スマホから依頼できる家事サポート!キッズラインの「産後ドゥーラ」とは?

パソコンやスマホアプリで、ベビーシッターを検索して依頼ができるサービス「キッズライン」。

ママたちの間で口コミが広がり、現在44都道府県で展開しています。

ベビーシッターのほかにも、産前産後のケアもしてくれる「産後ドゥーラ」にも依頼できるそうですが、具体的にどんなサポートをしてくれる職業なのでしょうか?

くわしいお話を聞くため今回、キッズラインに登録している産後ドゥーラ、いおきゆみさんを取材しました。

「産後ドゥーラ」とは?

いおき ゆみ
産後ドゥーラ・いおき ゆみさん

ーー「産後ドゥーラ」とは、どんな職業なんですか?

産前産後のママを支える知識と技術を身につけ、産後ドゥーラ協会に認定された方を「産後ドゥーラ」といいます。

赤ちゃんに特化したサポートをするベビーシッターに対して、「産後ドゥーラ」は産後に限らず、つわりのひどい妊娠中、身動きがとりづらい出産直前などもサポート。

お子さんだけでなく、ママやパパ、ご家族ごとサポートする職業と思ってください。

ーー資格はどうやって取得されるんですか?

約15日間の産後ドゥーラ養成講座を受講して、ママやパパに寄り添えるような技術を習得。

そのあと、筆記試験と面談を合格すると産後ドゥーラの資格を取得できます。

講義の内容は、体調の変化がはげしい妊婦さんのケア乳幼児の保育育児実習産後の食事づくり法律にまつわる講義などがあります。

【産後ドゥーラ養成認定機関】
受講について

いおきさんの絵本

ーーいおきさんは、どうして産後ドゥーラの資格を取ろうと思ったのですか?

もともと、子どもと接する仕事をしていきたいと思っていました。

私には現在、18歳、16歳、10歳の3人の子どもがいます。

自分の子育てがひと段落ついたタイミングで、ベビーシッターになろうと考えていたのですが、産後ドゥーラという職業を知ってから、お子さんだけでなく家族全体のサポートをしたい思うようになり、今から6年前に資格を取得したんです。

ーー資格をとって、よかった点は?

今と昔では、子育て事情もだいぶ変わっています。

産後、ママの体をちゃんと回復させるためには、半年間くらい養生したほうがいいのですが、最近の働くママは産後1ヶ月も経たないうちにパソコン作業など、仕事をはじめる方が多い。

時代とともに変化していく育児スタイルの対応方法が、資格を取るまでの講座でいろいろ学べたかと思います。

いおきさんインタビュー

ーーいおきさんは依頼があったお宅で、最初どんなことをされるのですか?

どんなサポートを希望されているのかをきちんとヒアリングします。

そこで、ママの性格やライフスタイルに合わせてサポートする内容と分量を決めていく感じです。

たとえば、親のように接してほしいという人であれば、頼れる存在としてお話を聞いたり、友だちのように接してほしい人であれば、節度を守りつつお友達のような近い距離感でサポート。

疲れがたまっていて、今はできるだけコミュニケーションを減らして過ごしたいというママでしたら、ゆっくり休めるようにお手伝いします。

いおきさんの料理
いおきさんが作った料理

ーー家事は具体的に、どんなサポートをしているんですか?

「食事の用意、掃除、洗濯、赤ちゃんの沐浴や寝かしつけ」が、おもな仕事です。

ご家庭によってそれぞれサポート体制はことなってくるのですが、そのなかでもメインはやはり「食事の用意」。

最近は母乳で赤ちゃんを育てたいと思われるママがとても多く、母乳が出やすい食を意識したメニュー提供することも増えてきました。

あとは、お部屋のレイアウト変更をすることもあります。

出産ギリギリまで仕事をしている忙しいママは、育児グッズをひととおり買いそろえたけど、赤ちゃんを迎えいれる部屋にできていないというケースもあって、ご希望があれば模様替えのお手伝いもします。

とにかく産後の体を回復するため、ママはできるだけ横になっているのが一番。

産後ドゥーラそれぞれ、仕事のやりかたに差はありますが、みんな同じ気持ちでサポートをしていますね。

夜泣きで疲れたママのサポート

いおきさん取材

ーー赤ちゃんの夜泣きがひどくなってくると、産後うつになるママが多くいます。そんなときはどんなサポートをされますか?

睡眠不足と、なにをしても泣き止まないというストレスがかさなって、産後うつになる方は珍しくありません。

私ができることは、ちょっとしたことでも赤ちゃんの成長や変化を伝えることでしょうか。

赤ちゃんは、生後3ヶ月くらいから表情やしぐさが少しずつ増えてきます。

「笑うようになってきましたね」とか、そういうことをさりげなく伝えることで、育児の喜びを感じやすくなるかなと思っています。

あとはママの仮眠が取れるように、寝かしつけのサポートもします。

ーー産前で依頼する方には、どういったサポートをされるんですか?

過去には切迫早産で入院されたママがいらっしゃって、お家の家事全般のご依頼がありました。

ご主人も病院に通っているので、お家のことがなかなかできないし、外食されることが増えていく。

そこで私が自宅で料理を作ったり、入院先でママの洗濯物を預かってお家で洗って次回に届けたり、 「今日はこんなご飯をご主人に作りました」とママに報告したりといったサポートをしました。

ほかには、食事ができないくらいつわりが大変な方のお宅へうかがうこともあります。

ーーでは最後に、いおきさんは産後ドゥーラのどういったところにやりがいを感じていますか?

出産前、出産の日、出産後と、私がサポートをしてきたご家族があって、お子さんがある程度大きくなってきたころ、「産後ドゥーラとしてのサポートを卒業です」と言われるとき、寂しい瞬間でもあるのですが、自分の仕事をやりきったという達成感が味わえます。

あとは、「いおきさんがいつもサポートしてくれて本当に助かっています」というお声をいただくと、ほんとうにこの仕事をやっていてよかったなといつも思います。

そういうときに、やりがいを感じます。

(取材・文・写真/「赤ちゃんの部屋」編集部)
(取材協力/キッズライン