赤ちゃんの熱中症!知っておきたい予防方法や症状と対処法

体温調整の機能が未発達な赤ちゃんをもつパパやママにとって、暑い季節になると熱中症は心配のタネですよね。

でも大丈夫。

パパやママがしっかり対策を取ることで熱中症は防ぐことができます。

この記事では、赤ちゃんが熱中症にかかりやすい原因熱中症サイン対処法気になる予防法、意外と知られていない冬の熱中症について詳しく解説します。

自分でSOSのサインを出せない赤ちゃん。

熱中症から守れるのはパパやママだけです。

予防法対処法正しい知識を身に付け、大切な赤ちゃんを熱中症から守ってあげましょう。

赤ちゃんを熱中症から守ろう!気になる予防法は?


体温の調整機能が未熟なことに加えて、「喉が渇いた!」「暑いよ!」と自分の意思も上手に伝えることができない赤ちゃんは、大人よりもずっと熱中症になりやすいのです。

そんな赤ちゃんを熱中症から守るためには、どんな予防法があるのでしょうか。

こまめな水分補給を徹底する

とにかく大切なのが水分補給

子どもは大人よりもたくさんの水分を必要とします。

離乳食開始前は母乳やミルク、離乳食開始後は白湯や麦茶を、飲みたがる分だけ飲ませてあげましょう。

あまり水分を欲しがらない場合でも、赤ちゃんのからだは水分を欲しているかも。

少量でも、こまめに飲ませてあげることが大切です。

母乳やミルクを飲んでいる赤ちゃんを連れておでかけするときには、事前に授乳室のある場所を確認しておくか、授乳ケープを持っていくことを忘れないで。

離乳食期の赤ちゃんとのおでかけでは、水筒ペットボトルベビーマグは必需品。

夏場はすぐにぬるくなってしまうため、出かける直前に冷蔵庫から取り出すのがオススメです。

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直射日光を避ける

外出時にはなるべく日陰を歩くようにすることはもちろん、ベビーカーに日よけをつけたり、赤ちゃんに帽子をかぶせてたり、なるべく直射日光に当たらないようにしましょう。

「うちの子、帽子がキライでなかなかかぶってくれない…」

そんなときは、赤ちゃんが好きなキャラクターや動物のワッペンやバッジを付けてみるのがおすすめ。

赤ちゃんが楽しみながら帽子をかぶることができるように工夫しましょう。

熱を逃がして快適な温度を維持する

ベビーカーは地面から跳ね返る熱を受けやすく風通しも悪いため、思った以上に熱がこもりがち。

ベビーカー用の保冷材を装着したり、赤ちゃんの背中にタオルを巻いた保冷材を置いてあげるだけでも赤ちゃんの体感温度は変わります。

車のチャイルドシートも熱がこもりやすいので注意が必要。

夏場の長時間のドライブはなるべく避けましょう。

こまめに車内の空気を入れ替えたり、風通しのよい屋外に連れ出して外の空気を吸わせてあげるよう意識します。

抱っこ紐を利用する際は、熱がこもりにくく、通気性のよいものを選びましょう。

室内では、外の気温との差が出過ぎないように気を付けて。

エアコンや扇風機を上手につかい、外の気温からマイナス5度以内を維持しましょう。

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洋服の通気性と着せる枚数に気をつかう

通気性のよい涼しい素材の衣服を着せてあげましょう。

オーガニックコットンにこだわる必要はありませんが、肌触りが良く吸湿性に優れた綿素材のものがオススメです。

赤ちゃんは大人よりも、体の汗腺の密度が高いためとても汗っかき。

そのため着せる服の枚数にも注意は必要です。

基本は

  • 新生児~2ヶ月…大人と同じ枚数
  • 2ヶ月以降…1枚少なめ

と覚えておきましょう。

汗を吸った洋服をそのまま着せているとあせもの原因になったり、体が冷えて風邪をひいてしまうことも。

夏場はこまめに着替えさせてあげることが必須です。

こんな症状があったら要注意!赤ちゃんの熱中症サイン


大人よりもずっと暑さに弱い赤ちゃんは、しっかり予防策を取っていても熱中症になってしまうことがあります。

どんな症状が赤ちゃんの熱中症のサインなのでしょうか。

初期症状と熱中症が進行した危険症状に分けて解説します。

初期症状

  • 機嫌が悪くなり、泣き止まない
  • ミルクや母乳を飲む量がいつもより多い
  • おしっこの量が少ない
  • 顔が赤い
  • 抱っこすると体が熱い
  • 唇が乾燥している
  • 反応が鈍い

