赤ちゃんがビクッとして起きる「モロー反射」いつまで続く?対策は?

赤ちゃんのモロー反射ってかわいい反面、激しすぎて泣いたり、逆にモロー反射が見られない、月齢が大きくなってからも続いていると、不安に感じるママも多いようです。

「もし病気だったらどうしよう」
「病院に行くほどではないけれど心配」
「家でできる対策を知りたい」

と心配するのは当然のことといえるでしょう。

モロー反射は、赤ちゃん特有のかわいい動きです。
あまり気にしすぎず、どうしても気になる方は病院で相談してみてくださいね。

ここでは、モロー反射ってそもそもなんなのかや、注意したほうがよいケースなどをみていきましょう。

モロー反射ってなに?


モロー反射とは、赤ちゃんが刺激を受けたときに身体をビクッとさせて両腕を広げて伸ばす動作で原始反射のひとつです。

原始反射ってなに?

赤ちゃんが、生まれたときから持っている反射運動のことです。

初めてみるときはびっくりするかもしれませんが、赤ちゃんが自分の身を守ることと、運動機能の発達のためになくてはならない運動です。

モロー反射以外の原始反射は以下のものなどがあります。

  • 自動歩行
  • 赤ちゃんを立たせるように支えて足を床につけてあげると、歩いているように足を交互に出す動き

  • 把握反射
  • 手や足のひらに触れた時、反射的に握りしめる動き

  • 吸てつ反射
  • 赤ちゃんが口に入ったものに反射的に吸いつく動き

モロー反射はいつからいつまであるの?

赤ちゃんによって個人差はありますが、モロー反射は新生児期から生後4ヶ月の間にみられます。

首すわりの時期である生後4ヶ月を過ぎると、多くの赤ちゃんはモロー反射がなくなります。

モロー反射が激しくても大丈夫?対策は?


赤ちゃんのモロー反射が激しい場合、心配になってしまう方もいるかもしれません。

赤ちゃんの成長速度と同様に、モロー反射にも個人差があります。

モロー反射が激しい場合は、赤ちゃんのそばではなるべく大きな音を立てない、スキンシップを頻繁にして赤ちゃんを安心させてあげるなどの工夫をしましょう。

おくるみを活用しよう

モロー反射が激しく、赤ちゃんが眠れないようなら、おくるみを試してみましょう。

専用のものがない場合は、少し大きめのバスタオルでも代用できますよ。

おくるみの巻き方を動画で説明しています。
簡単でわかりやすいので、ぜひチャレンジしてみてください。

赤ちゃんを寝かしつけるコツ

赤ちゃんは外からの刺激でモロー反射を起こしているので、寝かしつけるときはなるべく刺激をなくしてあげましょう。

  • 赤ちゃんが眠るところに風や、光が当たらないようにする。
  • 寝かせる前に、ママの腕の体温くらいにベッドを温めておく。
  • 添い寝で安心させてあげる。

注意したいケース

モロー反射が、以下のような場合は少し注意が必要です。
モロー反射ではなく、点頭てんかんの可能性があるかもしれません。

  • 刺激がなくても赤ちゃんがモロー反射のような動きをすることがある
  • 1日に何回も見られることがある
  • 発作的に一定時間ごとにすることがある

モロー反射と似ているけれど違う、点頭てんかんとは?

点頭てんかん(West症候群)は、モロー反射と区別することが難しい疾患です。

モロー反射と、点頭てんかんを見極めるポイントは、赤ちゃんが動くタイミングとそのきっかけです。

点頭てんかんの具体的な症状は?

点頭てんかんの具体的な症状は下記のものなどがあります。

  • 情緒や運動の発達が止まったり、今までできていたことができなくなる
  • 手や足を一瞬伸び縮みさせる動きが頻繁に何度も見られる
  • 眠いときや目を覚ます前後で頭がガクッとなる

モロー反射が全く見られない場合は?


モロー反射がとても弱かったり、全く見られない場合は、核黄疸の可能性も考えられます。

核黄疸ってなに?

