ほうじ茶と聞いてあまりイメージしないかもしれませんが、実はカフェインが含まれているんです。
「コーヒーやその他の飲み物と比べた場合は?」
「妊娠中や授乳中でも飲めるの?」
「赤ちゃんへの影響は?」
など、ママが気になるほうじ茶のカフェインについてまとめました。
ほうじ茶のカフェイン含有量は?

ほうじ茶に含まれるカフェインは、100mlあたり20mgです。
一般的にカフェインが多く含まれているといわれる飲み物と比較してみましょう。
100mlあたりのカフェイン含有量
- ほうじ茶…20mg
- コーヒー(インスタント)…40mg
- コーヒー(エスプレッソ)…212mg
- 緑茶…30mg
- 抹茶…30mg
- ココア…30mg
- 紅茶…20mg
- ウーロン茶…20mg
- コーラ…10mg
- 麦茶…0mg
- ルイボスティー…0mg
やはり、コーヒーはインスタントでも高めの数値になっています。
ほうじ茶のカフェイン含有量は、紅茶とウーロン茶と同じくらいでした。
なんでもいいからお茶が飲みたい、という方は麦茶やルイボスティーがオススメです。
ハーブティーは種類によってカフェインの含まれる量が違うので注意しましょう。
ほうじ茶は妊娠中や授乳中でも飲んでいいの?

ほうじ茶の場合は1日に2杯(約500ml)までなら、妊娠中や授乳中に飲んでも問題ありません。
妊娠中のカフェイン摂取量が1日に100mgを超えると自然流産率が増加すると言われています。
ただ、冷たいほうじ茶の飲み過ぎは冷えやむくみの原因になります。
冷えは妊婦さんの大敵なので、過剰摂取しないようにしましょう。
授乳中にもカフェインに気を配っている方が多いと思います。
母乳に含まれるカフェイン量は母体の摂取量の0.5~1.5%です。
ほうじ茶の場合もともとのカフェイン量が少ないですから、1日の摂取量を守れば心配ありません。
ほうじ茶は妊婦さんに嬉しい成分だらけ
ほうじ茶に含まれる2つの成分は妊婦さんの強い味方なんですよ!
ピラジン
- 血行を促進し、冷え防止の効果が期待できる。
テアニン
- お茶に含まれていて、ストレス緩和やリラックス作用があると言われている。
美肌効果やダイエット効果も期待できるので、女性にオススメのお茶です。
妊婦さんがカフェインを控えたほうが良い理由は?
↓
赤ちゃんにほうじ茶を飲ませて大丈夫?
赤ちゃんが口にするものには気を配りますよね。
赤ちゃんにほうじ茶を飲ませたい場合は、「赤ちゃん用のほうじ茶」か、ノンカフェインのほうじ茶がオススメです。
赤ちゃんは大人と比べてカフェインの影響が出やすいです。
赤ちゃんによっては寝つきが悪くなる、胃腸への刺激、などの症状が現れることがあります。
妊婦さんや赤ちゃんにもオススメなほうじ茶3選
ベビー用品を幅広く取り扱う「アカチャンホンポ」ではほうじ茶も販売しています。
飲みたいぶんだけ 粉末ほうじ茶
たくさんの量を飲めない赤ちゃん用に、便利な個包装商品です。
お湯または湯冷ましで溶くだけで簡単に作れます。
赤ちゃんのほうじ茶 500ml
カフェインを抑えた優しい味です。
お手頃価格なので、家族みんなで飲むのもいいですね。
和光堂 ベビーのじかん ほうじ茶
国産茶葉を使用し、一般のほうじ茶の半分のカフェイン含有量に抑えました。
飲みやすい味わいで、カロリーゼロです。
カルシウムも取れて一石二鳥!ほうじ茶ラテがすごい
カルシウムが不足しがちな妊婦さんには、「ほうじ茶ラテ」がオススメです。
ほうじ茶を牛乳で割るだけなので、家でも簡単に作れます。
胎児の骨や歯を作るために不可欠なカルシウムも一緒にとれます。
母体と赤ちゃんのために、カルシウムは大切です!
甘いカフェラテが飲みたいけれどカフェインが気になる…という方も満足感を得られそうです。
寝る前に飲むとリラックスしてゆったり眠れますよ。
そもそもカフェインを控えたほうがいい理由って?

カフェインを摂取するとどんな作用があるのでしょうか?
カフェインの作用
- 神経を興奮させる
- 鉄分の吸収を妨げる
- 疲労回復
- 眠気除去
- 利尿作用
- 血管を収縮させる
- 血圧をあげる
- ストレスを発散させ、リラックスさせる
眠気除去の効果は一般的でしょう。
ただ、取り過ぎには注意し、適量を守って好きな飲み物を楽しんでくださいね。
ほうじ茶は少ないけれどカフェイン入り!飲みすぎ注意

ほうじ茶は比較的カフェイン含有量の低い飲み物でした。
ノンカフェインだと思っていた方はがっかりしたかもしれませんが、代わりに妊婦さんと女性に嬉しい血行促進効果や、リラックス効果が期待できることがわかりましたね。
普段なにげなく飲んでいるコーヒーやお茶にもカフェインは含まれています。
過剰反応する必要はありませんが、適量を守って毎日過ごしてくださいね。
とくに妊婦さんはお腹の中の赤ちゃんのことも考えながら、飲み物を選びましょう。