このような初期症状が見受けられた段階で、迅速な処置をすることが大切です。

初期症状で正しい処置をすることができれば、熱中症の重症化は食い止めることができます

危険症状

  • 手足が冷たい
  • 目の焦点が合っていない
  • 嘔吐を繰り返す
  • 体温が高いのに汗が出ない
  • けいれんを起こしている
  • 呼吸が苦しそう
  • 呼びかけに応じず意識がおかしい

これらの症状が表れた場合、熱中症はかなり進行していて赤ちゃんはとっても危険な状態。

意識が混濁するほど重度の熱中症の場合、腎障害意識障害運動障害といった後遺症が残ってしまう可能性も…。

応急処置をした上で、一刻もはやく病院に連れて行きましょう

熱中症にも種類がある

熱中症は、気温や湿度が高い環境で起こる、身体の不調の総称

一言で熱中症といってもその症状によっていくつかの種類に分かれるということをご存知でしたか?

ここでは症状別に熱中症の種類を解説します。

それぞれ異なる特徴・症状がありますが、気温や湿度が高い環境で以下の症状が見受けられる場合、まずは熱中症を疑いましょう。

熱失神

高温多湿の環境で皮膚の血管が拡張することで、脳の血流が低下している状態

脈拍が弱く、速くなることが特徴です。

めまい顔面蒼白になる、一時的な失神、といった症状が現れます。

熱けいれん

多量に汗をかくことで体内の水分量・ナトリウム(塩分)量が減少している状態

腕・足・おなかのけいれん筋肉痛手足の痺れ手足のつりといった症状が現れます。

熱疲労

多量に汗をかいたのに水分補給が足りず、脱水症状になっている状態

吐き気嘔吐頭痛意識混濁といった症状が現れます。

熱射病

高温多湿状態で体温が上昇し、意識障害をおこしかねない危険な状態

体温の上昇呼びかけに無反応ふらつき、といった症状が現れます。

赤ちゃんが熱中症のときの症状別対処法


「予防を徹底ししていたのに、赤ちゃんが熱中症になってしまった…!」

万が一のときに落ち着いて対処することができるよう、初期症状、危険症状別の対処法を知っておきましょう。

初期症状のサインがあるとき

機嫌が悪い、ミルクを飲む量がいつもより多い、体が熱い…そんな初期症状が現れた時点で迅速な処置をとり、熱中症が重症化することを防ぎましょう。

1. 涼しい部屋で寝かせる

すぐに赤ちゃんを直射日光の当たらない、冷房の効いた涼しい部屋に移動させます。

洋服のボタンをゆるめ、足よりも頭が少し高くなる頭が少し高い体勢で寝かせましょう。

2. 体温を下げる

おでこ首元わきの下背中股のつけ根を冷やすことで、赤ちゃんの体温を下げます。

濡れタオルやタオルで包んだ保冷材をタオルで冷やしてあげるのがオススメ。

赤ちゃんの体温が39度以上でかなり高温な場合を除き、扇風機や冷房の風を直接体に当てて体温を下げようとするのは危険

赤ちゃんの肌から水分が蒸発し、逆に脱水症状が悪化してしまう恐れがあります。

3. 少しずつ水分補給をする

イオン飲料などの赤ちゃん用の経口補水液、もしくは母乳やミルクなどを、少量ずつ、こまめに飲ませてあげましょう。

「とにかく水分補給をさせなければ…!」と焦って一度に大量に飲ませないことが大切。

吐き出してしまい、かえって脱水症状が進んでしまう恐れがあります。

危険症状のサインがあるとき

呼びかけに応じず意識おかしいけいれんしている嘔吐を繰り返す…といった危険症状のサインが現れたときには、赤ちゃんはとても危険な状態。

冷静に迅速な対応をすることが求められます。

すぐに救急車を!