核黄疸は、新生児特有の生理的黄疸とは異なります。

生理的黄疸は生後2~3日ごろから現れ、生後1週間ほどで自然に消えていくものです。

対して、核黄疸は新生児期の黄疸が消えずに残ってしまいます
早めに発見して治療するために、毎日赤ちゃんをよく観察してあげてください。

赤ちゃんの様子を見て少し心配だと感じたら病院で相談してみてくださいね。

核黄疸は治療できるの?

核黄疸は、早期発見が大切です。

治療方法は、薬物療法・光線療法・交換輸血療法などがあり、症状の進行度合いによって変わります。

モロー反射が少ない、弱い、というのは、症状でいうと第一段階の初期にあたるので、気付いたらすぐに小児科で相談するとよいでしょう。

発見が遅くなるにつれ、症状は悪化し治療による赤ちゃんの負担も増してしまいます。

また、核黄疸から別の疾患に発展する可能性もあるのです。

モロー反射をする時期が長い場合は?


モロー反射は、首がすわる時期に自然になくなります。

しかし、原始反射が消えているはずの、1歳近くになってもある場合、脳性麻痺発達障害のサインかもしれません。

脳性麻痺ってなに?

脳性麻痺とは、妊娠中から出産後1ヶ月までに赤ちゃんに何らかの原因で脳に障害が生まれ、手や足の運動や姿勢の異常が起こることです。

その他にも、脳性麻痺は核黄疸の治療が遅くなり発症することもあります。

脳性麻痺の症状ってなにがある?

脳性麻痺は、赤ちゃんの体が反り返ったり手足が固くなるなどの症状があります。

他にも、首すわりや寝返り、ハイハイが遅いことから赤ちゃんの脳性麻痺が発覚することがあります。

日ごろから赤ちゃんの成長記録をつけておくと、病気の早期発見につながります。

赤ちゃんの成長記録はあとで見返すと夫婦にとっても楽しいですし、ぜひ実践してみてくださいね。

発達障害ではない?

モロー反射が長く続くからといって発達障害というわけではありません。

しかし、モロー反射などの原始反射は、赤ちゃんの成長をみるための目安になります。

あまり長く続いて不安に思うほどでしたら、病院で相談しましょう。

本当にモロー反射?心配になったら相談しよう


病院で相談したいと思っても、些細なことだし気が引けると感じる方もいるでしょう。

赤ちゃんが生後3~4ヶ月のときに3~4ヶ月検診というものがあります。
ここで心配なことを相談しておくと、子育ての不安が軽くなるのではないでしょうか?

自治体と小児科で受けられるので、早めに調べておきましょう。

自治体の3ヶ月健康診査ってなに?

ほとんどの自治体では、生後3~4ヶ月の赤ちゃんを対象に「3~4ヶ月児健康診査」を無料で行っています。

千代田区では、身体計測や小児科診察、個別相談を受けられます。
個別相談のときに、赤ちゃんの気になることを相談しておきましょう。

八王子市では問診、身体測定、診察(内科)、個別相談(保健、栄養など)、集団指導(保育、離乳食など)、必要なお母さんに尿検査・血圧測定が受けられます。

お住まいの市区町村によって「3~4ヶ月児健康診査」の内容は異なります。

案内が届く時期も違うので、ホームページをチェックしておきましょう。

小児科の3ヶ月検診ってなに?

小児科では予約ができるので都合の良い日に3ヶ月検診を受けられます。

費用は掛かってしまいますが、個別でじっくり相談したい方にオススメです。

小児科以外に産婦人科でも実施している病院があるので、チェックしてみてくださいね。

赤ちゃんとママのために不安をなくそう

自治体の3ヶ月検診と小児科の3ヶ月検診はメリット、デメリットが異なるのでよく考えて受診してくださいね。

自治体の3ヶ月検診は基本的に無料なので、受診することをオススメします。

あらかじめ相談したい内容をまとめておくと、検診がスムーズに済みますよ。

今しか見られないモロー反射を楽しもう


モロー反射をしている赤ちゃんはかわいいですよね。
今しか見られないと思うと、余計に愛おしく感じます。

モロー反射は赤ちゃんならだれでもするものです。

赤ちゃんの成長速度は個人差がありますから、あまり心配しすぎず必要に応じて周りに相談してください。

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