)・流産・絨毛膜下血腫の可能性が考えられます。

最悪の場合、胎児や母体に危険が及ぶケースもあるので、「普段と違うな」と感じたり、不安なときは医師に相談しましょう。

参照:「AMCoR産婦人科の実際37巻11号1790~1793」

妊娠1ヶ月は化学流産が起こる可能性がある

妊娠1ヶ月は、化学流産が起こる可能性があります。

化学流産は着床するタイミングに起こるもので、原因がはっきりとわかっておりません。

妊娠検査薬で陽性が出たのに胎嚢が確認できず化学流産と判断されたり、妊娠自体に気づかないこともあります。

正確には「流産」としてカウントされず、手術の必要もありません。

数日経つと通常通り生理がくることが多いものですが、一度妊娠を期待した分、どうしてもツライ気持ちになるものですよね。

しかし、初期流産の多くは染色体異常が原因といわれており、ママの行動に原因があるものではありません。

万が一、化学流産が起こってもあまり気にしすぎなくても大丈夫です。

参照:日本産科婦人科学会「流産・切迫流産」

レントゲンをとっても大丈夫

妊娠1ヶ月に「妊娠に気づかずにレントゲンをとっちゃった」と、心配になる方もいるでしょう。

胎児へ放射線の影響が気になりますが、レントゲンをとっても問題ありません。

レントゲンで胎児が被ばくするリスクはほとんどなく、必要以上に取りすぎなければ大丈夫です。

健康診断や歯医者でレントゲン撮影しても問題ありませんが、心配な場合には医師に相談すると安心でしょう。

参照:日本産婦人科医会「放射線被爆と先天異常」

アルコールやカフェインを控える


妊娠の可能性があるときは、アルコールやカフェインの摂取は控えましょう。

どちらも赤ちゃんの成長に、大きく影響を与える可能性があるのです。

妊娠初期は脳や骨・目・鼻・中枢神経など胎児にとって重要な器官形成の時期で、アルコールやカフェインを過剰摂取すると、発育障害や形態異常のリスクが高まるといわれています。

とはいえ、妊娠1ヶ月はまだ気にしすぎなくて大丈夫です。

妊娠の可能性がある場合は、早い時期から少しずつ摂取量を減らしたり、妊娠中も安心して飲めるデカフェやカフェインレスを取り入れながら、健康的な生活を心がけましょう。

参照:日本産婦人科医会「飲酒・喫煙と先天異常」

タバコを吸わない


タバコも赤ちゃんへ悪影響があるので控えましょう。

タバコに含まれるニコチンは血管収縮作用があり、早産や流産のリスクを高めます。

血管が収縮すると、赤ちゃんの命綱ともいえる胎盤の血液量が減り、赤ちゃんに十分な酸素や栄養素が届かなくなるのです。

また、周りに喫煙者がいる場合には、ママ自身がタバコを吸わなくても注意しましょう。

自分自身で吐き出す煙より副流煙の方が、何倍も有害物質を含むといわれています。

タバコを吸っている人は禁煙を、家族に喫煙者がいる場合は、タバコの影響を伝え理解してもらい、みんなで赤ちゃんを守ることが大切です。

さらに、タバコを吸わない人は、居酒屋やカフェなど行く場所も気をつけて、安心しすごしましょう。

参照:
日本小児学会「副流煙!」

日本産婦人科医会「飲酒・喫煙と先天異常」

妊娠1ヶ月で必ずしておきたいこと

妊娠1ヶ月に、しておきたいことをまとめました。

では、詳しくみていきましょう。

葉酸を摂取しよう

妊娠初期にもっとも重要な栄養素のひとつが葉酸です。

葉酸はビタミンB群の一種で、赤ちゃんの器官形成に欠かせません。

葉酸を積極的に摂ることで、先天性障害や流産のリスクを軽減する効果が期待できるいわれています。

妊活中や妊娠初期はたくさん葉酸を必要とするため、食事からだけでなく、サプリメントを活用するとよいでしょう。

編集部がオススメする、葉酸サプリメントはメルミーです。
妊娠を考えている人は、葉酸をしっかり摂って妊娠に備えましょう。

参照:日本産婦人科医会「葉酸摂取による胎児異常発生予防」

葉酸はどれくらい必要?