緊急性が高いため、迷わず救急車を呼びましょう。

救急車を呼んでから救急車が到着するまでの時間は全国平均で約8分~9分

その時間での正しい応急処置が求められます。

救急車を待っている間に応急処置を!

基本的には初期症状のときへの対処をよりスピーディに行うことが応急処置に。

すぐに涼しい部屋に移動し、足を高くして寝かせ、脳へ血液を送ります。

濡れタオルや保冷材をタオルで包んだもので、おでこ・首元・わきの下・背中・股の付け根などのリンパを冷やし、赤ちゃんの体温を少しでも下げましょう。

熱中症は夏だけの症状じゃない!


梅雨の湿度や気温が高くなる時期から真夏にかけて起こりやすいイメージの熱中症。
でも実は熱中症は、夏だけの症状じゃないんですよ。

熱中症予防を怠りがちな冬にも、熱中症の危険は潜んでいます

「かくれ脱水」ってなに?

「かくれ脱水」とはその名の通り、気づかないうちにじわじわと脱水症状が進んでしまった状態のこと。

夏は外が明らかに暑くたくさん汗をかくため、赤ちゃんが「暑い」ということを伝えられなくても、ママは赤ちゃんが水分を欲していることに気が付くことができます。

しかし冬はママ自身が喉が渇きづらく汗もあまりかかないため、赤ちゃんの水分不足になかなか気づくことができません。

大人よりも体温の高い赤ちゃんは冬でも気づかぬうちに汗をかいています。
また冬は夏よりも乾燥しやすく、体の水分も奪われやすい環境。

「かくれ脱水」を防ぐために、冬でも脱水症状への危機意識をきちんと持ちましょう。

「かくれ脱水」になりやすい環境は、お風呂!?

冬に高温多湿で、赤ちゃんが熱中症になりやすい場所はズバリ、お風呂です。

冬は外が寒いため、ついママの感覚で長湯させてしまったり、お風呂の温度を高めに設定しがち。

これらは「暑い」という意思を伝えられず、自分で入浴時間を調整できない赤ちゃんにとって、とても酷な習慣なんです。

お風呂に入る前には赤ちゃんが欲しがらなくても水分補給をさせたり、赤ちゃんの体調が万全でないときは入浴を控えるようにしましょう。

入浴時間は10分以内を目安にし、肩までずっとつからせるのではなく途中でからだを洗うなどメリハリのある入浴を心がけたいですね。

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暖房器具を使うときにはとくに要注意!

ストーブ・こたつ・電気毛布などの暖房器具を使うときには、温度と湿度のチェックを徹底しましょう。

体温が高く新陳代謝も活発な赤ちゃん。

「寒くないように」というママの心配が、かえって冬の熱中症を引き起こしてしまうことも。

暖房器具は本当に寒いときに20度~22度で使用するのにとどめ、なるべく重ね着で赤ちゃんの体温を調整してあげましょう。

厚手のセーターやもこもこのアウターなどで赤ちゃんの体を温めようとするよりも、通気性のよい薄手のものを重ねる方が、体温調整には適しています。

電気毛布は赤ちゃんが夜、眠る前に事前に温めておくのには便利ですが、実際に赤ちゃんが眠るときには電源を切りましょう。

また乾燥や感染症予防のために湿度は50%~60%をキープしましょう。

ただ暖房と加湿器を常につけていると、室内が高温多湿状態になってしまうことも…。

熱中症予防のために、寒い冬でもこまめに暖房を切って外の空気を取り入れたり一時的に加湿器を切ったりして換気することを意識しましょう。

赤ちゃんの熱中症はパパやママの対策で予防できる!


自分で水分補給をしたり、涼しい所に移動することができない赤ちゃんを熱中症から守れるのはパパやママだけ

真夏日に限らず、冬場でもお赤ちゃんの様子をこまめに見守ってあげましょう。

きちんと予防法を実践するのが大前提ですが、もしも熱中症のサインが見られても焦らないで

初期症状できちんと対策することができれば、赤ちゃんの熱中症が重症化するのを食い止めることができます。

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