妊娠初期は、もっとも葉酸の必要摂取量が多い時期です。

厚生労働省は、葉酸の1日の摂取量を次の通り推奨しています。

妊活中:食事から240㎍+栄養補助食品から400㎍
妊娠中:食事から240㎍+栄養補助食品から240㎍
ママさん

妊娠初期はもちろん、妊娠前から葉酸の摂取量を意識する必要があるのですね

葉酸は赤ちゃんの成長のためだけでなく、美肌や貧血予防にも効果的で、妊娠を考えていない人もぜひ積極的に摂取するとよい栄養素のひとつです。

ただし、1日あたり900~1000μgの上限量も定められています。
必要量を確認して摂取しましょう。

参照:厚生労働省「神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の女性等に対する葉酸の摂取に関する情報提供要領」

ビタミンAの過剰摂取に気をつける


ビタミンAの摂りすぎにも注意が必要です。

脂溶性ビタミンであるビタミンAは、摂りすぎると体内に蓄積して、奇形児出産のリスクを高めるといわれています。

ビタミンAはレバーやうなぎ・モロヘイヤなど多くの食品に含まれていますが、サプリメントの飲み合わせで過剰摂取にならないように気をつけましょう。

厚生労働省は、ビタミンAの上限摂取量を2700μgと定めており、必要以上に摂りすぎなければ身体に影響はありません。

サプリメントを服用している人は、内容量に注意してバランスのよい食事を心がけましょう。

参照:厚生労働省「日本人食事摂取基準(2015)」

妊娠・出産について調べる

妊娠や出産について調べることも、赤ちゃんを迎える準備のひとつです。

十分な知識があるとやるべきことや気をつけることが明確になり、安心してマタニティ生活を送れるでしょう。

最近では、雑誌や本・ネットからたくさんの情報を得ることができます。

先輩ママのブログなども参考にして、いざというときにあわてず対処できるようにしましょう。

自分に合った産院を探そう

妊娠を希望する方は、自分に合った産院を早めに探しましょう。

産院の種類や規模によって、受けられる医療もさまざまです。

早めに決めることで、安心して納得がいくお産に迎えるでしょう。

【探すポイント】

  • 医師の経歴や評判
  • 病院の雰囲気
  • 口コミや先輩ママの情報
  • 自宅からの距離
  • 施設の特徴
  • 分娩方法

また、せっかく決めても、通院が大変だったり雰囲気が合わないこともあります。

安心してマタニティ生活を送るためにも、余裕をもって産院選びをすることが大切です。

妊娠1ヶ月の過ごし方

妊娠1ヶ月は、どのような過ごし方をしたらよいかみていきましょう。

妊娠かな?と思ったらムリをしない

「もしかして妊娠したかも」と思ったら、ムリをしないことが一番です。

気がかりや心配事が増える時期ですが、ムリしすぎるとストレスになりママの身体にも赤ちゃんにもよくありません。

外食をしたり仕事中は適度に休憩したりと工夫しながら、家事も仕事も上手に息抜きして負担を減らしましょう。

妊娠に気づいたら、ムリしない選択をしてラクすることも重要です!

生活リズムに気をつける

妊娠したかもと思ったら、規則正しく健康的な生活を心がけましょう。

生活リズムが整うと、心身ともにバランスを保ちやすく、赤ちゃんにもよい影響があります。

禁酒・禁煙はもちろん、十分な睡眠時間の確保、バランスのよい食生活を意識することが大切です。

早い時期から生活リズムに気をつけて、安心してマタニティ生活を送りましょう。

不安をひとりでかかえこまない

妊娠発覚前後は心配事が多い時期ですが、不安があってもひとりで抱え込まないようにしましょう。

妊娠初期はホルモンバランスの影響で、心身ともに不安定になりがちです。

自分でコントロールできずに、戸惑うこともあるでしょう。

しかし我慢を続けたりムリをすると、ストレスになり赤ちゃんによくない影響を及ぼすこともあります。

「不安を感じたときは、今は休むとき!」と割り切って、リラックスして過ごすことが重要です。

ひとりで抱え込まずに、夫や家族に気持ちを伝えて共有しながら上手に乗り切りましょう。

まとめ:妊娠1ヶ月は赤ちゃんが生まれてくる準備を始めよう

妊娠1ヶ月は、赤ちゃんが生まれる準備を始める時期です。

月経を経て赤ちゃんを迎える環境が整うと、ママの身体のなかでは、受精から着床するまでのめまぐるしい変化が起こります。

赤ちゃんが安心してママの身体で過ごせるように、過ごし方注意すべきことを意識してリラックスしてすごしましょう。

そして生理予定日を1週間以上過ぎたら、まずは市販の妊娠検査薬でチェックして、陽性が出たらすぐに病院を受診することをオススメします。

それまでは赤ちゃんがいるかわからない時期なので、生まれやすい環境づくりのためにできることやるべきことを確認して、妊娠率アップを目指しましょう。

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